内分泌(ホルモン)の病気

犬の糖尿病にサプリは効果ある?期待できる栄養素について!

犬の治らない病気の一つであり、
一生涯にわたって治療が必要なのが
糖尿病です。

 

糖尿病は、さまざまな合併症が
起こるため、治療も厄介であり、
血糖値の管理もなかなか難しいことも
あります。

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犬の糖尿病の多くは、インスリンの
投与と食事療法による治療が必要に
なるタイプです。

 

血糖値のコントロールがうまく
できれば症状の軽減や合併症の予防
にもなり、元気に生活させてあげる
ことも可能ですが、どうしても犬の
場合には、早期発見が難しいため、
分かった時点で進行していたり合併症
を起こしていることが多いです。

 

そのため、治療も難しいところが
あるのですが・・

 

そんな時は、少しでも何か体に良いことを・・

お薬ではなくサプリメントとか・・

なんて頼りたくなってしまいますよね。

 

今は、人もそうですが犬や猫のペット
でもさまざまなサプリメントの需要が
増えてきていますし、サプリを飲ませる
ということ自体、珍しいことでもなく
なってきている時代です。

 

サプリは健康補助食品であり、
薬剤ではないため、効果に関しては
イマイチ?というものも多いですが。

 

その分、副作用の心配がない点では
安心と言えますが。
ただ、どんな栄養素がどのように作用
して有効性が期待できるのか?などは
しっかり把握して目的に合ったものを
与えたいですよね。

 

こちらでは、犬の糖尿病に効果が
期待できそうな栄養素やサプリメント
についてまとめてみましたので参考に
してください。

 

<糖尿病の予防、改善に効果的な成分について>

 

犬の糖尿病については、まだ人ほど研究
が進んでおらず、サプリなどの成分の
有効性などもほとんど検証は行われてません。

 

また同じ糖尿病でも人の糖尿病とは
発症のメカニズムや病態が少し異なります。

 

ただ、糖尿病を起こしている体の
状態としては同じであり、それによって
起こる症状や合併症などは人も犬も
同様です。

 

さらに、治療にインスリンの投与が
必要なこと、食事療法が重要である
ことなども同じです。
犬は人で言う1型糖尿病(インスリンの
分泌、作用不足による)がほとんどです。

 

ですから、こちらでは主に人の糖尿病
において有効性が期待できるとされて
いる成分や栄養素について、さらに
それらの中から犬にも摂取が推奨できる
ものをまとめていきます。

 

糖尿病の予防や改善に効果的だと
されている成分は主に以下になります。

 

【オメガ3脂肪酸】

オメガ3脂肪酸は、不飽和脂肪酸の一つで
EPA・DHA・αリノレン酸などがあり、
体内のさまざまな機能に重要な健康オイル
として知られます。

 

このオメガ3脂肪酸が、1型糖尿病に起こる
手足のしびれや痛みなどの神経障害を改善
する可能性があることが、研究で明らか
になっています。
(米国神経学会の発行する医学誌
「Neurology」に発表)

 

神経障害は糖尿病の合併症として多く
起こるものですが、研究チームが
糖尿病患者に対して多発性神経障害が、
オメガ3脂肪酸の補充によって改善されるか
について試験を行なった結果、オメガ3が
体の微小な神経線維の損傷を食い止め、
神経線維の再生を促す可能性が示された
と報告されています。

 

また、オメガ3には、

*血液中のLDLコレステロールを上げず、
中性脂肪を下げる作用

*血圧を下げる効果

*血流改善効果(血液を固まりにくくする)

などもあるため、心筋梗塞や脳梗塞など
糖尿病の合併症を予防する効果、また
糖尿病のリスクを下げる効果が期待できる
とされています。

 

【カルシウム】

カルシウムはすい臓の細胞に働きかけ、
インスリンの分泌を促すシグナルを
送る役割があります。

 

カルシウムが不足するとこのシグナルが
正確に伝わらず、インスリン分泌にも
悪影響を与えます。

 

人の研究ではカルシウム(乳製品)
摂取量が最も高いグループでは最も
低いグループに比べ、糖尿病発症の
リスクが約30%低くなることが分かっています。

 

【ビタミンD】

ビタミンDは肝臓と腎臓で活性化され、
活性型ビタミンDになります。
活性型ビタミンDは、すい臓のβ細胞に
直接作用し、インスリンの分泌を促進
する働きをしています。

 

ビタミンDが不足すると、この働きが
低下し、インスリンの分泌の機能が
悪影響を受けると考えられています。

 

人の研究では、ビタミンDの摂取量と
糖尿病の発症リスクには、有意な関連
は見られなかったのですが、ビタミンD
の摂取量が多い群では、カルシウム
摂取量が高いと糖尿病のリスクが低く
なるという関連が明らかになっています。

 

これによってカルシウムとビタミンD
の相乗効果によって糖尿病の発症リスク
が下がると考えられています。

 

【ビタミンB群】

ビタミンB1やB2などは、糖質や脂質の
代謝を助けたり、神経の働きを正常に
保つ働きがあります。

 

【ミネラル】

マンガン、クロム、リン、カリウムなど
のミネラルは、インスリンの糖代謝作用
(血糖値を下げる)を助ける働きがあります。

 

【ミドリムシ(ユーグレナ)】

ミドリムシは、小さな微生物で藻の一種
です。(学名=ユーグレナ)

 

植物と動物の両方の特徴を有し、
ビタミンやミネラルなど59種類の
栄養素(人が生きるために必要な
栄養素すべて)を含む未来食材として
注目されている成分です。

 

このミドリムシの色素成分である
「カロテノイド(ジアトキサンチン)」は
血糖値の上昇を抑える効果があることが
マウスを使った実験によって明らかに
なっています。

 

また、ミドリムシだけにしか含まれない
「パラミロン(ブドウ糖がつながってできて
いる多糖類)」という成分は、血中の
コレステロールを減らす効果があり、
体重増加の予防や動脈硬化などのリスク
を減らすことも分かっています。

 

さらにこのパラミロンから作った物質
(カチオン化パラミロン誘導体)を与えると
インスリンの分泌を促進する働きをもつ
ホルモンGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)
が3倍多く分泌されることも確認されています。

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<糖尿病の犬が摂取しておくと良い成分について>

 

上記に挙げたものが主に人の糖尿病
において、効果が期待でき、摂取が
推奨されている成分です。

 

ただ、人と犬では必要な栄養素にも
少し違いがありますので、犬では摂取には
注意が必要なものもあります。

 

特にビタミン類は、通常のドッグフードは
もちろん、糖尿病の療法食でもしっかりと
強化されていますので、特にプラスで
与える必要性はないと思われます。
(ビタミンDなどの脂溶性ビタミンは
過剰摂取による害の心配が出てきます。)

 

ただし、手作り食などでビタミン食材
が不足していると思われる場合などは
プラスする必要性がある場合もあります。

 

また、カルシウムなどミネラル類も重要
ですが、基本的にドッグフードには
必要量が配合されていますので特にプラス
で摂取する必要性はないです。
そしてミネラル類も過剰摂取で害
あるものが多いです。

 

特に合併症で腎臓に影響が出ている
場合などは、ミネラルの摂取は控える
必要性があります。

 

これらのことから、糖尿病の犬に
プラスで与えて良い効果が期待できて
安心な成分とすれば
【オメガ3】または【ミドリムシ】
かなと思います。

 

もともと、オメガ3は他さまざまな
病気においても効果が高いことで
知られていますので与えておいて
間違いはないです。

 

オメガ3は、犬用のサプリメントなども
ありますが、人用のフラックスシード
オイル(亜麻仁油)などをティースプーン
一杯程度食事に混ぜてあげても大丈夫です。

 

ペット用のものとしては、以下が
おすすめです。

『鮪の油』
国産原料、国内加工、完全無添加の
液体タイプのオメガ3です。

 

『メガオメガ3』

ホリスティックケアシリーズ
『アズミラ』のジェルカプセルタイプ
のオメガ3です。

他カプセル製品に比べ、1カプセル当たり
のオメガ3含有量が高いです。

 

 

そして、ミドリムシもペット用の
ものがあります。

【ペット用 バイオザイムワン 30g】

人用のミドリムシサプリを販売している
会社がペット用も製品化しています。

このバイオザイムワンは、
DHAやEPAなどオメガ3も配合されて
います。
ただ、カルシウムも添加されています
が、量的には過剰を心配するほどでは
ないため大丈夫ですが、もし腎臓に
影響が出ている場合には、念の為獣医師
に確認すると安心だと思います。

 

ミドリムシは、その特性から
さまざまな有効性が期待できる
成分ですが、その割に価格も高く
ないため続けやすいと思います。

 

また、こちらで紹介している
糖尿用の療法食もオメガ3が強化
されていて品質も抜群なのでおすすめ
です。↓
ドッグフードで糖尿病ケア!安心の無添加療法食で糖質制限を!

 

犬の糖尿病の治療で重要なのは
適切なインスリンの投与と食事療法
です。

 

ただ、それらの治療でコントロール
が難しいような場合や、少しでも
体のケアをと言う場合には前述した
ような栄養素を試してみるのもいいと
思います。

 

少しでも体調良く過ごさせてあげたいですね。

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