犬の糖尿病と腎臓の関係!合併症による腎不全の進行や症状など!

犬の病気で特に高齢になってくると
増えてくるのが腎不全で、一度ダメに
なった腎臓機能は回復しないことから
死因の上位にも挙げられている病気です。

 

慢性腎不全は犬の代表的な疾患の一つ
で、多くの場合、加齢に伴って徐々に
腎臓の機能が衰えてくることで発症します。

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その他、若年齢で発症する場合には
先天性であったり、急性腎不全から
の移行、また他の病気の合併症など
があります。

 

そして、他の病気に伴う合併症で多いのが
心臓疾患糖尿病によるものです。

 

いずれも犬では多い病気ですね。
特に犬も寿命が伸びてきており、高齢化
も進んでいることから、それらの病気も
増えてきています。

 

犬の糖尿病の多くは、インスリン欠乏
によるもので治療にはインスリンの投与
が必要になります。

 

インスリンによって高血糖を防ぐことが
腎不全を含む他さまざまな合併症の予防
にもなります。

 

ただ、犬の場合、糖尿病は早期発見が
難しいこともあり、診断時にはすでに
合併症が出ていることもあります。

 

また、インスリン療法による治療に
おいても、他に基礎疾患がある場合
などはインスリンが効きにくいことなど
もあるため、血糖のコントロールが
難しいことがあり、高血糖状態が続く
ことで合併症のリスクも高くなります。

 

こちらでは、犬の糖尿病が腎臓に与える
影響、合併症として起こりうる腎不全
についてなど、まとめてみましたので
参考にしてください。

犬の糖尿病のインスリンについて!効かない場合の原因など!

 

<犬の糖尿病が腎臓に与える影響について>

 

腎臓には、糸球体と言われる
「ろ過機能装置」があります。

 

この糸球体は、毛細血管がたくさん
集まった集合体で体に不必要な老廃物
や塩分をろ過し、尿として体外に排泄
しています。
一方、体に必要なタンパクやミネラル類
などは、糸球体を通過せず体の中に戻されます。

 

このような生命維持に不可欠な
重要な働きをしているのが腎臓の糸球体です。

 

そして犬の糖尿病は、血糖値を下げる
ホルモン(インスリン)の作用不足に
よって、慢性的に血液中の血糖が多い
状態(高血糖)となり血糖値が持続的に
高くなる病気です。

 

高血糖の状態が続くと、血管の内側に
コレステロールなどが付着していき、
血管壁が厚く、硬くなり柔軟性が失われ、
血液の流れが悪くなる現象がおきます。
これが動脈硬化と言われる状態で、
糖尿病による「血管合併症」です。

 

この糖尿病の血管合併症は、
大きく分けると、

【細小血管障害(細い血管にみられる合併症)】

【大血管障害(太い血管にみられる合併症)】

の2つがあります。

 

細小血管が障害を受けると、網膜症など目に
起こる合併症腎臓の障害(腎不全など)
足などにみられる神経障害などが起こります。
これらは糖尿病の代表的な合併症です。

 

大血管が障害を受けると、心筋梗塞
脳梗塞などが起こるリスクが高くなります。

 

そしてこの大血管の障害は糖尿病の他、
さまざまな病態が重なって起こりますが、
細小血管の障害は、高血糖がもっとも
影響を与えます。

 

腎臓の糸球体は、細小血管(毛細血管)
のかたまりです。
ですから、その毛細血管に障害を
受けると「ろ過機能」が正常に働かなくなります。

 

そうすると、老廃物の排泄もできなく
なってきますし、尿中にタンパクが
漏れ出したりなど障害が起こります。
これを糖尿病性腎症と言います。

 

そしてその状態が進行すると最終的
には腎不全となります。

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<糖尿病性腎症について>

 

糖尿病性腎症は、一般的な慢性腎不全
の経緯と同じく、初期には目立った
症状は出ないため、発見が難しいです。

 

病気が進行してくると、

*多飲多尿
*食欲不振
*体重減少

などが見られますが、これらは糖尿病
でも同様の症状があるため、見過ごされがちです。

 

糖尿病の犬で、オシッコにタンパクや
アルブミンが出ている場合には、
糖尿病性腎症の可能性があり、早期
の時点で、適切な血糖値の管理と腎臓
機能の補助のための治療を行えば、
進行を抑制することができる場合もあります。

 

ただ、進行を遅らせたとしても最終的
には腎不全となってしまうことがほとんどです。

 

また、犬の場合は、それらの異常が
みられた時には、すでに腎不全に
陥っていることも多いです。

 

糖尿病性腎症でも基本的に行う治療
としては、慢性腎不全の治療と同じです。
(食事療法や老廃物除去のための
薬剤投与、その他合併症の状況に応じて)

 

そして、糖尿病は治らない病気です。
一生涯、インスリンの投与が必要に
なります。

 

そして、腎不全も治らない病気です。
一生涯、腎臓の補助のための薬剤投与
や高血圧や貧血など合併症に対する
治療が必要になります。

犬の慢性腎不全が回復する可能性は?治療や経過について!

ですから、糖尿病から合併症で
腎不全になってしまった場合には、
そのどちらも並行して治療を行なって
いかなければなりません。

 

どちらの病気に対してもさらなる
合併症を起こさないように管理して
いくことが大事です。

 

腎機能の数値にもよりますが、
インスリン投与によって血糖値を
良好に維持することができれば、
腎不全の悪化も抑制できるので、
腎機能補助の治療を続けていく
ことで、ある程度余命を伸ばすこと
も可能です。

 

ただ、糖尿病と腎不全という状況では
治療もなかなか難しいという現状も
あり、あまり良い経過は辿らない
ことも多いです。
(糖尿、腎臓ともにどの程度の進行
状況かによります)

 

また、特に高齢の場合には、
腎不全の発症も多いことから、
糖尿病による合併症ではなくすでに
腎不全となっていることもあります。

 

その場合には、糖尿病によって
さらに腎不全の進行を早めることに
もなってしまいます。

 

いずれにしろ、早期に適切な治療を
行うためにも、定期的に全身の状態を
チェックするための検査を受けること
が大事になります。

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