神経・精神疾患

犬のてんかんの療法食(フード)の成分や有効性、価格など!

犬のてんかんは、人と同じで
てんかん発作を繰り返す脳の慢性疾患で、
脳の神経細胞に異常な電気的興奮が
起こることで、けいれんなどの
さまざまな発作が起こります。

 

治療の基本は、発作を起こしにくく
するためのお薬(抗てんかん薬)の服用
を継続することです。

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犬にもさまざまな疾患があり、
代表的な病気に対しては、進行を防いだり、
症状を軽減させるための治療の一環として
食事療法が推奨され、病気ごとに専用の
療法食(ドッグフード)があります。

 

病気にもよりますが、薬剤などよりも
療法食の効果の方が高いとされる場合
もあり、食事療法はとても重要です。

 

しかし、すべての疾患に対して
療法食が準備されているわけでは
なく、『てんかん』に対してはこれまで
専用の療法食と言えるものはありませんでした。

 

でもやっと犬のてんかんに対しても
専用の療法食が発売になります。
(2019年6月1日より全国発売)

 

こちらでは、その新たなてんかん用
療法食の有効成分や作用、価格、購入法
などについてまとめてみましたので参考
にしてください。

犬のてんかん!気温や気圧、天気や季節との関連性について!

 

<犬のてんかんの療法食誕生!>

 

最先端の科学的知見に基づいて開発
されたペット用療法食!
【ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット】が発売!

 

ピュリナ社は、100年以上の歴史を
もつペットケアカンパニーで、
アメリカやスイス、フランス、
オーストラリアに研究所を持ち、
2,500件以上のペットの栄養に関する
特許を取得・申請している会社です。

 

その代表的なペットフードの
プロプランシリーズは日本の他、
アメリカ、フランス、オーストラリア、
アルゼンチンなどで発売されています。

 

プロプランは、これまでも一般食では
色々なタイプがあり、比較的人気が高い
フードでしたが、そのプロプランの
療法食シリーズ(ベテリナリーダイエット)
の誕生です!


このベテリナリーダイエットシリーズ
では、消化器ケア、食物アレルギー、
尿路ケア用などいくつかの療法食が
製品化されていますがその一つが、
てんかん認知機能低下など、いわゆる
脳に関連する疾患をサポートするための
【犬用 NC ニューロケア】です。


出典:https://www.proplanveterinarydiets.com/

 

<犬用 NC ニューロケアの特徴について>

 

犬用NCニューロケアは、

*特発性てんかん 

*認知機能低下症

の栄養管理をサポートするための
療法食です。

 

脳に良いとされる栄養素で代表的な
【中鎖脂肪酸】【オメガ3脂肪酸】
配合されています。

【中鎖脂肪酸】

中鎖脂肪酸は、MCTオイル
(Medium Chain Triglyceride=中鎖脂肪酸)
とも呼ばれ、人でも健康オイルとして
人気が高いですね。

 

中鎖脂肪酸は、ヤシ科植物の種子
の核の部分に含まれる天然成分
ココナッツオイルなどにも多く含まれます。

 

脳のエネルギー源はブドウ糖ですが、
ブドウ糖の不足すると『ケトン体』
が利用されます。

ケトン体:体の中で脂肪が変化して
作られる物質、主に肝臓で作られ、
エネルギー源として利用される。

 

このケトン体を効率的に作り出すのが
中鎖脂肪酸で、脳の栄養不足を補う
作用があるとされています。

 

人の認知症では中鎖脂肪酸による
有効性は認められています。

 

犬のてんかんでも中鎖脂肪酸摂取の
研究は行われています。

 

その結果、中鎖脂肪酸を投与したてんかん
の犬の74%で発作の頻度が減少
約半数の犬で発作の頻度が50%に低下
さらに14%の犬では発作が認められなく
なった(発作の頻度が100%減少)という
結果も報告されています。

 

【オメガ3脂肪酸】

オメガ3は、DHAやEPA、
α-リノレン酸などで知られる
多価不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)の一種で
健康オイルとして有名です。

 

オメガ3は、血流改善や神経細胞活性化
など、体にとってさまざまな良い効果
をもたらす万能オイルです。

 

てんかんに対してマウスを使って
行われた実験によると、
DHAを摂取すると脳内でエストラジオール
という女性ホルモンの一種の合成が活性化
され、増加したということです。

 

このエストラジオールは、神経疾患や
有害化学物質から脳を守る働き
(脳内で記憶・学習の亢進、神経保護作用
など)を有しているエストロゲンです。

 

そしてDHAを摂取したマウスは、
てんかんに伴うけいれんの発症が大きく
抑制されたとのことです。
(脳内のエストラジオール合成を薬物
で阻害すると、けいれんは悪化)
また、脳内の酸化ストレスも軽減されて
いたとのことです。

 

このことから、DHAは、てんかん発作の
予防に効果的だと報告されています。

 

その他、
ビタミンEやCなどの抗酸化成分を強化
除脂肪、筋肉量を維持するための
高タンパク質処方など。

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<犬のてんかんに対するNCニューロケアの効果について>

 

犬用NCニューロケアは、日本での発売
は2019年6月ですが、海外ではすでに
発売されています。
アメリカでは、2017年に製品化されて
います。

 

そして、ニューロケアの臨床実験に
よると、薬物療法で効果がない(反応
しない)難治性てんかんの犬の71%で発作
の回数が減少したとのことです。
さらにその中の48%の犬が発作の回数
が半分以下に、14%が発作がなくなった
とのことです。

 

また、実際に海外のユーザーさんの
レビューも高評価で、発作の軽減効果が
多く報告されています。

 

抗てんかん薬でも完全に発作を
コントロールするのは難しいですし、
難治性のてんかんも多いですから、
それが食事療法でコントロールできる
ようになるというのは素晴らしいことですね。

 

お薬の効果が見られないてんかんは
もちろんですが、基本的に一生飲み続け
なければならない抗てんかん薬を
減らせたり、場合によっては休止
できる可能性も期待できます。

 

抗てんかん薬は、飲み続けると
副作用の心配もありますので、
できれば少ない投与量で維持できれば
嬉しいですから、療法食と併用する
ことでそれが可能になるかもしれません。

犬のてんかんの薬の種類や副作用など!やめるとどうなる?

これまでは、てんかんケアに
中鎖脂肪酸やオメガ3などは
サプリメントとして摂取する感じ
でしたが、食事に配合されていれば、
一石二鳥ですね。

 

<犬用NCニューロケアの購入法、価格など>

 

犬用NCニューロケアはドライフード
のみで規格は1kgサイズとなっています。

価格¥2,617(税込)

 

犬用NCニューロケアの原材料:
チキン、チキンミール、コーングルテン
ミール、ビール醸造所、イエローコーン、
粉砕小麦、中鎖トリグリセリド植物油、
トウモロコシ胚芽ミール、大麦、天然香料、
魚油、乾燥卵製品、L-アルギニン、
小麦ふすま、魚食事、リン酸一カルシウム
および二カルシウム、塩化カリウム、
塩、炭酸カルシウム、L-リジン一塩酸塩、
ビタミンE、塩化コリン、L-アスコルビル-2-
ポリリン酸(ビタミンC)、硫酸亜鉛、
硫酸第一鉄、ナイアシン、硫酸マンガン、
ビタミンA、チアミンモノニトレート、
大豆油、パントテン酸カルシウム、
ビタミンB-12、硫酸銅、リボフラビン、
ピリドキシン塩酸塩、ニンニク油、葉酸、
ヨウ素カルシウム、ビオチン、ビタミンD -3、
亜セレン酸ナトリウム

 

犬用NCニューロケアは、療法食に
なりますので、獣医師の処方が必要になり、
指示に従って給与する必要があります。

 

「ピュリナ プロプラン ベッツサポート」

基本的には、動物病院自体に在庫として
用意されるのではなく、獣医師が診察後、
犬用NCニューロケアを推奨する場合、
飼い主さんに対して指導管理を行なった上で、
ベッツサポートに情報を登録。

その通知をもらった飼い主さんが
ネスレピュリナ社に療法食を注文、購入
(直接自宅に配送)という流れになります。

今は、療法食もネットで自由に購入
できることが多いですが、療法食は
あくまでも治療の一貫であり、誤った
方法で与えてしまったり、定期的な診察
を受けないで与え続けたりなどで病状の
経過が把握できなかったりで治療に悪影響
を与えるという問題も多くなっています。

 

そのため、ピュリナ プロプラン
ベテリナリーダイエットシリーズでは、
一般的なネット販売は行われません。

 

ですから、まずはかかりつけ医に
よる診察、指導を受けて詳細を確認
してくださいね!

 

てんかん発作の軽減、抑制、そして
抗てんかん薬の減量に期待しましょう!

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