犬の老化で見られる皮膚の異変とは?病気の可能性にも注意!

人も犬も歳をとります。
特に人より大幅に寿命の短い犬の場合、
人の何倍ものスピードで歳をとって
いきますから、老化の速度も早く
感じてしまいますよね。

 

そして、老いるということは、
体のさまざまな能力の衰退や喪失が
起こってくることです。

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人を含め全ての生き物で老化は
避けられないことですが、動物種に
よって老化が見た目に現れやすいもの
とそうでないものがあります。

 

自然界で生きる動物にとっては、
【老化(衰え)=敵に狙われやすい(危険が増す)】

ですから、それが生死を分けることに
直結するような生態を持つ動物種の場合には、
外見上は老化が現れにくくなっています。
また、それを隠すという習性があります。

 

群れを作らず単独で生きるネコ科動物
などがそうですね。
そのため、二大ペットとして犬と肩を
並べる猫は、老化が見た目では分かりにくいです。

 

それに比べ、群れを形成して生きる犬の
場合には、仲間の庇護があるため、老化
による変化が見た目に分かりやすいです。

 

老化は見た目だけでなく、体のさまざまな
ところで起こっていますが、やはり
外見上の変化は一番気付きやすいですよね。

 

犬の場合、全身を覆う皮膚や被毛に
見られる変化で老化を意識させられる
ことが多いのではないでしょうか。。

 

ただし、高齢犬になって見られる
皮膚などの異常は、老化だけが原因では
ないこともあります。

 

こちらでは、犬の老化に伴う皮膚や被毛
の変化とその時の体の状態など、また
病気の可能性のある皮膚異常などについて
まとめてみましたので参考にしてください。

 

<犬の老化と皮膚や被毛に起こる変化について>

 

老化とは、成熟期以降に起こる生理機能
の衰退を意味し、心身の一連の退行的
な変化(適応力の低下)のことです。

 

基本的に成長期を過ぎればその後は
老化していくわけですが、老化の
スピードが加速するのが犬の場合は
6〜7歳以降(人では40歳〜)とされています。
(犬種によっても異なります)

 

これは、その年齢になると酸化ストレス
から体を保護する「抗酸化酵素」
能力が急速に低下してくるためと考えられています。

 

そして、老化のスピードにはさまざまな
外的環境も影響しますし、持って生まれた
体の細胞や組織によっても異なってきます
ので、同じ年齢でも若々しかったり・・
また逆の場合もありますよね。。

 

特に犬の場合は、犬種によって見かけが
全く異なりますので、同じ犬種で比べて
みないと比較は難しいかもしれませんが・・
ただ、どんな犬でも老化は確実に進んでいきます。

 

そして、さまざまな老化現象の中で見た目
に一番影響が出てくるのが「皮膚の老化」です。

犬の場合は、皮膚を覆う(守る)「被毛」
も同様ですね。

 

皮膚は全身の細胞と共に老化していきます。

そして皮膚細胞の老化の原因は主に、

*皮膚の乾燥
(体内水分量・角質の潤いを保つ保湿成分が加齢と共に減少)

*代謝速度の低下
(表皮細胞の機能が低下)

*活性酸素によるダメージの蓄積
(細胞の酸化)

などがあります。

 

これらは、基本的に自然老化から
くるものです。その他、外的要因としては、
紫外線の影響も挙げられますが、犬の場合は
体の大部分が被毛で覆われているため、
人ほど紫外線の影響による皮膚老化は激しくはありません。

 

ただし、犬も同様に紫外線を浴びることに
よる影響はありますので犬種にもよりますが
被毛が薄かったり短かったりで皮膚に紫外線
を受ける機会が多い場合には皮膚老化の
スピードも早くなります。

 

そして、細胞の老化によって見られる
皮膚や被毛の変化が、

*皮膚のカサカサ(フケの増加)

*皮膚の菲薄化(薄くなる)

*シミができる(被毛、皮膚の色にもよる)

*イボができる(皮膚の良性腫瘍の一種)

*脱毛(全体的に被毛が薄くなる)

*白髪(特に顔面や頭部に多い)

などです。

 

これらは、基本的に自然な老化現象に
よる皮膚変化であり、心配することでは
ありません。

 

ただし、皮膚老化によって起こる変化
ではない皮膚異常(病気が原因)も高齢の犬
では非常に多くなってきます。

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<高齢犬で多い皮膚や被毛の異常が見られる病気について>

 

前述した皮膚老化によって見られる
変化と異なる症状の場合には、何らか
の病気の可能性が非常に高いです。

 

犬も高齢になってくると、体の免疫力
(抵抗力)が低下してくるため、さまざまな
病気にかかりやすくなります。
そしてそれは皮膚疾患も同様です。

 

犬はもともと皮膚病が非常に多いですが、
皮膚の抵抗力が落ちることでさらに発症
しやすくなります。

 

そして高齢になってくると内分泌系の
疾患による皮膚異常も多くなってきますし、
皮膚がん(腫瘍)なども増えてきます。

 

中〜高齢の犬で増えてくる皮膚や被毛の
異常が見られる病気で主なものは以下に
なります。

 

【皮膚疾患(膿皮症や真菌症など)】

犬で最も多いとされる膿皮症や真菌症
などは、皮膚の抵抗力が落ちることによって
感染、悪化しやすくなり、皮膚炎や脱毛
起こします。

犬の膿皮症は人や他の犬にもうつる可能性はある?原因は?

 

【甲状腺機能低下症】

甲状腺ホルモンが不足する病気で
主に皮膚に分かりやすい症状(黒ずみや
脱毛など)が現れます。

犬の甲状腺機能低下症!皮膚の脱毛などの原因や症状と治療法!

 

【副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)】

副腎皮質ホルモンの過剰分泌によって
起こる病気で、皮膚症状では、黒ずみ、
石灰化、脱毛などが起こります。

犬のクッシング症候群!皮膚異常や脱毛の原因と他の症状など!

 

【皮膚がん】

皮膚にできるイボには良性の腫瘍の場合も
ありますが、悪性(がん)の場合もあります。
がんも加齢に伴い増えてきます。

犬のイボやしこりは癌の可能性も?悪性度の高い腫瘍の特徴!

 

これらの病気の中には、老化に伴う
皮膚や被毛の変化だと思われがちな症状
もありますが、基本的に以下の皮膚状態
の場合には、自然な皮膚老化によるもの
ではなく、何らかの異常であり、病気の
可能性が高いです。

 

*皮膚の広範囲な黒ずみやそれに伴う脱毛

*皮膚の赤み(炎症)がある

*白いフケではなく黒いボツボツが落ちる

*左右対称の広範囲な脱毛

*部分的なハゲ(脱毛)

*硬いイボやシコリ(大きくなってくる)

*かさぶたができて治らない

*激しい痒みがある

*皮膚や被毛以外の症状もある
(行動変化や体型変化、体重増加、元気消失など)

 

これらの症状がある場合には早めに
受診しましょう。

高齢犬におすすめのドッグフードとは?栄養素や原材料など!

 

<高齢犬の皮膚ケアについて>

 

加齢に伴う皮膚変化であり、病気などの
可能性がない場合には、自宅で適切な
ケアをしてあげることで皮膚老化を
遅らせたり、老化に伴う症状を軽減させ、
健康な皮膚を保つことできます。

 

おウチでできるケアとしては、

*皮膚を清潔に保つ

*抜け毛を除去する

*皮膚の保湿(場合によって)

*高齢犬に適切な良質な食事

*皮膚や被毛に良い栄養素(サプリなど)の摂取

などです。

 

皮膚を清潔に保つのはもちろんですが、
過剰なシャンプーなどは皮膚の乾燥を
ひどくさせてしまいますので注意しましょう。

 

ブラッシングで抜け毛を除去して
ホットタオルなどで汚れを拭き取って
あげるだけでも大丈夫です。
ブラッシングには皮膚のマッサージ効果
もあり、血流が良くなりますので皮膚にも
被毛にもいいです。
また、スキンシップにもなりますね。

 

また、犬種にもよりますが長毛の犬の
場合、皮膚の状態が分かりにくかったり、
また毛玉ができやすく皮膚のケアも大変に
なってきますので被毛はある程度短くして
おくとお手入れが楽です。
(ただし短すぎると体温調節に影響が出たり
紫外線の害も受けやすくなるため注意しましょう)

 

そして基本的に高齢犬では皮膚の乾燥が
見られますので、それによってフケが
多い場合や痒みを伴う場合などは、保湿
ローションなどを塗ってあげるといいです。
特に冬場など乾燥の激しい時期には
効果的です。

犬の皮膚の保湿剤やクリームおすすめ!乾燥やフケ,痒みなど!

 

また、皮膚や被毛の状態には、多くの
栄養素が関わっています。
良質なフードを与えることはもちろん
ですが、特に皮膚や粘膜を健康に保つため
に効果的な栄養素の摂取もおすすめです。

犬の脱毛に効果的なサプリおすすめ!皮膚と被毛の健康維持に!

 

これらケアを行うことで、加齢による
抵抗力低下によって発症しやすくなる
皮膚疾患などの予防にもなります。

 

また、皮膚のみならず体全体の健康にも
つながりますのでぜひ実践してみてください。

 

なるべく健康で苦痛や不快な思いを
させることなく、残りの犬生をゆったりと
過ごさせてあげられるといいですね。

最後までしっかりとお世話してあげましょう。

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