泌尿器の病気

犬の腎不全(腎臓病)で皮膚に見られる異常!症状や原因など!

犬の腎臓病で多いのは高齢に伴って
発症が増えてくる慢性腎不全です。

 

慢性腎不全は、進行がゆっくりで
特に初期では分かりやすい症状が出ない
ため、病気が分かった時点では進行して
いることが多く、また治すことのできない
病気のため、犬の死因の上位に挙げられる
怖い病気の一つです。

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腎臓は、体内の老廃物や水分などを排泄し、
尿をつくるための臓器として知られますが
それ以外にも生命と健康を維持するために、
とても重要な働きを担っている臓器です。

 

そのため、腎不全(腎臓機能の低下)になると、
全身に悪影響を及ぼし、さまざまな合併症
を引き起こします。

 

それは見た目では分からない体の中の
ことであったり、また外見上にも色々な
変化が起こってきます。

 

こちらでは、慢性腎不全の犬に見られる
皮膚の異変について、原因や症状、体の
状態、対処法などをまとめてみましたので
参考にしてください。

犬の慢性腎不全の口臭!原因や対処法、おすすめサプリなど!

 

<犬の慢性腎不全と皮膚症状について>

 

慢性腎不全の犬で見られる皮膚の異常は
主に、

【脱毛】

【痒みや発疹(フケなど)】

【色素沈着】

などがあります。

 

【脱毛】

腎不全による脱毛や抜け毛の増加には、
主に尿毒素貧血などが関係しています。

 

*尿毒素:

腎機能が低下すると、普通は体外に排泄
されるべき老廃物(尿毒素)が体内、血液中
に残ってしまいます。

 

犬の被毛は、毛乳頭から血液や栄養
をもらって成長していますがこれに
尿毒素が含まれることで、毛乳頭からの
栄養供給に障害
を与え、健全な被毛の成長
が妨げられ、脱毛を起こしてしまいます。

 

*貧血:

腎臓の働きの一つにエリスロポエチン
いう造血ホルモンを分泌し、 赤血球を
作るよう骨髄に働きかける機能がありますが
腎機能が低下するとエリスロポエチンの分泌
も低下するため、赤血球が減り、貧血になります。

 

貧血になると、毛乳頭に行く血液の量も減って
しまうため、被毛は栄養不足となり、発毛を
妨げたり、抜け毛の増加につながります。

犬の腎不全の貧血!原因や症状と治療法、造血サプリなど!

 

【痒みや発疹(フケなど)】

皮膚の痒みや発疹、フケの増加などは
主に、脱水による乾燥尿毒素が関係
しています。

 

*脱水による乾燥:

腎機能が低下すると老廃物を濃縮して
排泄する機能が落ちるためたくさんの
尿を出すことで老廃物を排泄しようと
するため、体から出て行く水分量が多く
なるため、脱水します。

 

体が脱水状態になると皮膚も乾燥します。
そうすると、フケが多くなったり、刺激
に敏感になって痒みが強く出たり、発疹が
出たりします。

 

*尿毒素:

尿毒素が体内に増えると、皮脂腺や汗腺が
うまく働かなくなり、皮膚を守る皮脂膜
(保護膜)が形成されにくくなります。

 

そのため、乾燥や痒みが起こります。

 

【色素沈着】

色素沈着は、主に慢性的な刺激によるもの、
メラニンの生成、が関係しています。

 

*慢性的な刺激:

前述したように、皮膚の乾燥による
痒みなどの刺激が長期間続くと色素沈着
を起こします。

 

また、痒みによって引っ掻いたり
こすったりの刺激を繰り返すことでも
同様です。

 

*メラニンの生成:

色素沈着に大きくて関与するのは
メラニン(動物の体表に存在する黒褐色
または黒色の色素)という物質です。

 

腎機能が低下すると、メラニンを生成
するホルモンが増加したり、色素沈着を
引き起こす物質が体内に溜まりやすくなる
ため、皮膚が黒っぽくなったりなどの
色素沈着を起こします。

ドッグフードで腎臓ケア!制限食でも嗜好性が高い無添加療法食!

 

また、高齢の場合は腎不全以外にも
内臓疾患を併発(肝臓や糖尿、ホルモン
分泌異常など)していることも多く、
それらによっても皮膚の異常が起こりやすく
なります。

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<犬の腎不全による皮膚症状の対処法について>

 

腎不全によるさまざまな皮膚症状は、
腎臓の機能低下による合併症ですから、
根本的な治療法というのはなく、
一般的な腎不全の治療(進行の抑制)や
さまざまな症状への対処療法)をしっかり
と行うことで皮膚症状も軽減させることが
大事になります。

 

*体内の老廃物(尿毒素)の排泄

*脱水の補正(皮下輸液など)

*貧血の治療(増血ホルモン剤など)

*療法食(腎臓の負担軽減)

などなど、一般的な慢性腎不全の治療を
徹底することで他の合併症の発症を
なるべく抑えるようにします。

 

皮膚症状など合併症も、腎不全の
進行とともに悪化していき、薬剤では
コントロールできなくなってきますので
とにかく腎不全の進行を遅らせることが
大事です。

 

それ以外にできる皮膚ケアとしては、
乾燥を防ぐために保湿のためのローション
を塗ってあげたり、皮膚に良い効果が期待
できるサプリメントの摂取などで、
皮膚自体を良い状態に保つための対策
を行ってあげると良いですね。

こちらの記事で紹介している保湿剤は
無添加で品質が良く、腎不全の犬でも
安心して使えます。↓

犬の皮膚トラブル対策に効果的!保湿による改善や予防法とは?

 

また、皮膚にも良く、さらに腎不全
にも良い効果が期待できるもので
おすすめなのはオメガ3脂肪酸のサプリです。

犬の腎不全にオメガ3の効果とは?血流や血圧改善がポイント!

オメガ3は皮膚や腎臓はもちろん、
全身にさまざまな良い効果が期待でき
ますので摂取できればしておくと良い
栄養素です。

 

その他、皮膚を常に清潔にしてあげる
ように心がけましょう。
カバー力の落ちた皮膚に汚れなどが付着
したままだと炎症をおこしやすくなり、
皮膚状況はさらに悪化します。

 

抜け毛もこまめにブラッシングして
取ってあげましょう。
シャンプーなどは基本的には行っても
問題ないですが、刺激が強いものは
避け、またその後の乾燥対策はしっかりと
行いましょう。

 

ただし、腎不全の進行の程度や体の状態
によっては、シャンプーすることで
体力の低下を招くようなこともあるため、
そのような場合には、タオルなどで拭いて
あげるだけにしましょう。

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