犬の肥満は危険!リスクの高い病気や寿命との関連性について!

肥満=体脂肪が過剰に蓄積された状態

現代人は肥満の増加が問題視
されていますよね・・

 

飽食の時代がもたらした弊害とも
言われている肥満ですが、これは人だけ
の問題ではなく、私たちの最も身近な
ペットである犬(猫)も同様です。

 

ペットの肥満化も年々増加傾向にあり、
問題となっています。

スポンサーリンク


今やペットは人と同じ生活環境で
暮らし、最も近くにいる存在ですから、
人と同じような生活スタイルとなり、
食生活をはじめ、高齢化、さまざまな病気
の増加など人社会を追っているような状況
はある意味必然なのかなという感じが
しますね。

 

昔で言うペットというイメージとは
異なり、家族の一員として可愛がられ
るようになり、子供や孫より可愛い
なんて話も良く聞きますし。

 

ですから、そんな状況も時代の変化(進化)
なのでしょうが、ただ肥満は病気の
リスクを高め、寿命にもかかわってきます。

 

我が子のように可愛い愛犬の健康長寿を
願うのは誰しも同じだと思いますが、
適切な食生活をさせなかったり、甘やかして
食べたいだけ食事やおやつを与えたり
して肥満にさせてしまうと本末転倒、
健康を害することになってしまいます。

 

こちらでは、犬の肥満の危険性や
肥満によって発症しやすい病気、また
寿命との関連性などについてまとめて
みましたので参考にしてください。

 

<犬の肥満と寿命について>

 

現状、日本で飼育されている犬の約3割以上が
肥満、もしくは肥満傾向にあるとされています。
また、生まれつき太りやすい形質遺伝子を
持っている犬種などもあります。

 

動物医療の進歩によってこれまで治療法
のなかった病気などの治療も可能に
なったり、病気を未然に防ぐための
定期的な健康診断(精密検査)を受けるのが
一般的になったりがあり、犬の寿命は
伸びてきていますが、一方で肥満に伴う
さまざまな病気は増加しています。

 

そしてそれらの中には、命に関わる、
寿命を左右するものも多くあります。

 

肥満にしなければ犬の寿命は15%延びる
とも言われていて、エネルギー制限(摂取量)
が犬の寿命に及ぼす効果、影響について
10年以上かけて行われた研究によると、

* 自由採食下に置かれた犬の平均BCS=6.8

* エネルギー制限下に置かれた犬の平均BCS=4.5

という結果が出ています。
(4〜5のBCSが理想)

 

BCS:ボディコンディションスコア
(日本では一般的に5段階で評価されて
いますが、アメリカなど海外では9段階で
評価されています。)

「BCS 1/9」

「BCS 3/9」

「BCS 5/9」

「BCS 7/9」

「BCS 9/9」

 

そして、

* 自由採食下に置かれた犬の寿命中央値=11.2年

* エネルギー制限下に置かれた犬の寿命中央値=13.0年

であり、過食に伴う肥満が寿命を短縮させる
ことが示されています。

 

その差は約2年・・
2年というとあまり長くないイメージを
もたれるかもしれませんが、犬の2年は
人で考えると約10年です。
10年の寿命の違いはかなり大きな差
と言えます。

スポンサーリンク


<肥満によってリスクが高くなる病気について>

 

犬の肥満が関連する病気で主なものは
以下になります。

 

【尿路結石】

犬の尿路結石は、食事内容の他さまざまな
原因で発症しますが、肥満傾向の犬は
尿管結石や膀胱結石が形成されやすい
環境を作り出してしまいます。

摂取する脂肪分が多い

腸内のシュウ酸が増加

尿中に結石(シュウ酸カルシウム)ができやすくなる

 

【糖尿病(膵炎)】

犬に多い1型糖尿病は、膵臓から分泌される
インスリンが不足して起こりますが、肥満
によって、肥大した脂肪細胞から分泌される
生理活性物質(遊離脂肪酸やTNF-α)は、
インスリンの働きを弱めるような作用に関係
しています。

 

これによってインスリンが不足しやすい
状況となり、糖尿病となるリスクが上がります。

 

糖尿病になるとさまざまな合併症を
起こします。(白内障や神経障害、肝障害など)

 

膵炎は、激しい腹痛や嘔吐、下痢が起こり
全身に炎症が拡がり多臓器不全などの
合併症を引き起こす命に関わる病気ですが、
肥満による高脂血症は膵炎の危険因子となります。

ドッグフードで糖尿病ケア!安心の無添加療法食で糖質制限を!

 

【心臓病(高血圧)】

肥満は正常体重の犬に比べ、高血圧に
なる可能性が高いです。

 

基本的に肥満は食事摂取量が多いため
それに伴い、塩分摂取量も増えている
傾向にあります。

塩分摂取量増加

血液中のナトリウム濃度上昇

体内に多く水分を取り込む=血液量が増加

血液が血管を押し広げる力が強まる=血圧上昇

 

また、心臓から送られる血液の量は
体重に比例して増加するため、肥満は
心臓にも負担がかけることになり、
心臓病のリスクも上がります。

犬の心臓病の症状!咳の原因や対処法(止めるには?)など!

 

【関節炎】

当然ですが体重が重いと体の各関節に
かかる負担が大きくなります。
特に中〜高齢になってくると関節炎を
発症する犬は多くなってきます。

 

また、犬種にもよりますがダックスなど
胴長短足の犬はもともと椎間板ヘルニア
リスクが高いですし、股関節や膝蓋骨など
の弱い犬種も多く、脱臼などを起こしやすい
ですが、肥満によってさらにそのリスクが
高くなり、また悪化しやすくなります。

 

【呼吸障害(気管虚脱など)】

肥満になると、首回りへの脂肪の沈着、
喉の奥が狭くなることなどから、呼吸が
しづらくなります。
いびきが大きい犬などは特に危険です。

 

また、人では睡眠時無呼吸症候群に肥満が
合併する確率が高いとされていますが
犬でも同様のことが考えられます。

 

特に、短頭種(鼻ペチャ犬種)などは
元から呼吸障害のリスクが高いですが
肥満はさらにリスクを高めます。

そして呼吸障害は命に関わります。

犬のいびきが大きいのは異常?考えられる原因と病気の可能性!

 

【癌(がん)】

犬の死亡原因の一位となっている「がん」
ですが、これも肥満によってさらに
リスクが上がります。

 

がんの発症は一般的に高齢に伴って増加してきます。

加齢によって体内に老化した細胞がたまると、
炎症反応やがんの発生につながる分泌性
のタンパク質を生み出します。
このとき生み出されるIL-6、PAI-1という
物質は、肥満に伴って分泌される物質でも
あります。

 

また、細胞を傷付け、がんの発生を促す
二次胆汁酸肥満によって増えます。
(主に肝臓がん=二次胆汁酸が血管を通して
肝臓に運ばれる)

 

その他、さまざまながんの発生も
同様ですが、肥満とがん罹患リスクは
高い関連性があり、人では肥満度が
高いほどがん発生率も高くなることが
証明されています。

 

【皮膚疾患】

犬には皮膚疾患が非常に多いですが、
肥満犬(体脂肪率37%以上)では、
マラセチア性外耳炎膿皮症のリスク
が高くなることが分かっています。

 

<まとめ>

 

犬が人と同様にさまざまな病気が増えて
いることには、少なくとも肥満も関連
しているといえます。

 

そして愛犬の肥満を防げるのは
飼い主さんだけです。

 

人に飼われている犬の場合には、
その生活、一生は全て飼い主である
人間に依存されています。

 

ですから自分の意志や考えで食事を調達、
選択するわけではなく、与えられたもの
を食べるだけです。
また、放し飼いで好きに運動や散歩できる
わけでもなく、運動や遊びも飼い主さん
の行動次第です。

 

つまり、犬の不適切な食事内容や
運動不足による肥満はすべて飼い主さん
の責任ということです。

 

そして、太った(肥満)ことによって
起こるさまざまな弊害(不調や病気など)
を被るのは犬自身です。
また、犬自身がそれを理解し痩せようと
することはできません。

 

犬の場合、望まない妊娠を避けるため、
また病気の予防のために早期に不妊手術
をすることが多くなっていますが
それによって太りやすくなるという
デメリットもあります。

 

また、太りやすい遺伝子を持った犬種
も多いため、食事管理が非常に重要になります。

 

そして、人と違い痩せなければという
気持ちは犬にはないため、太ったものを
痩せさせるのはかなり大変になります。

 

犬の場合、運動でエネルギー消費と
いうのは難しく、あまり効果が期待できない
ため、基本的に食事によって減量をさせる
のが普通です。

 

カロリーの低いフードや食事量を減らす、
食事回数など色々と必要になりますが
これらは犬にとっても最初はストレス
になりますし、飼い主さんにとっても
辛く大変なことです。

 

ですから、「太ったのを痩せさせる」
のではなく「太らせない」ことが最重要で
あり、そのための食事管理を若い頃から
徹底していくことが大事です。

 

しつけのため、可愛いからと・・つい
オヤツばかり与えたり、人の食べ物を
頻繁に与えたりなどは、あえて肥満に
させているようなものです。

 

また、栄養バランスの悪かったり、添加物
が多いなどのフードを与えている場合も
肥満のリスクは上がります。

 

人もそうですが、犬の体も食べたもの
から作られています。
食事は体の基本です。

 

人よりずっと短い寿命の犬です。
その一生を健康で元気に過ごさせて
あげられるよう、食事管理はしっかりと
注意してあげてくださいね。

 

また、ダイエットに励む場合には、
動物病院で相談して効率的に結果が出せる
ようにしっかりとした計画を立てて始める
ようにしましょう。

スポンサーリンク

あなたにオススメ記事
バナー にほんブログ村 犬ブログ 犬 健康へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です