犬の核硬化症!白内障との違いや症状、注意点や進行抑制など!

犬の目が白っぽく濁っている・・

目の水晶体(レンズ)部分が白っぽく
なる病気と言えば一番に浮かぶのが
『白内障』だと思いますが、水晶体が
濁る、または白っぽく濁って見えると
いう症状は、他の原因によるものあります。

 

白内障以外では、『水晶体核硬化症』
『水晶体脱臼(変位)』などがそうで
犬では比較的多く見られます。

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特に白内障と似ていて間違われやすいのが
『核硬化症(水晶体核硬化症)』です。

 

白内障と核硬化症は一見すると似て
いますが、検査をするとその違いは
すぐに分かります。

 

また、白内障と核硬化症では治療や
経過も異なります。

 

ですからまずはしっかりと診断を下すことが
大事です。

 

こちらでは犬の核硬化症について、
白内障との違い、状態や症状、治療の
必要性や経過、注意点などをまとめて
みましたので参考にしてください。

 

<犬の核硬化症とは?白内障との違いについて>

 

核硬化症は、加齢に伴い水晶体の中心部(核)
が少しずつ硬化していくことです。

 

水晶体は外側から,『水晶体上皮』
『水晶体皮質』『水晶体核』という
構造になっています。

 

 

そして、水晶体細胞は新陳代謝によって
年齢とともに外側(水晶体皮質)から増殖し
続け、中央(核)へ移っていき,圧縮されていきます。

結果、核が濃縮、硬化していきます。

 

この原因は、不溶性クリスタリンと可溶性
クリスタリンの割合が年齢と共に変化
(不溶性クリスタリンが増加)することによる
ものだとされています。

クリスタリン:
眼の水晶体(レンズ)に存在するタンパク質
の一種で水晶体の1/2〜1/3を占める

 

核の硬化は年齢と共にどんどん進んでいきます。
進行の状態によって見え方は異なりますが、
平均で9~10歳くらいになるとおおよそ半数の犬
に核硬化症が見られるとされています。
(犬種にもよる)

 

核硬化症は、肉眼で見ると瞳孔の真ん中が
青白く(青灰)見えます。
これは、中心部の核の硬化した部分と
周囲の皮質との屈折率の違いによって
そのように見えます。

 

一方、白内障は水晶体全体が何らかの原因
(先天性、他の眼科疾患、全身性疾患、加齢
など)で混濁して白くなる病気です。

 

白内障=水晶体が濁る

核硬化症=水晶体の核の部分が硬化、濁る

 

<犬の核硬化症の症状や治療について>

 

人では、水晶体核硬化症は
『核白内障』と呼ばれ、視覚障害を
引き起こすため、白内障の一つとされ、
治療対象となっています。

 

しかし、犬の場合は、水晶体核硬化症で
視覚障害などの問題を起こすことは極めて
少ないため、白内障とは区別されています。

 

要は、自然な老化現象によって起こる状態と
いう捉え方で病気という扱いはされていません。

 

ですから、核硬化症では白内障にように
視覚障害などの症状はなく、また合併症を
引き起こす心配はないとされています。

 

実際には、若干の視覚の変化はあると
考えられますが、視覚検査では視覚の喪失は
なく、また行動観察や研究などでも、
日常生活に支障を来すような視覚異常は
見られないということで、通常は治療の
必要性はないとされています。

 

ただし、特に高齢の場合は、核硬化症と
白内障を併発していることも多く、
また核硬化症も重度に進行すると視覚障害
が現れる場合もあります。

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<犬の核硬化症の診断とその後の注意点について>

 

核硬化症は肉眼的に見ただけでは
初期の白内障と似ていて鑑別が付けにくい
ため、区別するために検査が必要になります。

 

眼科検査はさまざまな種類がありますが、
白内障と核硬化症の判別のためには、
スリットランプ検査(細隙灯顕微鏡検査)
だけでも分かります。
(帯状(スリット状)の光を目に当てて、
組織の内部構造まで調べる検査です。)

 

核硬化症ではランプの光が奥まで届きますが、
白内障では、届きません。

 

ただ、眼科疾患の場合は、他に異常が
ないかなど一通りの眼科検査が行われるのが
普通です。

犬の白内障の検査法や費用、手術適応かの診断についてなど!

 

検査によって、核硬化症と診断され、
他に異常がなければ、治療の必要はなく、
様子見となりますが、今後、白内障の
併発もありうるため、その後も定期的な
検査を受ける必要があります。
( 半年に一回ペースを推奨)

 

また、もし核硬化症と共に白内障も
併発しているようであれば白内障の
治療を始める必要があります。

 

状況によって、進行抑制のための内科療法
(点眼薬やサプリメントの投与など)、また
外科手術などがあります。
ただし、犬の白内障の手術は適応にならない
場合や、高額な費用面も含め、実際には
受けられない場合も多いです。

犬の白内障の手術法や費用!術後管理や経過、予後について!

 

<犬の核硬化症の進行抑制について>

 

犬の核硬化症は、経過観察となり、
治療の必要性はありませんが、いわゆる
老化現象ですから、加齢に伴い少しずつ
進行していくため濁りは強くなっていきます。
(進行したとしても犬での視覚障害は稀です)

 

また、加齢は白内障のリスクも高く
なってきます。

 

ですから、白内障の予防も含め、核硬化症
の進行を少しでも遅らせるには、老化を
遅らせることで効果が期待できる可能性
があります。

 

【老化=酸化】です。
白内障も眼内の酸化ストレスが原因となります。

 

そして、【抗酸化=老化防止】です。
そのため、ルテインやブルーベリーなど
目に良いとされる成分は、優れた抗酸化力
を有するものばかりです。

犬の白内障にサプリの効果とは?成分や作用、おすすめなど!

 

そして、人の研究では、酸化ストレスが
核硬化症(核白内障)の形成に影響している
ということが分かっています。

また、白内障では水晶体内の抗酸化物質
の減少も原因となっています。

 

そのため、目の老化が原因の核硬化症
では、酸化ストレスを減らすために抗酸化
物質の摂取が有効と言えます。

 

目に良いとされる抗酸化物質はもちろん
白内障の進行抑制にも効果が期待できる
ため、飲めるのであればそれらのサプリ
メントなどを摂取しておくと良いと思います。

 

また、それらサプリメントに配合されて
いる成分の抗酸化力や抗炎症効果は、
目だけでなく体全体にも効果が期待できるため、
特に高齢の犬の場合には、摂取しておくことで
健康面やアンチエイジングの面でもプラスになります。

 

サプリは薬剤ではないため、効果の程は
個体差もありますし、一概には言えません
が、副作用の心配もなく、核硬化症の
進行を遅らせること、白内障の予防効果も
期待でき、安心して継続することができます
ので、まずは試してみるのも良いと思います。

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