犬の生態や雑学

犬の大きさと寿命の関係について!大型犬が短命な理由とは?

お城のような大きな家に住んで
大きな犬を飼う・・というのが私の
小学生の頃の夢(願望)でした。

 

結局叶っておりませんが・・笑
今思えばその当時はあまり犬の知識
もなく種類も分かっていなかったの
ですが、子供ながらに思い描いていた
のは白くてモフモフの大きな犬・・
たぶんグレートピレニーズだったのかな
と思います。

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結局、これまで犬は小型犬しか飼って
いません・・
大きな家に住むことができなかった
というのもありますが笑
(幼児の頃、秋田犬の雑種のような
大きな犬を飼っていたらしいのですが
自分の記憶にはほとんど残っておりません笑)

 

ペット業界に携わるようになって
犬の知識も色々と学び、大型犬は安易
に飼えるものではないな~っと分かった
というのもあると思います。

 

もちろん、夢としては完全に捨てたわけ
ではありませんが、

*飼育環境(自宅の広さ)

*犬に使える時間(散歩や遊びなど)

*犬の老後を考えたとき(病気の介護など)

などなど・・を考えると自分の状況では
やはり大型犬は難しいな~と思わざるをえません。。

 

一番気にかかるのは介護かな・・と。
私は病気の犬を多く見てきていますし、
自身の愛犬たちも看取ってきましたので
歳をとってさまざまな病気になって
満足に動けなくなり、介護が必要に
なった場合の大変さを良く分かっているつもりです。

 

それは小型犬でもそれなりに大変ですが
これが大型犬となるとまさに人一人介護
するのと同じ労力や時間が必要になります
ので本当に大変ですので・・
自分の現状では無理かな~と思うのが
ありますね。

 

そして、もう一つは大型犬は寿命が短い
ということです。
家族の一員、伴侶として迎え入れる
のだからできれば長~く長~く生きて
ほしいと思うのは当然ですよね。

 

犬種にもよりますが、大型~超大型犬
に属する犬の寿命は7,8年~長くても12年
程度です。
小型犬と比べると3~6年ほど短いのです。

 

大型犬はその体の大きさに反して、
小型犬よりずっと短命なのです。

 

そんな理由もあって、おそらく私の
今後の人生の中で大型犬を飼うことは
ないだろうな~~っとは思うのですが。。

 

でも普通、他の動物(哺乳類)は体が
大きいほど寿命も長いとされていますよね。。

 

そこでこちらでは、なぜ犬は大きいほど
短命なのか?についてまとめてみました
ので参考にしてください。

秋田犬が飼いたい!でも危険?安易に飼うべきではない理由は?

 

<動物の体の大きさと寿命の関係>

 

人間を含むさまざまな動物はその種類
ごとに最大寿命はほぼ決まっています。
これは平均寿命とは異なるもので、
先天的な遺伝情報によるものだと
考えられています。

 

例えば人間は最長でも120歳程度で
犬の場合20歳程度ですよね。
これが生物種による最大寿命という
ことです。

 

そして動物の最大寿命には、さまざまな
要素が関連していると考えられていますが、
体の大きさと寿命の関係(体の大きな動物
の方が寿命が長い)で提唱されているのは、
『心臓の鼓動の早さ』です。

 

心臓は、血液循環系の中枢器官であり、
全身に血液を送り出すポンプの役割を
しています。

 

そして、心臓と言えばドクドクと拍動
していますよね。
心臓の拍動一回は、血液が体を一周した
ということです。

 

体の小さい動物では、血液が体を一周
するのにかかる時間が短く、体の大きな
動物では時間がかかります。

 

つまり、体の大きな動物ほど、血液が全身
を一周するのに時間がかかり、拍動も
遅くなるということです。

 

そして、
『哺乳類の心臓は一生の間に約20億回拍動する』

と考えられています。

20億回拍動した時点で終わり(寿命を迎える)
ということです。

 

要は、体の大きな動物ほど拍動が遅く
(心臓の動きがゆっくり)心臓が20億回拍動
するまでに時間がかかるため、心臓の寿命
がくるのが遅く、長生きになるという
ことです。

 

この寿命の考え方はあくまでも心臓の
寿命としての考え方(最大寿命)であって、
病気などの死因とは別になります。
あくまでも他に何も要因がなくその動物
そのものの自然死(寿命を迎える)での
理論です。
いわゆる『老衰による死』がこれに近い
ものがあると思われます。

 

ただ、もちろん人を含む動物の死因
には他にさまざまな原因が考えられますし、
実際は、心臓の20億回拍動の前に
亡くなってしまうことの方が多いと
言えます。

 

その原因のいくつかが体が大きくても
小型犬より寿命の短い大型犬に関係
しているのではと考えられています。

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<最大寿命を迎える前に死ぬ原因>

 

動物が最大寿命を迎える前に亡くなる
場合、その原因として挙げられるのが

*細胞の損傷、老化

*テロメア(染色体の構成要素、末端部分)

によるものです。

 

【細胞の損傷、老化による体の機能低下】

人も動物も歳を取れば、老化は避けられない
ものですが、それは目に見える変化だけ
ではなく、細胞が老化(細胞が分裂を停止し、
増殖できなくなった状態)しています。

 

そして細胞の老化の多くは、DNA
(染色体の重要成分で、遺伝子の本体)の
損傷(化学構造が変化=遺伝子の変異)に
よって引き起こされます。

 

DNA損傷(変異)の原因となるのは、
放射線や変異原(DNAあるいは染色体に
変化をひき起こす作用を有する物質)、
酸化ストレス(活性酸素)などです。

 

そして、このDNA損傷は若いうちで
あれば修復酵素(DNAポリミラーゼなど)
が働き、損傷の修復をしますが、加齢に
伴い、だんだんと正確な修復ができなく
なってきます。

 

これによって、変異遺伝子が増えていき、
組織は正常な機能を保てなくなってきます。

 

これが、『がん』をはじめとする
さまざまな病気や体の機能低下に
つながっていき、それが死を招くこと
になります。
(変異遺伝子蓄積→老化→寿命)

 

【テロメアによる細胞分裂の限界】

『テロメア』は、細胞の核の中の染色体の
末端部分のことですが、DNAを完全に
複製させるために必要な余白の部分ですが、
新しい細胞になる(DNAが複製)たびに、
テロメア領域は徐々に短くなっていきます。

 

そして、それがある一定の所(半分ほど)まで
短くなってしまうと、細胞はそれ以上の
分裂(DNA複製)をすることができなくなります。

 

そして、体中のいたることころで細胞分裂
が止まると細胞はどんどん老化していき、
最終的に生命活動を維持できなくなり、
死んでしまします。
(テロメア→細胞機能低下→寿命)

 

<大型犬の寿命が短い理由>

 

大型犬が小型犬に比べ、寿命が短い理由
として考えられているのは、

*体の大きさと成長率

*テロメアの長さ

などです。

 

大型犬は生まれた時から小型~中型犬
に比べてもちろん体は大きいですし、
小型犬が生後約1年で成犬になるのに
比べ、大型犬は約1年半で成犬の体に
なりますので、成長はゆっくりのように
感じてしまいますが・・

 

成犬になった時の大きさで考えると
子犬~成犬になるまでの成長率は
小型犬に比べ大型犬は圧倒的に高いです。

 

つまり、同じ期間でも大型犬の方が
多く成長しなければならず、早いペース
での成長が必要ということです。

 

そして、大きな体に成長するためには、
細胞はより多く、大きく分裂しなければ
ならないわけです。
*細胞分裂をして細胞の数を増やす。
*細胞分裂した細胞が元の大きさまで大きくなる。

 

テロメアによる細胞分裂には
限界があると前述しましたが、
細胞分裂を繰り返すたびにテロメアは
短くなっていきます。
つまり、細胞分裂が盛んなほどテロメア
の減りは早くなります。
(テロメアの分裂限界→寿命)

 

その他、大型犬の子犬は活性酸素
(フリーラジカル)が過剰に見られた
という研究結果もあります。
子犬のうちから早いペースで成長を
しなければならない大型犬ではその
体にかかる負担も大きいと考えられます。

 

細胞分裂の回数が多いほど・・
また活性酸素が多いほど『がん』など
にもなりやすくなります。

 

また、体が大きいほど体内の血液循環の
距離が伸びるため、心臓への負担が増す
とも言われています。
(大型犬は体の大きさと比較して各臓器
が小さく負担がかかりやすいとされる)

 

大型犬が短命の原因にはこれらの理由
が関係していると考えられています。

 

また、大型犬は『がん』をはじめ
『胃捻転』など命に関わる病気も多い
傾向があります。

犬の早食い防止の対策グッズや食器!胃捻転や肥満予防にも!

 

<まとめ>

 

動物にはさまざまな種類がいますが
確かに『犬』という種別で考えると
他の動物に比べると種族の中でもその
大きさの違いはすごいものがありますよね。

 

最大犬種と言われるアイリッシュウルフ
ハウンドなどは体重80kgになるものも
いますし、逆に小型犬種の代表チワワ
などは体重2kg程度ですからその差は
40倍です。

 

他の動物種を見てもここまで同種の
中で大きさに違いのあるものはなかなか
いません。

 

それでも同じ犬として見ることに
そもそも無理があるのではないかな~?
とも思ってしまいます。

 

もちろんどんな大きさだろうが
どんな見かけだろうが犬は犬ですし
その愛くるしさも人の良き相棒に
なれる動物としての存在価値も
やはりすべての犬が犬なんだと思います。

 

ですが、その体の大きさの違いに
ついて言えば、同じ犬だからと言って
同じように成長し、同じくらい生きる
ということは難しいくらいの違いが
ありますよね。。

 

もちろん、なるべく長生きしてほしい
と思うのは当然です。

 

ただ、それが大型犬の寿命であり
宿命なのだとしたら、大事なのは
命の長さではなく、生き方であり、
生涯を共にするパートナーである飼い主
がその生き方をより良いものにしてあげ
られるようにしっかりと寄り添い、最期
まで見届けてあげることなのではないでしょうか。

 

短命だったとしてもその生涯を
楽しく幸せに過ごさせてあげることが
飼い主さんの責任であり、それが飼い主
さんにとっての幸せでもあるはずですから。

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