犬のてんかん!気温や気圧、天気や季節との関連性について!

犬のてんかんは、完治する病気では
ないため、一生涯付き合っていかなけ
ればなりません。

 

一言でてんかんと言ってもその
発作の程度や頻度、長さ、発作前後の
状態などはさまざまですが、定期的に
発作が起こるのが一般的です。

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てんかん発作は、それが発作だと
分からない軽いものから、体の部分的
な痙攣、全身性の痙攣までいろいろ
ですが、初めて見たときはビックリ
すると思います。

 

特に全身性の発作では、
何が起こったか分からずに、このまま
死んでしまうのでは?とも思える状態
に見えることもあります。

 

また、基本的には突然始まることが
多いため、慣れるまでは飼い主さんも
不安になりますよね。

 

ただ、てんかんとの付き合いも
長くなってくると、発作の状態や時間、
頻度などおおまかに把握できてきますし、
発作の最中も焦らずに見守ることが
できるようになってきます。

 

また、発作が起こりやすい状況など
も分かってくるようになると思います。

 

てんかんの起こり方は、その病態や
個体差もあるため、それぞれですが、
外部の刺激や気象条件などによって
起こりやすいとされる状況もあります。

 

もちろん、それらがすべてのてんかん
持ちの犬に当てはまるわけではありま
せん。

 

ただ、愛犬がそれらの条件に当てはまる
場合もあると思いますので、事前に
発作を予期することができるようにも
なってくれば、心の準備もできますので
不安も軽減されると思います。

 

こちらでは、犬のてんかんが
起こりやすいとされる状況について
まとめてみましたので参考にしてください。

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<気象条件>

 

てんかん発作が起こりやすくなる
誘因として挙げられるのが、
気象条件(気圧・湿度・気温)です。

 

これは、人でもてんかんは関係なく
普通の場合でも天候によっても
体調に異変が出る方というのも多いと
思いますが、それは主に気圧のせいだと
されています。

 

犬の場合のてんかんでは、

『48時間以内に6hPa以上の気圧変動
があった場合、発作の頻度が増加』

とされています。

 

ちなみに人のてんかんでは、

『気圧が10.7hpa(ヘクトパスカル)
下がるごとに、発作のリスクが14%増加』

とされています。

人ではその他、

『湿度が80%を超えた日から
3日後には、発作のリスクが最大で48%増加。』

『気温が20℃を超えると、発作のリスクが46%低下』

などの報告もあります。

 

【低気圧と自律神経とてんかん】

天候が悪くなると体調に異変が生じる
のは、自律神経(意志とは無関係に作用
する神経)の状態(バランス)に起因する
とされています。

 

自律神経は、さまざまな働きを
担っていますが、その一つに、
外部の環境変化に体を適応させる役目が
あります。

 

天候によって体調の異変が起きるのは、
自律神経が気圧の変化に対応するべく、
体の状態を調整しているために起きる
症状なのです。

 

自律神経は、体に感じた変化から
気圧の低下を感知すると、副交感神経
を優位に働かせて
『エネルギーの蓄積、休息』モード
に体を切り替え始めます。

 

これが人では、身体が重い・だるい・
眠い・・などと感じる体の変化です。
犬の場合には、それを伝えてくれる
わけではないので分かりにくいですが
そのような状態が体の中で起きて
いるのは人と同じと考えられます。

 

そしてこれは、人でも犬でも正常な体の
反応の一つです。(個体差はあります)

 

ただし、台風の接近などの大きな気圧の
変動や急激な低下などが起きると自律神経
の調整が追いつかなくなることがあります。

 

また、バランス調整がうまく行かずに、
身体はより大きな不調を感じてしまう
ようになることがあるのです。

 

そして、『てんかん』は脳の慢性疾患
ですが、『自律神経』と『脳』には
密接なつながりがあります。

 

自律神経は自分の意思でコントロールする
ことができない神経ですが、脳からの指令
で働いて、全身に作用しています。

 

脳と自律神経は常に適切な関係
バランスをとることで体の正常な仕組み
が保たれているのです。

 

しかし、異常気象など何らかの要因に
よって自律神経が乱れると、脳との
バランスも壊れてしまい、さまざまな
体の異変が生じてしまいます。

 

てんかんの発作もその一つと考えられ
ています。

 

そのため、

*季節の変わり目
*寒暖差が激しい(特に春)
*梅雨時
*台風の接近時

などには、そうでない時に比べると
発作が起きやすくなる傾向にあるのです。

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<その他の誘発要因について>

 

気象条件以外にもてんかん発作を
誘発する要因はさまざまありますが、
主に以下のものが可能性として挙げられます。

 

*情動変化(恐怖、喜び、不安などの感情)

*特定の刺激(音、光、匂いなどの外部刺激)

*緊張やストレス(飼い主との関係性による感情など)

*環境ストレス(来客、引越しなど)

*発情(未避妊、未去勢の場合)

*体調不良(他の病気や体の不調など)

 

もちろん、その犬の性格や飼育環境など
によっても個体差はありますが、発作を
起こしやすい状況というのは決まった
パターンがある場合が多いです。

 

ですから、そのワンちゃんのパターン
を突き止めるためにも可能性のある
状況を把握しておく必要があります。

 

気象状況などは回避のしようが
ありませんが、その他の誘発要因は
事前に回避できることもありますので
それを注意していけば発作を少なく
したり、防ぐことが可能な場合もあるのです。

 

そのため、動物病院では、
てんかん発作が起こったときの
『その前後の状況を良く観察して、
また発作の起きた日や時間などを詳細に
メモしておくように』

と指示されるのが普通です。

 

なるべく、発作が起きたときには
しっかりと観察して忘れないように
メモを取りましょう。

犬のてんかん!重積発作の状態と治療や対処法について!

 

<まとめ>

 

てんかんは、完治のできない病気ですが、
適切な治療(薬の服用)を行うことで、
発作の頻度を大幅に減らすことも可能です。

 

そして、てんかんのお薬は基本的に
継続して飲み続ける必要があります。
発作が起きたから飲むものではなく、
発作を起こりにくくするために飲む
薬剤です。

 

ですから飲んだり飲まなかったりでは
効果は期待できないどころか悪化の
可能性もあります。
また、発作が起こらないからと勝手に
お薬をやめることも厳禁です。

犬のてんかんの薬の種類や副作用など!やめるとどうなる?

しっかりと獣医師の指示を守って
お薬の服用を継続してください。

 

そして前述したように、発作を誘発する
要因をなるべく回避することも大事
です。

 

神経質なワンちゃんなどストレス
を抱えやすい子などは、飼育環境など
に注意してあげるといいと思います。

 

また、犬はその生態から飼い主さんに
依存する子も多いですが、過剰な依存
は逆に不安を溜めやすく、ストレスに
弱い子になってしまいますので、
そのような傾向のあるワンちゃんの場合は、
飼い主さんとの関係性、距離感などを
少し改善した方がいいこともあります。

 

てんかんは、一生付き合っていく
病気ですが発作重積を起こさなければ
死んでしまうことはまずありません。

 

てんかんの治療は、発作重積を防ぐための
治療でもあるのです。
獣医師の指示に従い、しっかりと
治療、観察を行うようにしましょう!

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