泌尿器の病気

犬の慢性腎不全にビタミン剤の効果や必要性とサプリについて!

犬の慢性腎不全では、
基本的な治療の他に症状に応じた
薬剤投与などの対処療法が行われます。

 

その他、治療とは別に少しでも
体に良いもの、腎不全の体をケア
できる、進行抑制の効果を期待したり
などで、薬剤とは異なるサプリメント
などを与えることも多くなっています。

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犬のサプリメントについては、
人と同じく今は種類も豊富で、
腎不全に関わらず、いろいろな疾患
や体の不調、健康維持や病気の予防の
ためなど、さまざまな期待を込めて
摂取させる飼い主さんが増えてきています。

 

どうしても薬剤を続けるのは
副作用の心配もありますし、一方
サプリメントは食品ですから、それで
良い効果が得られるのであれば、頼り
たくなるのは当然とも言えますよね。

 

サプリもその成分や種類によって
期待できる効果もそれぞれですが、
犬の慢性腎不全においては、個人的に
オススメなのはオメガ3系乳酸菌かな
といったところですが、ビタミンも
なかなか重要な役割を担っています。

犬の腎不全にオメガ3の効果とは?血流や血圧改善がポイント!

ビタミンは人と犬では体内で合成できる
種類に少し違いはありますが、いずれも
積極的に取り入れたい栄養素であることは
知られていますよね。

 

こちらでは犬の慢性腎不全とビタミン剤、
その効果や必要性、サプリの選び方など
についてまとめてみましたので参考にしてください。

 

<ビタミンの作用と効果について>

 

ビタミンは五大栄養素の一つですが、
それ自体が、エネルギー源となったり、
体を作る成分ではありませんが、体の
健全な成長や健康を維持する働きを
しています。
(脂肪、糖質、たんぱく質の三大栄養素
の働きや代謝
を助ける働きなど)

 

ビタミンは他の栄養素がしっかりと働く
ために機械の潤滑油のような働きをして
いるのです。

 

つまり、ビタミンが不足すると他の
栄養素もうまく働くことができなく
なり、体にさまざまな障害をもたらす
ことになります。

 

そしてビタミンは、体の中でほとんど
合成することができないため、食事
などから摂取する必要があるのです。

 

ビタミン剤は大きく分けて、
水溶性ビタミン脂溶性ビタミンがあります。

【水溶性ビタミン】
・ビタミンB1、B2、B6、B12
・ビタミンC
・ナイアシン
・パントテン酸
・葉酸
・ビオチン
(ビタミンC以外は、ビタミンB群に属します)

【脂溶性ビタミン】
・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンE
・ビタミンK

 

水溶性ビタミンは字の通りで水に溶ける
ため、尿などで体外に排出されるため、
必要な量を摂取する必要がありますが、
犬の場合はビタミンCは体内で合成できます。

 

脂溶性ビタミンは、脂に溶けますが、
水には溶けないため、体外に排出されに
くく、体内に蓄積するため、過剰摂取
には注意が必要です。(過剰症の心配)

 

そしてビタミンには、
生理作用薬理作用、相乗・相互作用があります。

【生理作用】
体のあらゆる機能を調節、生命を維持
するのに欠かせない働き。

【薬理作用】
病気を予防したり、治療したりする
薬としての働き。
(特に抗酸化作用が知られますが、
ビタミンの種類によってさまざまな
病気に対する効果が分かってきています)

【相乗・相互作用】
複数のビタミンを上手に摂取することで
相乗・相互作用を発揮。

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<犬の慢性腎不全とビタミン>

 

慢性腎不全はビタミンが不足したせいで
発症する疾患ではありません。

 

しかし、体内のビタミンが不足すると
各細胞でのエネルギー代謝が低下し、
体の正常な機能を保つことが難しくなり、
さまざまな障害や不調を起こしやすい
体の状態となってしまいます。
(不足するビタミンによって病気もさまざま)

 

ですから、慢性腎不全の犬の体を少し
でも良好な状態に保ち、腎不全の進行を
抑制するためには、各種ビタミンを
過不足なく摂取して、体の生理作用や
さまざまな機能を補助することはとても
大事です。

 

ただ、基本的に慢性腎不全を患う
ワンちゃんの場合には、腎臓専用の
療法食(ドッグフード)を与えている
ことが多いと思います。

 

そして、それらにはビタミンを含む
各種栄養素、腎不全によって不足しがち
な栄養素が適切にバランス良く配合
されています。

 

ですから、体重あたりの推奨摂取量の
フードを与えていれば、基本的には
ビタミン不足を心配する必要はありません。

 

ただし、

*療法食を食べない

*栄養バランスが悪い
(オヤツや人用の食べ物の摂取が多い)

*あまり品質の良くない(低価格)
フードを食べている

*食欲不振や食欲にムラ

などがあると、ビタミン不足が
起こってきます。
基本的に腎不全も進行すればするほど
食欲不振になることが多く、食事量
が減ってきます。

 

また、慢性腎不全になると腸からの
ビタミンの吸収が阻害
されます。
そして、腎不全の特徴的な症状である
多飲多尿となるため尿中へビタミンが
どんどん排泄
されてしまいます。

 

そうすると、水溶性ビタミンの
ビタミンB群とビタミンCは不足
起こります。

 

そしてビタミンB群は、
『代謝のビタミン』とも言われる
エネルギーの産生に必要不可欠である
と共に、貧血のサポートにも重要な
働きをするビタミンです。
(貧血は慢性腎不全の合併症で起こってきます)

 

また、腎臓の機能が低下するとビタミンDの
働きが障害されるため、カルシウムが
食事によって体内に吸収されず、骨がもろく
なったりなどもあります。

 

そのため、慢性腎不全を患う犬には
不足ビタミンをしっかりと摂取させる
必要があります。
(ただし、脂溶性のビタミンDについては
過剰摂取の心配もあるため、基本的には
食事からの摂取で)

 

ちなみに、動物病院で受ける点滴や皮下輸液
の際に一緒に投与されることが多いのは、
ビタミンB群配合の注射液です。
(動物用注射薬=レバチオニン)

 

ただ、基本的な慢性腎不全の治療と
して、ビタミン剤が処方されたり、
摂取を推奨されることはほとんどありません。

 

慢性腎不全では腎機能の補助や進行
抑制のため、また合併症の治療や予防の
ためにさまざまな薬剤投与が必要になり、
それらが優先されますので、ビタミン剤
などは、あくまでも飲めるのであれば
飲んでおいてもいいですねといった感じです。

 

っというわけで、飲めるのであれば
ビタミンB群をメイン、もしくは
マルチビタミンでバランス良く摂取して
おくといいです。

ドッグフードで腎臓ケア!制限食でも嗜好性が高い無添加療法食!

 

<犬用のビタミンBサプリや注意点>

 

犬用のビタミンサプリのほとんどは
マルチビタミンとなっています。

 

注意してほしいのがマルチビタミン+
ミネラルというサプリがけっこう多いです。

 

含有量にもよりますが、腎不全では
リンなどのミネラルの排泄も障害される
ため、体内に留まりやすく高リン血症
などのリスクがあります。

 

ですから、なるべくミネラルの摂取
は控えるのがベストですので、サプリ
によって取り入れるのは良くありません
ので、ビタミンサプリを選ぶのであれば
そこに注意してください。

 

また、水溶性ビタミンは多く飲んでも
心配はありませんが脂溶性ビタミンは
摂り過ぎると過剰摂取になりますので
注意です。

 

ビタミンB群のサプリというのは
あまり種類がないのですが、私が
見たところによるとこちらの製品は
無添加でいいと思います。

【シーアンドアール (C&R)
ビタミンBコンプレックス ペット用】

*サプリメントは極力、余計な添加物の
入っていないものを選びましょう。
添加物(化学物質)は腎臓に負担をかけます。

 

その他、何らかのサプリを飲んでいる
場合には、それらにビタミンも配合されて
いることもありますのでチェックしてみる
といいと思います。

 

慢性腎不全では、さまざまな薬剤の投与
や療法食、治療や検査もいろいろと
大変だと思いますので、ビタミンサプリ
などは無理せず、余裕があれば飲める範囲
で飲ませてあげる感じでいいと思います。

あくまでも大事なのは、基本の治療です。

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