犬の耳が聞こえない?聴力が低下する原因やチェック方法など!

犬の五感の中で抜群に優れているのが
『嗅覚』『聴覚』です。
嗅覚は人より2,000~1億倍(臭気の種類
によって異なる)
聴覚は人間の約6倍以上(周波数によって
異なる)です。

 

この能力を活かして訓練、育成され、
警察犬や災害救助犬、麻薬探知犬、また
聴導犬などなど・・人のために働く優秀で
賢い犬たちがたくさん活躍していますね!

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普通に家庭犬として飼育されている
ワンちゃんでは、あまり意識して観察
することはないかもしれませんが、
ふっとした時にスゴイな~っと感じる
ことも多いのではないでしょうか^^

 

飼い主さんが帰宅する随分前から
察知して玄関に出迎えに行ったり・・
そわそわしたり・・
これらは人には聞こえない車のエンジン
音や足音などを聞き分けているためです。

 

また、寝ていると思ってこっそり
何かを食べようとしたときなんか・・
すぐにその音を聞きつけて飛び起きて
きたりとか笑

 

その他にも犬ならではの地獄耳(?)
エピソードは多いと思います。
こっそりバレずに何かをするという
ことは犬がいるお宅ではまず無理ですよね。

 

また、状況に応じて嗅覚と聴覚の両方
を使って色々なことを察知する能力は、
とてもじゃないけど人間には真似できません。

 

しかし・・
なぜだか?急に愛犬の様子がおかしい。
今まですぐに察知していたようなこと
も分かってないようだ・・
呼んだときの反応も鈍い・・

などなど耳が聴こえづらくなっている?
・・聴こえてない?
と感じるようなことがありませんか?

 

抜群の聴覚を誇る犬ですが、
さまざまな原因から聴力の低下が起こる
ことがあります。

 

こちらでは犬の耳が聴こえ辛くなる
(聴力が低下する)原因や病気の可能性、
聴力障害の症状、聴力の状態のチェック法
などをまとめてみましたので参考にしてください。

聴導犬の仕事や犬種、頭数は?訓練や認定試験、普及率など!

 

<犬の聴力が低下する原因>

 

一般的に健康な犬であれば、
犬種に関係なく、犬として正常な
優れた聴覚を持っています。
(先天性の聴覚障害は除く)

 

もちろん、聴こえていても反応、行動
するしないはその状況や性格によっても
異なりますが、呼びかけや物音などに対して
それまでとは異なる反応が見られる場合
には、聴力が低下している可能性があります。

犬の外耳炎の予防法!再発を繰り返さないための対策など!

 

犬の聴力が低下する原因としては、
主に以下のものが考えられます。

 

【耳の病気】

外耳炎、内耳炎、中耳炎など耳の
炎症を伴う疾患によって耳道の閉塞や
内耳の障害など。

 

【頭部の外傷】

交通事故などで頭部の強打、外傷
などから外耳道裂傷や鼓室血腫など。

 

【脳の病気】

脳の腫瘍や脳神経の異常など。

 

【薬物の副作用】

薬による聴覚障害は、主に内耳を障害
することで起こるとされています。
アミノグリコシド系・マクロライド系の
抗生物質、ループ利尿薬、免疫抑制薬、
鎮静薬など・・他にも多くあります。

 

【加齢】

犬も人と同様に加齢に伴い、聴力の
低下が見られます。(音波の振動を伝える
耳小骨の動きが弱くなる)
その他、高齢になると発症が多くなる
甲状腺機能低下症などでも聴覚障害が
起こる可能性があります。

 

【原因不明】

突発性難聴など。
(蝸牛の中の音を感じる神経細胞の
障害で起こるとされています。)

 

その他、異物混入や耳垢があまりにも
大量に詰まっている場合なども
聴力低下の原因となりますが、それらは
耳道を塞いでいる原因を取り除くこと
で正常に戻れば心配ありません。

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<犬の聴力低下の症状(サイン)>

 

犬は片耳に聴覚障害があっても
もう片方の耳が正常に機能していれば
人が見て気付くほどの行動の異変は
見られないことがほとんどです。

 

ですから、以下のような聴覚障害の
サインがある時には、ほとんどの場合、
両耳に聴覚障害が起きているときと考えられます。

 

*呼びかけに反応しない、または反応が鈍い

*寝ているときに呼びかけたり、大きな音がしても起きない

*ピンポン、ドアの開閉、物が落ちた音などに反応しない

*音がした方向に視線を向けない

*後ろから近づいたり触ったりすると驚いたり噛み付いたりする

・・などの耳が聴こえていないと思われる行動。

 

*過度に吠える

*過度に甘えてくる

*臆病になり不安そうにしている

*飼い主さんへの依存度が高くなる

*運動をしたがらない(動きたがらない)

・・などの耳が聴こえないことによる不安行動。

 

犬の生活にとって、嗅覚はもちろん聴覚
は非常に重要なものです。
ですからそれが正常に機能しなくなる
(聴こえなくなる)ということは犬に
とって、非常に不安なこととなり、それが
行動に現れるようになります。

 

ただし、加齢による聴力の低下で
認知機能の低下も見られる場合には、
上記のような不安行動は、認知症による
可能性が高いです。

犬の認知症の初期症状は?前兆を見逃さないための簡単チェック!

 

<犬の聴力低下のチェック方法>

 

犬の聴力を検査するには、
脳幹聴覚誘発反応(BAER)検査が
あります。

 

しかし、このBAER検査には、
特殊なコンピューターで脳内の電気活
動反応を見る検査機器が必要になるため、
日本ではあまり普及しておらず、この
検査が受けられる施設は非常に少ないです。
(獣医大学病院など)

 

この脳幹聴覚誘発反応(BAER)検査
以外では、簡易聴覚検査として、
Hz数の異なるさまざまな生活音や電子音
を聞かせ、その音源に対する犬の反応に
よって評価する方法があります。

 

音源に対する犬の反応には個体差が
ありますが、一般的に見られる反応
としては、

*耳が動く
*音源を見る
*振り向く
*辺りを見回す
*動きが止まる
*吠える
*立ち上がる

などがあります。

 

これらの反応を観察しながら評価して
いきますが、これは専門家が行う検査
になります。
また、普段の生活環境(自宅)にて行うのが
望ましいため、一般的な動物病院では
聴力評価の検査は難しく、あまり行われません。

 

ですから、簡単に愛犬の聴力の異変を
発見できるのはやはり飼い主さんという
ことになります。

 

自宅で飼い主さんが簡単に行える
チェック法としては、以下になります。

 

『愛犬に気付かれないようにソロ~っと
後ろから近づき、突然大きな音を出す。
(音の出るオモチャや鐘、拍手など
なんでも良いです)』

 

大事なのは、接近するのを気付かれないことです。

もし、飼い主さんが後ろにきている
気配がわかってしまえば、音がしても
反応しない場合もありますので。

 

また、体に触れたり、あまり接近し
すぎるのはやめてください。
ビックリして振り向きざまに噛まれる
可能性があります。

 

これによって、音に全く反応しない場合
は、聴こえていない可能性が高いです。
(耳の動きを観察してください。)

 

また、音に対して何らかの反応があっても
その音源の方を振り向かない場合には、
聴こえづらくなっている可能性があります。

 

一度だけでは、分かりづらいため、
時間、日にちを空けて数回試して
みましょう。

 

そして、聴こえてない、聴こえづらい
状態が見られるようなら、早めに受診
して原因になっている病気がないかの検査
をしてもらいましょう。

 

何らかの病気で治療が可能なもので
あれば治療をすることによって聴力の
回復は可能です。(完全回復しないまで
もある程度の回復は可能)

 

犬は、突然聴覚を失った場合には
パニックを起こしたり、攻撃的に
なったりしますが、加齢などで少しずつ
聴力が低下してきた場合には、視覚や嗅覚
でカバーして、日常生活に支障を来さない
程度に行動していける場合も多いです。

 

しかし、加齢の場合は徐々に視覚や
嗅覚も低下していきますので不自由になって
くることも段々と増えてきますので、飼い主
さんの対応はもちろん、家庭内の環境なども
考慮してあげる必要があります。

 

少しでもおかしいなと感じたら、
聴力チェックを行って、愛犬の状態
を知り、理解してあげ、それに応じた
生活環境を整えてあげることで耳が
聴こえないという不安を感じること
なく生活させてあげられるようにしましょう。

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