犬の生態や雑学

犬が頭をブルブル振る理由とは?病気の可能性や注意すること!

犬と言えば、良く頭をブルブル
振っているイメージがありますよね。

 

特に体が濡れた時などはその水を体から
振り払うため、頭~体にかけてブルブル
と高速で左右に揺らして遠心力で水を
弾き飛ばします。

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そしてこのブルブルはなかなかの
威力があり、約4秒で体に付いた水の
約70%を振り払うことができると
言われています。

 

これを利用してトリミングなどでは、
シャンプー後にあえてブルブルを
させるように耳元に息を吹きかけたり
します。

 

普通は体が濡らされたら自分でブルブル
する子がほとんどですが、シャイで
怖がっていたり大人しい子の場合には
ブルブルしない場合もあるのでそんな
時には良く使われる手です。

 

ただ、このブルブルは体に付いた水
を飛ばすだけでなく、ヨダレなども
一緒に飛んでくるため、口角が垂れて
たり、ヨダレが多い犬種の場合には、
周りがデロデロになったりと笑
ちょっと大変なこともありますね。

 

また、大型犬なんかだと体が大きい分、
水の量も多いですから、近くにいる人
は飛ばされた水を浴びてビッショビショ
になることも笑

 

でも犬にとってはこのブルブルは
熱を逃さない、体温を保つのに効率的に
水分を蒸発させるために重要な行為で
あり、生きるため行動の一つなのです。

 

また、犬は体が濡れたとき以外でも
さまざまなシーンでブルブルをします。

 

ですから『犬=ブルブル』というのは
良く見る光景ですし、それが犬の生態
です。

 

しかし、このブルブルが病気のサイン、
何らかの異常が起きている場合も実は多いのです。

 

そこで、愛犬の異常を見逃さない、
病気の早期発見のためにも、

*犬はどんな時にブルブルするのか

*病気の可能性があるブルブル(頭の振り方)

*可能性のある病気

*飼い主さんのチェックポイント

などをまとめてみましたので参考に
してください。

 

<犬はどんな時にブルブル(頭を振る)する?>

 

犬がブルブルするのは、体が濡れた
時以外では以下の状況があります。

 

【耳の中の異物】

散歩中などに植物の種子や子虫など、
また水など何らかの異物が耳の中に
入って痛みや痒み、違和感などを感じた
場合。

 

【耳の病気】

何らかの原因で耳に感染症を起こし、
痒みや痛み、不快感がある場合。

 

【アレルギーによるもの】

アレルギー症状によって、
皮膚(顔や体、耳など)に痒みがある場合。

 

【神経系の病気】

神経系や脳に異常がある場合。

 

【中毒によるもの】

毒性のあるものを摂取した場合。
また薬剤による副作用など。

 

【カーミングシグナル(自分自身を落ち着かせる)】

何らかの不安を抱えたり、ストレス
を感じたりしたときに自分を落ち
着かせるため。

 

<考えられる病気とは>

 

【耳の中の異物の場合】

耳に何らかの異物が入り、ブルブルで
外に出てしまえば問題はありません。

 

また、何が入ったか分からない場合でも
その後頻繁にブルブルすることもなく、
犬が落ち着いているようであれば様子を
見て大丈夫です。

 

ただし、その異物が刺激になり耳の中で
炎症を起こして外耳炎になってしまう
可能性もあるため、その後も頻繁に
ブルブルが見られるときには受診しましょう。

 

【耳の病気の場合】

犬はその耳の穴の形状から耳の病気に
なりやすいです。

 

外耳炎が一番多いですが、処置が遅れ
悪化すると中耳~内耳炎になります。
また、痒みや違和感から頭を振りすぎたり、
耳を床や壁などにこすりつけたりすること
耳血腫ができることがあります。

 

外耳炎の原因はさまざまですが、

*アレルギー
*異物
*耳ダニ感染
*耳の中の毛
*耳道の腫瘍(ポリープ)

などがあります。

犬の外耳炎の治療法や通院期間、かかる費用などまとめ!

 

【アレルギーによるものの場合】

近年、犬のアレルギーは増加しており、
皮膚の赤身や痒み、脱毛などが起こります。

 

そしてアレルギーと外耳炎はセット
になっているとも言えるほど、
アレルギーの犬は外耳炎も併発して
いることが非常に多いです。

 

アレルギーの原因もさまざまですが、

*食物性(タンパク質原料)
*ハウスダストや花粉など
*食器(プラスチック製など)
*シャンプー剤など

などがあります。

ドッグフードを選ぶ基準!アレルギー体質や皮膚病が気になる場合!

 

【神経系の病気】

頭部外傷や感染症などで脳の損傷、
炎症を起こしたり、また脳に腫瘍
でき、それが神経を圧迫することが
あります。

 

また、前庭(耳の奥にある内耳神経の一部)
のに異常が起きる(前庭疾患)場合も
あります。
(中耳~内耳炎の悪化や頭部外傷、感染症
などが原因となります。)

 

【中毒によるものの場合】

犬は食事以外のいろいろなものを
口にする誤飲や誤食が非常に多いです。

 

洗剤や植物など毒性のあるもの
食べたり舐めたりしてしまい中毒に
よる神経症状が起きてバランスが
保てず、頭をゆらゆらしている場合
があります。

 

その他、服用している薬剤の
副作用などでも頭の揺れが起きる
ことがあります。

 

【カーミングシグナルの場合】

カーミングシグナルで時おりブルブル
が見られる程度であれば問題はありません。

 

これは、そのワンちゃんの性格や
飼育、生活環境などによっても個体差
がありますし、犬は感情豊かな動物
ですから、不安になったりすることは
多いです。

 

ただし、カーミングシグナルとしての
ブルブルが頻繁に見られるときなどは
日常的なストレスにさらされている
可能性や飼い主さんに対する依存度
が強すぎるあまり、常に強い不安を
抱えていることなどがあります。

 

そしてそれがエスカレートすると鬱や
分離不安など精神的な病気になって
しまう可能性があり、そうなると治療が
必要になります。

犬の分離不安症の原因や症状と対処法やトレーニングなど!

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<注意して観察、チェックすること>

 

必要性がないのに頻繁なブルブルや
不自然な頭の揺れが見られる場合には
病気の可能性を疑い、以下を注意して
チェックしましょう。

 

【耳のチェック】

*耳の中(内側)に赤みや腫れ、ただれ
が起きてないか。

(正常な耳の中や耳たぶの裏はお腹
などの皮膚の色と同じです。)

 

*耳の中から黒い、茶色い耳アカ、また
血や汁が大量に出ていないか。

(茶色い汚れや耳アカは正常でも出ますが
耳の穴が見えないくらい大量であったり
耳の皮膚が赤くなっているようだと
異常です。また膿のような汁や血が出る
場合も異常です)

 

*耳の中、または周囲から臭いが出てないか。

(犬は体臭が強い動物ですし、臭いには
個体差もありますが、耳の中や周囲
から異臭がする場合は何らかの異常です)

 

*耳たぶ(耳介)に腫れやできものはないか。

(犬種によって耳の特徴はさまざま
ですが、耳たぶの表や裏に傷があったり
膨らみ、腫れ、脱毛などがないか触って
チェックしましょう)

 

*耳や耳の周囲(顔や頭)を触られるのを嫌がらないか。

(耳周囲を触られるのを嫌がる場合には
耳に痛みや違和感などがある可能性があります)

 

*頭や耳を床や壁などにこすりつけていないか。

(耳に痒みや違和感などがあると
後ろ足でしきりに引っ掻いたり、壁や
床などに耳や頭を擦り付ける行為が
頻繁に見られます)

 

*頭部を強打することがなかったか。

運動時や遊びのときなど、何かに
頭をぶつけたりしてダメージで脳に
損傷を起こすとその後徐々に神経系の
症状が出現してくることがあります。

 

*頭のバランスがおかしくないか。

頭をまっすぐに保てず、横や斜めに
傾いたままになっていたり、ゆらゆらと
頭を振る行動が見られるのはバランスが
保てなくなっている神経症状です。

 

*精神的不安定な行動がないか。

無駄吠えやソワソワ、粗相、家具など
破壊行動など何らかの不安や不満を
抱えている表れが見られる場合には、
精神的疾患の可能性があります。

 

これらに当てはまることがある場合には、
ブルブルや頭の揺れは、病気によって
起こっている可能性があるため、早期に
受診しましょう。

 

また、多くの場合、これらの症状が
一つではなく複数で現れていることが
ほとんどです。

 

ですから、じっくり観察して当てはまる
症状をすべてチェック、受診した際に
それを伝えることが大事です。

 

犬は外耳炎など耳の病気が多く、それに
よって過剰なブルブルが見られる場合が
多いですが、前述したように外耳炎が悪化
すると中耳~内耳から前庭疾患を起こし、
バランスが保てなくなります。

 

これは犬にとっては非常に辛い状況
が続くことになり、日常生活にも支障を
来たします。
またそうなってからでは治療にも時間が
かかりますし、完治は難しい場合も
あります。

 

過剰なブルブルは犬からの大事なサイン
です。
見逃さないように軽症のうちに治療する
ことが大事です。

 

また、耳の中や耳周囲、皮膚などは
普段のスキンシップの際にこまめに
チェックしてあげるようにするといいですね。

 

犬=ブルブルをする・・ではなく、
病気の可能性もあるということを
頭に入れておきましょう!

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