犬の慢性腎不全の痛みや辛さとは?体の状態や対処法について!

愛犬が病気になると・・
色々と心配や不安になることが
多いですよね。

 

犬は言葉をしゃべってくれないから、
どこがどう痛いとか・・体の辛さを
教えてくれません。

 

でも痛みがあるなら少しでもそれを
取り除いて楽にしてあげたい・・
辛い思いをさせたくない。。

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見て分かる症状に関しては、ある程度
の想像はできると思いますが。。

なんとなく元気がない・・
食欲がイマイチ・・
寝てばかりいる・・
動きたがらない・・

などの場合、病気だし不調を抱えている
には違いないんだけど具体的にどんな
状況なんだろう?
どこがどう痛いのかな?
どのくらい辛いんだろう?

など考えてしまいますよね。

 

外傷や分かりやすい皮膚疾患などとは
異なり、内臓疾患など体の中で起こって
いる病気に関しては、特にそうだと思います。

 

こちらでは、犬の慢性腎不全について
痛みはあるのか?辛さは?体の状態
などをまとめてみましたので参考にしてください。

 

<慢性腎不全と体の状態>

 

犬の慢性腎不全は、腎臓の機能が低下し、
本来の働きができなくなってしまう病気です。

 

腎臓の働きは主に、

*老廃物を尿として体外に排泄

*血圧を適切にコントロール

*造血ホルモンを分泌

*体液量、電解質(イオンバランス)を調節

*丈夫な骨を作る(ビタミンD活性化、カルシウム吸収を促す)

などがあります。

 

これらの働きが正常に機能しなくなる
ことでさまざまな合併症が起こってきます。

*体内に老廃物が蓄積(尿毒症)

*高血圧

*貧血(腎性貧血)

*電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウム)異常

*骨が弱くなる

など。

 

そしてこれらによって現れる主な症状は
以下になります。

【尿毒症】
疲労感(だるさ)、胃腸障害(嘔吐や下痢)、
食欲不振、むくみ(浮腫)、呼吸困難、
知覚異常、痙攣(けいれん)、など。

【高血圧】
自覚症状はほとんどないが、心臓・脳・
眼底・血管などに合併症。

【貧血】
息切れ、動悸、呼吸困難、疲れやすい、
めまい、など。

【電解質異常】
嘔吐、脱力感、しびれ、知覚過敏、
筋肉痛、けいれん、便秘、下痢、
不整脈、歩行障害、神経症状、など。

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<慢性腎不全の痛みや辛さは?>

 

上記に挙げたように、慢性腎不全、
またその合併症によって起きる症状は
さまざまですが、犬が感じる不調と
しては、

*全身のだるさ
*吐き気や胃のもたれ(むかつき)
*食欲不振
*思考力の低下(ぼ~っとする)
*息苦しさ(呼吸しづらい)
*四肢のしびれ
*力が入らない

などが考えられます。

 

もちろん、合併症の状態や進行具合
によっても症状は異なります。
また個体差もあります。

 

電解質異常(高カリウム血症)
起きると、筋肉のしびれなどが
起こります。
逆に低カリウム血症になると筋肉
の痛みなどがでてきます。
(犬の慢性腎不全では高カリウムに
なることが多いです)

 

高血圧から『うっ血性心不全』
体液増加による『むくみ』『貧血』
起きると呼吸がしづらく、早くなったり
荒くなりますので苦しいです。

犬の腎不全で呼吸が早い,荒いなどの原因や治療法について!

また、過剰な体液が胸水や腹水と
なって胸腹部に溜まってくるように
なり、『肺水腫』を起こすと呼吸困難
となり、さらに呼吸が苦しくなります。

 

慢性腎不全によって、痛みや苦しさ
などが起きるとすればこれらの状態
になっているときです。

 

それ以外では、痛みというより、
どちらかと言うと・・
*気持ち悪い
*だるい
*体が重い
*ふらふらする

といった感じの自覚症状が主だと思います。

 

基本的に慢性腎不全の症状としては、
激しい痛みなどが起きる病気では
ありません。

 

ですから、痛み止めなど必要になる
ことも普通はありません。

 

急性腎不全や、腫瘍など何らかの原因
がある場合には、腎臓の痛みなどが出る
場合もありますが、加齢と共に少しずつ
腎臓の機能が低下していく慢性腎不全
では、急激な激しい症状は出ないのが
普通です。

 

腎機能もある程度の年月をかけて
徐々に低下していくため、体も少しずつ
慣らされていく感じなのです。

 

また、腎機能の補助と共に合併症(血圧
や貧血)を防ぐための治療も行われるため、
適切な治療を行い、薬剤でコントロール
できているうちは、痛みや苦しさも
抑制できているはずです。

 

ですから、進行した状態(ステージ4)
ですでに薬剤でコントロールが難しく
なってきた場合には、痛みや苦しさが
強くなってくる可能性があります。

 

ただ、末期になってくると進行も
早く、尿毒症症状が顕著に現れてきます。
そうなると意識障害も起こってくる
ため、痛みなどはあまり感じなく
なってくるかもしれません。

 

また、腎不全の最期の経過もそれぞれ
です。
心不全で突然死のように亡くなって
しまう場合もありますし、昏睡に入って
眠るように亡くなってしまう場合など
さまざまですから、痛みや苦しさの
現れ方、感じ方も個体差があります。

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<治療や対処法について>

 

前述したように、あまり痛みが起こる
ような症状はありませんが、痛みや
しびれと言った症状が出るとすれば
カリウム異常が原因となっている
可能性があります。

 

治療としては、血中のカリウム濃度を
正常に保つ
ことが大事です。
(カリウムは血液検査で分かります)

 

慢性腎不全では主に高カリウム状態と
なってしまいます。

 

高カリウム血症の対処法としては、

*食事療法
(食事からのカリウム摂取を制限)

*輸液(生理食塩水)

*カリウム吸着剤
(食物に含まれるカリウムを吸着、便と共に排泄)

*対処療法
(高カリウム血症による不整脈の発生を
防ぐためカルシウム製剤などの投与)

*グルコースやインスリン投与
(重度の場合)

などが必要になります。

 

また、慢性腎不全の治療で使われる
降圧剤(ACE阻害剤など)の投与により、
高カリウム血症が誘発される場合もあり
ますので、薬剤の調節、コントロールも
大事になります。

 

高カリウム血症は、不整脈から
心停止(突然死)を引き起こすことも
ある怖い病気です。

 

逆に低カリウムの場合には、カリウム
補助(点滴や飲み薬など)が必要になります。

 

余剰な体液による息苦しさなどの
症状は、輸液量の調整利尿剤
また心不全に使う薬剤などを体の状態
に応じて調整していくしか方法は
ありませんが、腎不全の進行と共に、
コントロールが難しくなっていきます。
(場合によっては、針を刺して胸水を
直接抜くなどの処置が行われることも
あります)

犬の腎不全の末期!痙攣などの症状や治療法、余命について!

定期的な診察を受け、適切な薬剤の
投与が大事になります。

 

早めの対処で悪化を防ぐことができ、
薬剤でコントロールできる期間も
長くなります。
結果、それが腎不全の進行も遅らせる
ことにもつながります。

 

また自宅では、

*興奮させない
*運動は控える
*安静を保つ

などでなるべく呼吸が苦しくならない
ように注意してあげましょう。

 

慢性腎不全は治らない病気ですが、
進行を遅らせ、残りの余生を少しでも
楽に生活させてあげられるよう最善を
尽くしてあげることが大事だと思います。

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