犬の腎不全の末期!痙攣などの症状や治療法、余命について!

犬の慢性腎不全は、一般的な血液検査
によって病気が分かった時には、
すでに腎臓の機能の約75%が失われて
いる状態です。
(早期発見できる検査では40%)

 

その後、残りの腎機能をなるべく
長く維持させるための治療が行われ
ますが、ダメなった腎臓を回復させる
ことはできないため、腎不全を治す
ことはできません。

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病気が分かったときの進行状態
(ステージ)やその後の治療内容や
年齢、他の病気の有無などによっても
その経過は少し変わってきますが、
治る病気ではないため、少しずつ進行
していきます。

 

そしていずれは末期と言われる状態を
迎えます。

 

腎不全の末期は、いわゆるステージ4で
・CRE(クレアチニン)5以上
・残存腎臓機能10%以下
・尿毒症
の状態です。

 

こちらでは犬の慢性腎不全の末期に
おける体の状態や痙攣(けいれん)など
の症状、治療法、余命などについて
まとめてみましたので参考にしてください。

 

<犬の慢性腎不全末期の症状>

 

腎不全の治療では、体内の老廃物(毒素)
を尿として排出するという本来の腎臓の
機能を補助し、体内に毒素が溜まらない
ようにします。

 

しかし、腎不全が進行し、腎臓の機能
がさらに低下してくると治療では補助
できなくなってくるため、老廃物が体内
に急激に蓄積されるようになります。

 

これが『尿毒症』で、腎不全の末期に
起きる状態です。
腎不全ではこの尿毒症によって最期を
迎えるのが経過としては一番多く
見られる状態です。(それ以前に合併症
として心不全などを起こし、突然死の
ようになることもあります。)

 

『尿毒症』になると、

*頻繁な嘔吐や下痢

*食欲不振・元気消失

*尿量減少(乏尿・無尿)

*痙攣(けいれん)

*意識障害

*昏睡

などが見られ、最期を迎えます。

 

特に乏尿~無尿とオシッコが出なく
なってくると痙攣や意識障害
起こり、これがいよいよの末期状態です。

 

<慢性腎不全の痙攣(けいれん)>

 

腎不全で見られる痙攣は、尿毒症
よるものです。

 

尿毒症は、中毒症状の一種で体が毒素
で満たされ、犯されている状態で、
さまざまな臓器が正常に機能しなく
なっている状態です。
いよいよの末期ではなくとも基本的に
ステージ4では、程度の違いはあれど
尿毒症が起こっています。

 

尿毒症になると、さまざまな臓器に
異常が現れるようになりますが、
痙攣の原因となるのは、末梢神経
の異常によるものです。

 

『脳の異常=神経症状』

尿毒性脳症と言われ、

・せん妄(幻覚や錯覚)が見られる

・そう鬱状態になる

・神経症状(けいれん)

などが起こります。

 

尿毒性脳症による痙攣は一般的に
全身性に起こるもので、
意識は朦朧、
混濁した状態ですが、いよいよ末期に
なると意識もなくなっています。

 

この状態ではすでに脳は正常では
なくなっていて、慢性腎不全の最期の
時を迎える状態となります。

 

『末梢神経の異常=知覚異常(障害)』

末梢神経には、体の知覚や運動を司る
体性神経系(運動神経、感覚神経、自律
神経)があります。

 

この末梢神経に異常を来たすと、
体の一部に、痛みやしびれを感じたり、
熱感、冷感のような異常な知覚などの
さまざまな感覚障害が現れるようになります。

 

これが、体の一部、また部分的に
見られる痙攣や振るえ、ピクピクなど
です。

 

この状態のときには意識はあるのが
普通で、いよいよの末期ではなくとも
ステージ4であれば時おり見られる
尿毒症の症状です。

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<痙攣(けいれん)の治療法>

 

慢性腎不全の尿毒症によって起きる
痙攣については、残念ながら治療法は
ありません。

 

ですから、血液検査の数値にもよりますが
いよいよ末期で意識障害が出ている痙攣
の時には、手の施しようがなく、積極的
な治療は行われないのが一般的です。
(オシッコが出ているか出ていないか
にもよりますが)

 

ただ、あまりにも痙攣が頻繁でひどい
場合などには、抗けいれん薬を投与
する場合もあります。(内服ができない
場合、座薬などもあります。)

 

また、その状態から回復の可能性が
あるとすれば透析治療しかありません。
人の腎不全の患者さんでは血液透析
が行われますが、犬猫の場合は腹膜透析
が一般的です。

 

しかし、腹膜透析の効果、またリスク
を考慮すると犬猫の慢性腎不全(尿毒症)
で透析が行われることは稀です。

透析について詳しくはこちら↓
犬の腎不全の透析について!方法や費用と効果やリスクなど!

 

また、ステージ4でも時おり見られる
部分的な痙攣(末梢神経による知覚異常)
であれば、集中的な点滴治療を行うこと
である程度症状を軽減できる可能性は
あります。

 

血液検査の数値やそれまでの治療経過
にもよりますが、まだ治療に反応する
状態のときであれば点滴で体内の毒素を
減らすことが可能ですから、それによって
痙攣様の症状の軽減にもなります。

犬の腎不全!皮下点滴の効果や必要性、頻度や期間など!

ただし、心不全、腹水、胸水などが
ある場合や貧血の数値によっては、
積極的な点滴治療は行えない場合もあります。

 

<犬の慢性腎不全末期の余命について>

 

一般的にステージ4で尿毒症になって
いる場合には、余命は数週間~数ヶ月
とされています。

 

全身状態や治療によっても変わります
ので一概には言えませんが、積極的な
治療を行わなければその分、余命は
短くなりますし、点滴(皮下輸液)など
をこまめに行えばその分余命も長くなる
可能性が高いです。

 

残りの余命はいかに体の老廃物を
排出するか、またさまざまな合併症
の対処療法を行うことで全身状態の
悪化をどこまで防ぐことができるかに
よって変わってきます。

 

また、基本的に腎不全になるのは
高齢になってからが多いですので、
他にも何らかの病気を併発している
場合などは、どうしても余命は短くなる
傾向にあります。

 

ですから、ある程度の余命の宣告を
受けたとしてもその倍も生きる子も
いれば逆に早くに亡くなってしまう子
もいるのです。

 

ただし、いよいよ末期でオシッコが
出なくなり、痙攣~意識障害~昏睡状態
に入るともう意識が戻ることはなく、
そうなるともっても数日です。
数時間のこともあります。

 

ただ、もうその状態のときには
本人(犬)には辛いとか痛いとかは
ありません。
(飼い主さんから見ると痙攣などが
あると辛そうに見えるとは思いますが。)

 

できる限り、寄り添って見守って
あげることしかできないと思いますが
後悔のないように最期までしっかりと
見届けてあげられるといいですね。

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