働く犬、使役犬など

警察犬の犬種や性格など適正は?シェパードが多い理由とは?

人のために身を挺して働く犬、賢い犬
というと警察犬や盲導犬、災害救助犬
などが知られますね。

 

優れた嗅覚や身体能力、知能の高さを
生かして、人の役に立つよう訓練され、
特殊な任務を任される犬たち・・
本当にスゴイですよね。

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ただ、全ての犬がそうなれるわけでは
ありません。
専門的な訓練が必要なのは言うまでも
ありませんが、同じように訓練をしたと
してもその犬によって能力も違えば、
その任務に対する適正は異なります。

 

特に犬は、見た目や大きさ、原産地
などさまざまな種類が存在してますよね。
そもそもが愛玩犬ではなく、なんらかの
使役のために改良されてきている犬種
がほとんどですから。

 

そのため、犬種によって性質や特徴は
異なりますし、またその中でもさらに
個体差があるため、同じ犬種や血筋でも
性格や能力は異なります。

 

そんな中から、任務に適正な犬たちを
見出し、訓練を重ねることで晴れて
さまざまな種類の使役犬が誕生していきます。

 

こちらでは、そんな訓練された犬の中
でもまさにトップレベルと言える警察犬に
ついて、いろいろとまとめてみましたので
参考にしてください。

 

<警察犬の犬種は?>

 

警察犬には、『直轄警察犬』『嘱託警察犬』
の二種類があります。

 

『直轄警察犬』は、警察で飼育され、訓練
を行っている警察犬です。

『嘱託警察犬』は、一般家庭などで飼育
されている犬ですが、警察犬としての
訓練を受け、嘱託警察犬審査会で合格した
犬たちで、何かあると警察からの要請で
任務に当たります。

 

そして、日本警察犬協会が警察犬として
認定している犬種は、

*ジャーマンシェパード
*ゴールデンレトリバー
*ラブラドールレトリバー
*ドーベルマン
*ボクサー
*エアデールテリア
*コリー

といういずれも大型犬の7種類です。

 

ですから、直轄警察犬でも嘱託警察犬
でも基本的には、これらの犬種を警察犬
として訓練するようになります。

 

ただし、嘱託警察犬においては、
地域によっては、上記の犬種以外でも
警察犬として認めている警察署もあります。

 

嘱託警察犬は、一般家庭で飼われている
犬であり、また近年はマンションが増えて
いることもあり、大型犬の飼育というのが
減ってきていますので、上記の犬種限定
での嘱託警察犬というのは難しいのも
あると思います。

 

また、地域によっては、直轄警察犬は
おらず、すべてを嘱託警察犬に要請と
いう警察署もあります。
(直轄警察犬を導入しているのは、
26都道府県のみ・・2018年4月時点)

 

そして実際の頭数として、直轄警察犬より
も嘱託警察犬の方が圧倒的に多いです。
(10倍程度)

 

ですから、近年はプードルやチワワ
など小型犬や柴犬など中型犬、また雑種犬
でも嘱託警察犬として採用されたりしています。

 

警察犬は過酷な任務が多いイメージです
から屈強な大型犬が適任とも思われるの
ですが・・

ただ、警察犬の仕事は主に5種類があります。

*足跡追及活動 
(現場に残された犯人の遺留品の臭いから追跡)

*臭気選別活動 
(犯人の遺留品と容疑者の臭いが一致するかの特定)

*捜索活動 :
(麻薬や爆発物を発見したり、行方不明者や遭難者を捜す)

*逮捕活動
(逮捕時に犯人が逃走しないよう見張ったり、凶器を奪取したりする)

*警戒活動
(要人を守ったり、重要な施設の見回りや警戒したりする)

 

つまり、任務によっては大きな体は必ずしも
必要ではなく、逆に狭い場所にも入って
いけるような中型~小型犬の方が有利になる
こともあるようです。

 

例えば行方不明者の捜索などはよほど
足場が悪かったり、地形に困難がある場所
でなければ小型犬でもできるわけです。
必要なのは嗅覚だけですから。

 

もちろん、逮捕活動や警戒活動などは
確実に体が大きな警察犬が必要とされる
のは当然ですが。

 

特に近年は高齢化もあり、痴呆のご老人の
行方不明なども増えていますので今後
ますます警察犬の需要も増してくると思われ
ますので実際、犬種にこだわっていたら
なかなか警察犬が育たないというのもある
かもしれません。

 

今は災害救助犬などもそうですね。
基本的には大型犬ですが、近年は
小型犬でも活躍の場が拡がっているようです。

 

要は、警察犬として必要な適正があり、
訓練をして合格できればいいわけです。
本番での任務では、その犬の大きさ
なども考慮されて要請があるはずですから。

 

実際、嘱託警察犬審査会で行われる種目
『足跡追及』『臭気選別』の2つという
ところがほとんどです。
(各地域の警察署によって定められています)

youtube 井上愛犬訓練所

つまり、一般家庭でペットとして飼育
されているワンちゃんたちでも警察犬
になれる可能性は0%ではないのです!
(素人での訓練では無理ですが・・)

 

では、どんな性格の犬が警察犬に向いて
いるのでしょうか・・

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<警察犬に適正な素質や性格とは?>

 

警察犬の素質うんぬんの前にまず、

*飼い主との主従関係(リーダーとして認識)

*排便のしつけがしっかりとできている

*健康で丈夫な体

これらが基本的なこととなります。
一般家庭で飼育されている場合には、
これらは子犬の頃からのしつけで学ぶ
ことですね。

 

そして、性格的なものとしては、

*忠誠心がある

*人が好き

*人見知りしない

*物怖じしない

*好奇心が強い

*活発

*叱られても萎縮しない

*集中力が高い

*忍耐強い

*訓練(人との共同作業)を楽しむことができる

などが、警察犬の素質として必要と
されています。

 

警察犬として認められている犬種でも
個体差がありますから、警察犬の素質が
あるという点では、その中でも一握りと言えます。

 

ただ、やはりそれらの犬種は、警察犬の
素質がある子の割合が他の犬種より多い
ということですね。

 

そのため、警察で飼われる直轄警察犬は、
それらの犬種でさらに血統などから(親犬
が警察犬だった・・警察犬を多く出して
いる血筋)可能性のある犬を選別するところ
から始めます。

 

その後、訓練を通じて適正を見分けていく
わけです。
そこで適正なしと見なされると訓練は
されず、警察犬にはなれません。

 

また、適正ありと見なされ、訓練を続けて
も、実際に警察犬試験に受からない場合も
あります。

 

嘱託警察犬を目指す場合には、民間の
犬の訓練所で適正を見てもらう必要が
あります。
適正を見極めるのに数ヶ月かかること
もあります。

 

基本的に警察犬の訓練は、完全に
愛犬を訓練所に預けるようになります。
そして定期的に飼い主さんも面会に
行き、訓練士と共に訓練を行い、最終的
に飼い主さんが愛犬をコントロール
できるようになることを目指します。

 

訓練期間は、訓練所やその犬、内容に
よっても異なりますが、約半年~1年間です。

警察犬訓練士になるには見習いから!休みや給料,勤務時間など!

 

<警察犬にシェパードが多い理由は?>

 

事件のテレビニュースなどで見る
警察犬はほとんどがシェパードですよね・・

 

特に日本の警察犬はシェパードという
イメージが強いですよね。
7犬種認められている割に他の犬種は
あまり見かけないような・・

 

実際に警察犬として登録されている
犬種の1位がジャーマンシェパードで
2位のレトリバー(ラブラドールと
ゴールデン)の倍以上の頭数なのです。

 

シェパードの基礎犬となっているのは、
ドイツの牧羊犬(オールド・ジャーマン
シェパード)です。

 

この牧羊犬の知的能力と運動能力の高さ
に目を付けたドイツの軍人によって、
徹底的な作業性の向上、訓練性能の向上を
目的に計画的な繁殖が繰り返され、新しい
犬種として誕生したのが現在のジャーマン
シェパードです。

 

そして、ジャーマンシェパードドッグ協会
が設立され、この犬種のスタンダード(基本)
を厳重に管理し、繁殖に際しても厳しい
ルールが与えられたことにより、優秀な
個体を選んで選択交配されたため、短期間
で、より能力が向上したシェパードが誕生
したのです。

 

そして、戦時中は軍用犬として活躍しました。

その後、その能力を生かし、警察犬や
警備犬などとして働くようになったのです。

そしてシェパードは現在でもその優秀さ
は最高峰を誇り、

*嗅覚が抜群に鋭い

*運動能力が高い

*賢い(知能の高さ)

*我慢強い

*落ち着きがある

などにおいて、警察犬として最も適している
とされています。

 

そのため、日本の警察犬ではシェパード
選ばれることが多く、また専門の訓練士
たちは、シェパードの訓練を学んできています。

 

犬も犬種によってその特性はさまざま
ですから、同じ目的の使役犬を育てる
ための訓練でも犬種によってその扱い方
が異なります。

 

つまり、警察犬の訓練法は、その犬に
よって変わってくるのです。

 

そして、基本的に日本の警察署の
警察犬訓練士は、昔からシェパードという
犬種の訓練法を学び、その扱い方に
慣れている方がほとんどです。

 

これが、色々な犬種を集めてしまうと
その犬種ごとに訓練法を変えたり
しないといけなくなり、人手も時間も
かかるわけです。
警察署にそんな余裕はないらしいです・・

 

確かに1頭の警察犬を育て上げるには
時間も手間もかかりますからね。
直轄警察犬が少ないのもしょうがない
ようです。

 

そんな事情があり、おのずと警察犬は
最初からシェパードが選ばれることが
多いわけです。

 

また、見た目や手入れなどの問題も多少関係
があるようです。
ドーベルマンやボクサーなどは格好いい
ですが、ハッキリ言って怖いイメージも
ありますよね。
一般の人が見たら・・普通に怖いと思います。。

そして、エアデールテリアなどは
毛の手入れの問題があります。
テリア種はトリミングが必要なのです。
また、テリア種は気難しいため、扱いが
なかなか・・。

コリーなども毛が長いためそれなりの
手入れが必要になります。
(毛玉になりやすい)

 

その点シェパードは定期的な
ブラッシングとシャンプーさえ行って
おけば、被毛に関してはそんなに手は
かかりません。

 

そう考えると、警察犬として圧倒的に
多いのがジャーマンシェパード、次が
ラブラドールやゴールデンというのも
納得ですよね。

 

っとは言え、嘱託警察犬の場合には、
一般家庭のペットとしても可愛がられて
るわけですから、ゆっくりと時間とお金
をかけてあげられればシェパードでは
なくても大丈夫なわけです。

 

適正や素質はもちろんですし、個体差も
ありますが、犬はみんな人間にはない
優れた嗅覚を持っています。
その特徴を活かして人のために活躍して
くれるなら本当にありがたいことですよね。

 

今後さらに、たくさんのさまざまな犬種
が警察犬として活躍してくれることを
期待しています!

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