フィラリアについて

犬のフィラリア予防の時期はいつ?地域(都道府県)による目安!

蚊が媒介する犬の代表的な病気が
フィラリア(犬糸状虫症)で命に関わる
怖い病気です。

 

ただ、予防できる感染症ですから
適切な時期にしっかりと予防薬を投与
することでほぼ100%防ぐことのできる
病気です。

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フィラリアは感染子虫(ミクロフィラリア)
を持った蚊に刺されることによって感染
するため、要は蚊に刺されなければ感染する
ことはありません。

 

しかし、蚊の発生する時期に100%蚊に
刺されないようにするのはなかなか
難しいですよね。

 

特にお外で飼育している場合は不可能
ですし、室内飼育の場合でもお散歩など
に行くわけですから、刺される可能性は
多いにあります。

 

そのため、フィラリア予防薬の投与が
必要になるのです。

 

フィラリア予防薬は蚊に刺されないように
するためのお薬ではなく、蚊に刺されても
ミクロフィラリアが成虫になるのを防ぐ
お薬です。

 

ですから、蚊の出始める時期から始めて
飲み終わりの時期までしっかりと予防薬
を投与する必要があるのです。

 

そして、この予防薬の投与時期、期間は
蚊の発生(活動)時期に合わせるため、同じ
日本の中でも地域によって気温や気候も
異なるので変わってきます。

 

例えば沖縄と北海道では一年間を通しての
平均気温も全く異なりますし、九州と東北
でもそうですよね・・
東日本と西日本でも違いがあります。

 

こちらでは、地域(都道府県)ごとの
フィラリア予防の開始(投与)時期と
終了時期についておおよその平均を
まとめてみましたので参考にしてください。

 

<フィラリアの感染期間>

 

犬のフィラリア予防薬の投与期間は、
『蚊の発生後1ヵ月から
蚊の発生終息1ヵ月後までの間』とされています。

 

良く誤解されやすいのが、
フィラリア予防薬という名称のせいか?
蚊が出始める前から始めて、蚊がいなく
なったらもうやめていい・・という
イメージをお持ちの方が多いですね。

 

しかし、フィラリアのお薬は実際には
予防薬ではなく、治療薬です。
そのため、蚊が出始めてから約1ヶ月経って
から最初の予防薬をまず投与、その後は
1ヶ月に1回の投与を継続、最後は蚊が完全に
いなくなってから1ヶ月後の投与となります。

これ(フィラリア予防薬の作用や効果)に
ついて詳しくはこちら↓

犬のフィラリア検査はなぜ必要?その理由は予防薬にあった!

そして、このフィラリア予防薬の投与期間
の目安は、HDU(Heartworm Development
heat Unit)という犬にフィラリア(成虫)を媒介
する蚊の体内でミクロフィラリア(子虫)が
感染幼虫に発育するのに必要な積算温度の単位
に基づいて考えられています。

1日HDU = 日平均気温 – 臨界温度(14℃)
*日平均気温=(日最高気温+日最低気温)÷2

 

このHDUを使って、感染開始日と終了日を
数値化し、適切な投薬開始日・終了日を
設定することで効果的な予防が可能になります。

 

これに基づいた各地のフィラリア予防の
適切な開始時期、終了時期の目安が
以下になります。

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<各地域のフィラリア予防の適切な時期>

 

気温はその年によって変化があります。
また同じ県内でも地方によって変わります
し、自然環境や地形にもよりますので、
あくまでも投与期間については地元の
動物病院の指示に従ってください。

 

また、フィラリアは感染幼虫を持つ蚊に
刺されてすぐは、予防薬を投与しても
十分な駆虫効果は得られません。
(刺されて約2週間経過してから効果が
得られます)

 

それらも含めた上、
投与開始は、感染最速日に基づき、
投与終了は、感染最遅日に基づき、
2017年までの過去15年間のデータを
基にした予防薬投与の目安となっています。

 

【北海道・東北地方】

*北海道
投与開始=7月10~20日
最終投与=11月3~10日

*青森
投与開始=7月15~22日
最終投与=11月1~7日

*秋田
投与開始=7月6~13日
最終投与=11月10~20日

*岩手
投与開始=7月7~13日
最終投与=11月11~20日

*山形
投与開始=7月1~13日
最終投与=11月15~20日

*宮城
投与開始=7月2~13日
最終投与=11月20~30日

*福島
投与開始=6月21~27日
最終投与=11月20~30日

 

【関東地方】

*茨城
投与開始=6月20~27日
最終投与=11月23~30日

*栃木
投与開始=6月17~25日
最終投与=11月28~12月5日

*群馬
投与開始=6月17~25日
最終投与=11月28~12月5日

*埼玉
投与開始=6月10~17日
最終投与=11月30~12月7日

*千葉
投与開始=6月7~13日
最終投与=12月10~18日

*東京
投与開始=6月5~12日
最終投与=12月10~18日

*神奈川
投与開始=6月5~12日
最終投与=12月10~18日

 

【中部地方】

*山梨
投与開始=6月14~20日
最終投与=11月30~12月6日

*長野
投与開始=6月30~7月6日
最終投与=11月16~23日

*岐阜
投与開始=6月10~18日
最終投与=11月10~17日

*静岡
投与開始=6月1~10日
最終投与=12月12~12月20日

*愛知
投与開始=6月5~12日
最終投与=12月10~17日

*新潟
投与開始=6月25~7月1日
最終投与=11月26~12月3日

*富山
投与開始=6月20~27日
最終投与=11月30~12月6日

*石川
投与開始=6月21~28日
最終投与=11月30~12月7日

*福井
投与開始=6月21~28日
最終投与=11月30~12月7日

 

【関西地方】

*三重
投与開始=6月10~17日
最終投与=12月12~19日

*滋賀
投与開始=6月20~27日
最終投与=11月31~12月7日

*京都
投与開始=6月7~14日
最終投与=12月10~17日

*大阪
投与開始=6月5~12日
最終投与=12月15~22日

*兵庫
投与開始=6月5~12日
最終投与=12月15~22日

*奈良
投与開始=6月12~19日
最終投与=11月30~12月7日

*和歌山
投与開始=6月10~17日
最終投与=12月12~19日

 

【中国地方】

*岡山
投与開始=6月7~14日
最終投与=12月11~18日

*広島
投与開始=6月5~12日
最終投与=12月12~20日

*山口
投与開始=6月10~17日
最終投与=12月7~14日

*島根
投与開始=6月17~23日
最終投与=11月28~12月5日

*鳥取
投与開始=6月17~23日
最終投与=11月30~12月7日

 

【四国地方】

*徳島
投与開始=6月8~16日
最終投与=12月13~21日

*香川
投与開始=6月8~16日
最終投与=12月13~21日

*愛媛
投与開始=6月8~16日
最終投与=12月13~20日

*高知
投与開始=6月4~12日
最終投与=12月19~26日

 

【九州地方・沖縄】

*福岡
投与開始=6月1~8日
最終投与=12月16~23日

*大分
投与開始=6月14~21日
最終投与=12月12~20日

*長崎
投与開始=6月2~9日
最終投与=12月18~25日

*佐賀
投与開始=6月1~8日
最終投与=12月16~23日

*熊本
投与開始=5月30~6月7日
最終投与=12月20~30日

*宮崎
投与開始=5月25~6月5日
最終投与=12月20~30日

*鹿児島
投与開始=5月15~22日
最終投与=(翌)1月3~10日

*沖縄
1年中感染の可能性があるため
年間を通しての投与が必要。

 

フィラリアの予防薬は1ヶ月に1回
(1ヶ月間有効)が基本ですが、薬の効果
としては約40日程度はあるとされています
ので、その時の状況によっては最後は少し
ずらして終了する場合などもあります。
(例えば毎月20日に投与であった場合、
11/20で終了予定でも気温の状況により
25日あたりまで蚊の発生が危惧される
場合などは最後を11月26~30日にしたりなど)

 

フィラリア予防薬は例えば7月1日に
投与した分は6月1日~30日に刺された
分(ミクロフィラリア感染)の駆除です。

 

ですから6月5日頃に初めて蚊を見かけて
刺されたかも?と思っても7月5日に
予防薬を投与すればOK!なのです。

 

逆にもうほとんど蚊を見なくなったし・・
と10月31日で予防薬の投与を最後に
したとします。しかし、もし11月1日に
感染幼虫を持った蚊に刺された場合、
アウトなのです。
この場合、翌年の春にはフィラリアの
成虫となって心臓に寄生して小虫を
生んでいることになります。(フィラリア感染)

 

あくまでもフィラリア予防薬の投与は
それ以前に刺されて感染したミクロ
フィラリアを駆除するものであって
投与後に刺された分に関しては一切の
効果はないのです。

 

そのため、フィラリア予防薬は
最終投与の時期が非常に重要なのです。
しっかりと獣医師の指示に従って
飲ませましょう。

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