神経・精神疾患

犬のてんかんに漢方薬の効果とは?種類や発作抑制の作用など!

てんかんは犬の神経病の中では
最も多いとされる疾患です。

 

原因やタイプはさまざまですが、
通常の特発性てんかん発作(全般・部分)
であれば、抗てんかん薬を服用することで
発作の回数を減らしたり、発作を軽減
させることが可能です。

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ただ、難治性てんかんとされる
抗てんかん薬が効かない場合などは
他のさまざまな薬剤での対処が試されます。

 

また、抗てんかん薬の副作用が強い
場合、長期の投与が心配な場合なども
なるべく薬の量を抑えて維持できるよう
にと薬剤が検討されます。

 

基本的には抗てんかん薬は一生飲み続け
なので、体の負担も気になりますし、
また薬の効果が弱くなってくることも
あります。

 

そのため、なるべく副作用のリスクが
少ない漢方薬や栄養剤(サプリメント)
などとの併用が推奨されることもあります。

 

こちらでは、犬のてんかんへの
漢方薬の作用や効果、種類などに
ついてまとめてみましたので参考に
してください。

犬のてんかんの薬の種類や副作用など!やめるとどうなる?

 

<てんかんと漢方薬>

 

人では『てんかん』に対して漢方薬
治療は、比較的ポピュラーに行われています。

 

通常の抗てんかん薬だけでは治療の
効果があまり良くない場合などは
漢方薬を併用することで治療効果が
上がることも多いとされています。

 

また、漢方薬はその他さまざまな病気
にも使用されています。
歴史は古いですよね。

 

近年は動物医療でも漢方薬が使われる
ことも増えてきていますが、それでも
一般的な薬剤(西洋医学)に比べると
圧倒的に少ないと言えます。

 

特に犬や猫など動物の場合には、
漢方薬は飲ませづらいと言った
イメージもありますし、価格も高いし、
効果あるの?と思われる飼い主さんも
多いようです。

 

ただ、基本的に人も犬も病気の治療に
対して使われる薬剤はほぼ一緒です。

 

ですから、漢方薬も考え方としては
西洋の薬剤と同じで効果が認められて
いる病気に関しては犬でも効果が期待
できるとされていますし、漢方薬を
推奨する獣医師の先生も増えてきていますね。

 

ただどうしても漢方薬の場合には
西洋の薬剤のような即効性や目に見える
効果が出るまでに時間がかかることが
多いため、効いてるのかどうか?なんて
イメージがあるのも事実ですね。

 

また、元の体質によっても漢方薬の
効果には個体差があるため、こればかり
は、試してみないと・・というのは
あります。

 

ですから、もし抗てんかん薬の効果が
イマイチ、長期の服用で副作用が心配、
少しでも良いのであれば・・などの
場合には試してみる価値はあると思います。

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<犬のてんかんの漢方薬の種類や効能は?>

 

漢方薬は、体の状態や体質、症状などに
よって、調合、処方されますので同じ病気
によっても処方される生薬の種類は変わります。

 

また同じ漢方薬でも違う症状(病気)に
処方されたりもします。

 

基本的にはてんかんには、
神経の高ぶりを抑制して、気持ちを
落ち着かせ、緊張をほぐすことにより、
全身の筋肉の緊張や強張り
を緩和する
効果のある漢方薬が有効
です。

 

そして、てんかんにおいて処方される
漢方薬の主なものはに以下になります。

 

『抑肝散(よくかんさん)』

『抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)』

トウキ・サイコ・チョウトウコウ
など7~9種類の生薬が配合されています。

セロトニンの効果がメインでイライラや
不安、不眠などの神経症状の改善にも
使われる漢方薬ですがてんかん発作を予防
する効果もあります。


 

『柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)』

鎮静作用がある竜骨・牡蛎・茯苓・
桂皮・大黄が入っています。

てんかんの他、動脈硬化や高血圧など
にも処方される漢方薬です。

神経の高ぶりを鎮めたり、精神不安や
不眠、また動悸などに効果
があります。

 

『桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)』

ケイヒ・シャクヤク・カンゾウなど
7種類の生薬が配合されています。

神経過敏を改善する漢方薬で
てんかんにも使われますが、他にも
風邪や胃腸炎、リウマチなど幅広く
処方
されるお薬です。

 

『柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)』

サイコ・ケイシ・オウゴン他、
9種類の生薬が配合されています。

風邪や肺炎、胃腸炎など炎症を伴う
疾患に効果的とされ、また神経痛など
にも処方されます。

てんかんでは、抗てんかん薬との併用
として処方
されることがあります。

 

『甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)』

タイソウ・カンゾウ・ショウバク
の3種類が配合されています。

てんかんやチック、ひきつけなど
の神経症状に処方されます。

漢方薬の中では甘くて飲みやすいお薬で
人では小児に良く使われています。

これらの漢方薬のいすれか、または
組み合わせてなど・・体質やてんかんの
症状に応じて処方されるのが一般的です。

 

犬の場合、数週間から数ヶ月の服用で
少しずつ発作の回数が減った、また軽く
なったと言った声も比較的多く聞かれます。

 

また、漢方薬の併用によって、
抗てんかん薬の副作用を軽減や、
発作の抑制効果が上がる場合もあります。

 

ただし、漢方薬が全く効果がないという
場合もありますしてんかんの原因や
タイプによってもその有効性は
さまざま
です。

 

<漢方薬を始める場合>

 

本来であれば動物病院や漢方の調剤薬局
でペット用として処方してもらうのが
一番安心です。
(処方する薬剤は基本的に人用のものです)

 

ただ、漢方薬を扱わない獣医師も
多いですし、ペット用の調剤を行う
漢方薬局もまだ少ないのが現状です。

 

その場合は、市販の漢方薬を購入して
与えることになるかと思いますが、
一般的に市販の漢方薬は薬局や病院
で処方されるのより生薬の量が少なく
なっているため、効果も緩やかとなります。
(同量のものもありますが上記に挙げた
てんかんに使われる漢方薬は少ないもの
がほとんどです。)

 

市販の漢方薬(人用)を犬に与える場合、
おおむね以下の量を目安にしてください。

人用の参照量の

*小型犬(5kg以下)1/6~1/4
*中型犬(10kg以下)1/4~1/3
*大型犬(20kg以上)1/2~1

程度の量を目安に1日2回ずつ。

 

漢方薬は基本的に副作用のリスクが
低いため、投与量の多少の増減は
気にする必要はないですが、飲み始め
はしっかりと様子を観察するようにしてください。

 

また、抗てんかん薬との相性もあるため
必ず漢方薬を併用しても良いか?という
ことをかかりつけ医に確認してください。

 

てんかんの場合、タイプにもよりますが
抗てんかん薬をやめて漢方薬という選択
はまずありません。
漢方薬を飲むにしてもあくまでも併用
であり、抗てんかん薬の代わりとは
なりません。

 

ただ、1年に数回起きる程度のてんかんで
抗てんかん薬の服用が必要ないと診断
されている場合などは、発作予防のために
漢方薬を飲んだりと言うのは特に問題ない
と思われます。

 

てんかんは悪化させないように上手に
薬でコントロールしていければ怖い
病気ではありません。

 

ただし、一生付き合っていく病気です
から、しっかりと状態を把握して最適な
治療、また定期的な検査を続けていくこと
が大事です。

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