骨や関節の病気

犬の椎間板ヘルニアの手術!成功率や術後の経過、費用など!

犬の椎間板ヘルニアの治療は
その進行度(グレード)によって
内科療法(お薬やケージレスト)か
外科療法(手術)となります。

 

お薬で良くなるならできれば手術は
したくない・・と思う飼い主さんが
ほとんどです。当然ですよね。

 

ただし、椎間板ヘルニアのような
整形外科疾患の治療では、内科療法
にも限界があり、手術による外科療法
がベスト、もしくはそれしか方法が
ない・・となる場合もあります。

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犬の椎間板ヘルニアの場合、
グレードが低ければ内科療法でも
効果は高いですが、グレードが
上がるにつれて、治療効果(改善率)は
下がってきます。

 

そのため、基本的にグレード3以上
の場合は手術が検討、推奨されるよう
になります。

グレードについてはこちら↓

犬の椎間板ヘルニア!グレード分類別の症状や治療法について!

ただ・・脊髄の手術と言われると怖いし
心配ですよね。

ちゃんと歩けるようになるの?
手術の失敗とかないの?
手術後の状態は?介護は?

などなど・・不安もいっぱいだと思います。

 

そこでこちらでは犬の椎間板ヘルニア
の手術について手術法や費用、術後の
経過や成功率などまとめてみましたので
参考にしてください。

 

<犬の椎間板ヘルニアの手術法>

 

犬の椎間板ヘルニアの手術で一番
多く行われるのが、

*片側椎弓切除術(ヘミラミネクトミー)

という手術法です。

脊髄を圧迫している椎間板物質を
取り除く手術です。

 

全身麻酔下でうつ伏せの状態で
背中からのアプローチで行なわれます。

皮膚を切開、背骨の露出後、
ヘルニアを発症している箇所の椎骨
の一部を削り取ると圧迫している
椎間板が見えます。

すぐ側の脊髄神経を傷つけないよう細心
の注意を払いながら飛び出している
椎間板物質を
取り除いていきます。

除去が終わったら洗浄、椎骨を削った
箇所を脂肪組織で保護して筋肉組織、
皮下組織、皮膚を縫合して終了です。

 

手術時間は犬の大きさや椎間板の状態
にもよりますがおおよそ2~3時間となります。

 

片側椎弓切除術は、皮膚の切開部位も
あまり大きくなく、骨を削る箇所も
小さいですが、脊髄神経の場所という
ことで非常に精密な手技が必要になります。

また、整形外科用の特殊な器具
必要です。
そのため、すべての動物病院で行って
いる手術ではありません。

 

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<術後の経過>

 

手術後は、翌日からリハビリ
行われます。

 

術後の症状改善には個体差がありますが、
効果の出現が早い場合は、それまで
完全麻痺だった後ろ足が翌日には
少し動くようになっていることも
あります。

 

グレードや状態にもよりますが、
一般的には術後2~3日で少しずつ
良い反応が見られるようになり、
リハビリを行うに連れ、状態は改善
していきます。
(ただし、グレードが高いほど回復に
は時間がかかりますし、完全な回復は
難しくなります。)

 

経過が順調であれば術後4~5日で
退院となります。
*自宅でもリハビリやケアが必要に
なるため飼い主さんの状況にもよります。

 

その後は、状態にもよりますが、
週1~2程度の通院で診察や治療
(内服薬、レーザー、鍼など)を受ける
ようになります。

 

退院から1週間後には普通に歩けるよう
になっている子もいれば、ヨロヨロ
ながら改善が見られる子、全く好反応が
見られない子まで色々です。

 

グレード1~3までであればかなり高い
確率で2週程度で歩けるようになります。
4~5になると反応が出るまでの経過
がゆっくりで数ヶ月単位のリハビリが
必要になることがほとんどです。

 

<手術の成功率>

 

犬の椎間板ヘルニアに手術においては
手術の成功=回復の程度 という感じ
になると思います。

 

ただし、手術自体が完璧だったとしても
すでに脊髄神経がダメになっていた場合
回復は望めないこともあります。
(特にグレード5の場合)

 

そして、術後経過については手術を
して、その後、お薬やリハビリ、レーザー
などの治療を行いながら様子を見るしか
ないということです。

 

手術が終わった時点で麻酔が覚醒すれば
手術としては成功となります。

 

ですから、残念ながら麻痺が改善しない
場合でもそれが手術失敗というわけではありません。

 

手術の成功率と言う表現が正しいのかは
分かりませんが、グレード別の外科手術後
の回復率の一般的なデータは以下となっています。

グレード1・・90%
グレード2・・95%
グレード3・・90%
グレード4・・90%
グレード5・・60%

グレード4まではかなり高い確率で
回復が期待できます。
(ただし回復までにかかる期間は
さまざまです。)

そしてグレード5になると一気に回復率
が落ちます。
ただ、それでも60%ですので半数以上
は回復しているわけです。

また、症状出現から手術を行うまでの
時間によっても回復率は変わってきます
のでなるべく早期に手術の決断をする
ことも重要になってきます。

犬の椎間板ヘルニアの検査法(脊髄造影・CT・MRI)や費用など!

 

<手術の費用>

 

犬の椎間板ヘルニアの手術は、
精密な手技が必要で獣医師も非常に
神経を使うということもあり、他の
さまざまな手術の中でも費用的には
トップクラスと言えます。

 

犬の大きさや病状、病院によっても
変わりますが、一般的には

*小型犬(ダックスなど)/100,000~
*中型犬(コーギーなど)/120,000~
*大型犬(体重20kg~)/150,000~

が相場となります。

 

また、その他、検査代や入院費などが
かかりますので退院までで考えると
すべて込みで200,000~300,000円程度
は必要になるかと思います。

 

その後も状態によっては、レーザー
や鍼、リハビリなどの治療が必要に
なるため、数ヶ月程度は治療費が
かかることを覚悟しておく必用があります。
(術後経過が良ければその後の治療は
内服のみということもあります。)

 

犬の椎間板ヘルニアは治療もかかる
費用もなかなか大変な病気です。

でも愛犬を元気に歩かせてあげたいですよね。

頑張って回復できますように!

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