癌、腫瘍

犬の悪性リンパ腫の末期症状や余命、安楽死の選択について!

犬のリンパ腫が発見時の状態にも
よりますが、積極的な治療を行えば
寛解に持ち込めることもあり、
生存期間の延長も可能です。

*寛解・・病状が落ち着き、
臨床的に問題がない程度にまで
治った状態。

 

また、リンパ腫も低悪性度~高悪性度
までさまざまなタイプがあり、それに
よって、治療効果や予後も異なります。

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ただ、犬の悪性リンパ腫は完治という
のができず、治療によって一旦寛解と
なってもいずれは再燃(再発)してしまいます。

 

また、治療効果があがらない場合も
病気は進行してしまいます。

 

そして残念ながらいずれは末期
言われる状態となります。
受診が遅れた場合などはリンパ腫の
診断時にすでに末期ということもあります。

 

こちらでは犬の悪性リンパ腫の
末期の症状、余命、また安楽死の選択
についてなどをまとめてみました。
少しでもお役に立てれば幸いです。

<犬のリンパ腫の末期症状や余命について>

 

犬の悪性リンパ腫はその進行度から
ステージ分類されています。

ステージⅠ 一ヶ所のリンパ節0r単一臓器のリンパ系組織

ステージⅡ 複数のリンパ節に浸潤(横隔膜を超えない)

ステージⅢ 全身のリンパ節に浸潤(横隔膜を超える)

ステージⅣ 肝臓・脾臓に浸潤

ステージⅤ 血液・骨髄・他臓器に浸潤

 

そして一般的に末期と呼ばれるのは
ステージⅣ~Ⅴになっている状態です。
全身のリンパ節を含むさまざまな臓器
に病変が発現しています。

 

症状としては、その発現した臓器に
よっても異なりますが、

*痛みや発熱
*むくみ
*食欲不振
*嘔吐
*下痢or便秘
*腸閉塞
*尿路障害
*黄疸
*腹水or胸水貯留
*血流障害
*体の麻痺
*呼吸困難

などが起きてきます。

 

ステージⅣでも体の状態が抗がん剤
治療に耐えられるようであれば
積極的な治療を行うこともあれば、
ステロイドや対処療法などで苦痛を
軽減させてあげる治療になることも
あり、さまざまです。

 

また、放射線治療などの選択もあります。

 

飼い主さんの要望によっても治療の
方針は変わります。

 

ですから、余命についてはその状況
によってもさまざまですし、薬剤の
反応にも個体差がありますが・・

積極的な治療を行わない場合には、
すでに末期の場合、一般的に余命は
もっても数週間程度とされることが多いです。
(症状によっては数日~のことも)

 

ただし、一切の治療を拒否しない限り、
通常であればステロイド剤の処方はある
はずなので、ある程度の効果は期待でき
るため、状態にもよりますが、もう少し
延命が期待できることもあります。

犬の悪性リンパ腫!ステロイド治療の効果や抗がん剤との違いは?

末期の治療では基本的に犬の苦痛を
最大限に取り除き、残された時間を
いかに楽に過ごさせてあげるか・・
ということが大事です。

 

ですから、症状にもよりますが、
例えば抗がん剤によってその効果が期待
できる場合には、末期の場合でも抗がん剤
治療が薦められることもあるのです。

 

犬のリンパ腫は抗がん剤の効果が最も
良いとされる腫瘍です。
また、薬剤にもよりますが犬の場合は
抗がん剤の副作用は人に比べ少ないです。

 

また、余命については、あくまでも
データに基づいての数値の平均値から
宣告されるようになりますので、実際
の余命はかなり開きがあるのが現状です。

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<安楽死の選択について>

 

可哀想・・
苦しそう・・
見ているのが辛い・・
どうせ治らないのなら・・
楽にしてあげたい・・

 

前述しましたが、リンパ腫の末期の
状態もさまざまです。

 

そして痛みについてはその強さによって
鎮痛剤の種類もいろいろとありますので
ある程度までは痛みを緩和してあげる
ことは可能です。
(痛みはあまり出ないこともあります)

犬の腫瘍(がん)の痛みを緩和!鎮痛剤(痛み止め)のお薬など!

ですから、ギリギリまで鎮痛剤にて
対処することも可能ですが、痛みだけ
ではない、他の状態については薬剤では
だんだん対処ができなくなってきます。

 

そうなってしまうと安楽死を考えて
しまうこともあると思います。

 

犬の癌による安楽死については、
飼い主さんの考え方にもよりますので
安楽死もやむを得ないという状況
あれば、獣医師はその考えを尊重して
安楽死を行ってくれます。

 

辛い選択になりますが、リンパ腫末期
の苦しい症状を薬剤によって回避して
あげることができない場合には、苦しみ
からの解放には安楽死しかないとは言える
のかもしれません。

の癌の最期~安楽死の決断~方法や費用について!

 

日本では認められていませんが
人では『尊厳死』というものがありますよね。

 

しかし、犬は自分の意思を飼い主さん
に伝えることはできません。
ただ、もし犬が意思を伝えることが
できたとしても犬には『尊厳死』
いう考えはないでしょう。

 

犬だけではなく、他の動物もそうです。
それが動物の生き方です。

 

しかし、人間のベストパートナー
として愛され、家族の一員として暮らす
犬たちはその生き方もすべてを飼い主
さんに委ねています。

 

ですから、その最期を決めてあげる
のが飼い主としての最後の責任であり、
それがどんな決断になったとしても愛犬
は喜んでそれに従ってくれると私は
思っています。

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