消化器の病気

犬の腸閉塞!検査~手術の流れ~入院期間や術後の経過など!

犬の異物の誤飲によって腸閉塞が
起きた場合、早期の手術が必要になります。

 

犬の場合、腸閉塞を起こしてから
発見、治療に入るまでには、数日の
時間が経過していることが多いため、
症状が進行、悪化しているのが普通です。

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そして、飲み込んだものによっても
症状や経過が異なりますし、何を
飲み込んだのか不明な場合もあり、
検査でも分かり辛く、診断自体に時間
がかかることも多いです。

 

また、初期での分かりやすい症状は
嘔吐なため、通常の胃腸炎や他の病気
でも嘔吐の症状がある病気は多く、
鑑別も難しいのです。

 

こちらでは犬の腸閉塞の検査~手術の
流れ、入院や術後についてまとめて
みましたので参考にしてください。

犬の腸閉塞の初期症状や前兆!誤飲後からの時間や経緯など!

 

<腸閉塞の検査>

 

何らかの異物を食べた、または
食べた可能性、嘔吐や水下痢など
腸閉塞を疑う症状が出ている場合、

*レントゲン
*バリウム造影検査
*血液検査
*内視鏡検査

などが状況に応じて行われます。

 

レントゲンですでに異常が分かる
場合もあればバリウム検査をしないと
分からない場合もあります。

 

全身状態のダメージや麻酔前検査と
しても血液検査は必須となります。

 

また、内視鏡によって胃の中に異物が
残っていないかなどの確認をすること
もありますが、内視鏡検査は全身麻酔
が必要になるため、腸閉塞の診断が
出た場合、必要であれば手術と同時に
行われることが多いです。

 

検査によって、診断が下れば手術と
なりますが、腸閉塞は状態によっても
診断が難しいこともあるため、疑いが
濃厚となれば手術に踏み切る場合も
多いです。

犬の誤飲による内視鏡手術の方法や手順、費用などについて!

 

<腸閉塞の手術~術後経過>

 

『全身麻酔~手術前準備』

注射による静脈からの導入麻酔後、
気管チューブ挿入、吸入麻酔で維持。

静脈留置、点滴開始。
(全身状態によっては点滴は手術前より
開始していることも)

心電図、呼吸、血圧などモニター装着。

術野の毛狩り、消毒。

 

『手術』

腸閉塞の手術は異物の除去閉塞部位
の整復が目的です。

胃の中であれば胃壁を切開後、中の
異物を取り出して縫合して終了と
なりますが、腸の場合、状態にもより
ますがほとんどの場合、閉塞部位周囲
の腸は壊死しかかっていることが多いです。

 

その場合、中の異物だけ取り出すのでは
なく、悪くなった腸も一緒に切る取る
必要があります。

 

状態にもよりますが数センチ~10センチ
程度の切除が必要になることもあります。

 

異物の除去、腸の悪い部分の除去、
また重積や捻転がある場合はその整復
が終われば、切った部分を吸収糸
(溶ける糸)で縫合します。

 

その後、お腹の中を抗生物質で
キレイに洗浄してお腹を閉じて終了と
なります。

 

ただし、万が一、お腹の中で腸が
裂けていたりした場合には、腹膜炎
の恐れがありその後、数日間に渡って
腹腔内の洗浄が必要になるため、
お腹の中にドレーンを装着してお腹を
閉じることもあります。

 

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『入院~術後経過』

腸の切開手術の場合、術後数日(2~3日)
は絶食(絶水は1日程度)となりますので
手術後も脱水予防、栄養補給のために
点滴が続けられます。

 

そのため、一般的には5日程度の入院
が必要になります。

 

状態を見ながら2~3日目から流動状の
食事を少しづつ与えていきます。
消化の良い療法食のフードを与えるのが
普通です。

 

嘔吐などがないようなら少しづつ量を
増やし、形状も固めにしていきます。

 

順調に行けば食事を与えるようになって
から1~2日後には排便があり、他に
特に心配な症状がなければ血液検査を
行い、問題なければ退院の許可が出る
ようになります。
(*ただし、腹膜炎を起こしていた場合
には1週間以上の入院になることも
あります。)

 

退院してからもしばらく(2~4週間程度)
は、消化の良い療法食を与えるように
なります。
また、抗生物質などの投薬も必要になります。

 

抜糸は手術からおおよそ10日前後です
のでそれまで異変がなければ通院の
必要はないでしょう。

 

1週間も経てば、元気食欲もすっかり
元に戻るのが普通です。
手術後、多少嘔吐が見られることも
ありますが、1~2回で続かなければ
心配ないことが多いですので様子を
見ましょう。

 

抜糸が終わってその後、異常がなければ
もう安心です。

 

その後は、また誤飲してしまわないよう
十分な注意が必要ですね。

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