消化器の病気

犬の誤飲による内視鏡手術の方法や手順、費用などについて!

犬は食事以外のものでも何でも
かんでも噛んだり舐めたり食べたり
してしまうことが多いですね。

 

おもちゃや家具・・
コードにヒモ・・
ティッシュや布類・・
人の食べ物やお薬やサプリ・・

などなど、身の回りにあるものすべて
その可能性があります。

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そしてこれらはとても危険な行為です。
場合によっては命に関わることも多いです。

 

特に異物が腸で詰まってしまう
『腸閉塞』を起こしてしまうと
開腹手術が必要になり、また治療が
遅れると腹膜炎を起こして助からない
こともあります。

 

ですから、腸閉塞を起こす可能性の
ある異物を食べてしまった場合には、
胃の中に留まっているうちに取り出す
ことが大事になります。

 

そして異物の大きさや形状にもより
ますが、胃の中であれば開腹すること
なく内視鏡で取り出しが可能な場合も
あります。(腸にいってしまうと内視鏡
での取り出しは不可です。)

 

内視鏡であれば、お腹や胃を切開する
必要もないため、回復も早く犬の体の
負担も最小限で済みます。

 

こちらでは、犬の誤飲で内視鏡による
検査や異物除去などの処置について
まとめてみましたので参考にしてください。

犬が誤飲したかも?必要な検査や費用~診断や治療の流れなど!

 

<内視鏡検査~異物除去の手順>

 

飲み込んだ異物、時間、状況や他の検査
結果などによりますが、

*内視鏡で直接胃の中を見る
検査が必要な場合。

*内視鏡にて胃の中の異物取り出しが
できる可能性がある場合。

などには全身麻酔をかけての内視鏡
検査or除去処置が行われます。

 

『血液検査』

内視鏡検査の前に全身麻酔をかけられる
状態かどうかの血液検査が必要になります。

 

腎臓肝臓などの機能が落ちている
場合は麻酔から覚醒しない場合や
術後に腎不全や肝炎を起こしたりなど
の可能性があるためです。

 

『全身麻酔』

静脈から注射による導入麻酔後に
気管チューブを挿入し、吸入麻酔
維持します。

 

血圧、心電図、呼吸数、心拍数
などのモニターを装着、麻酔状態
が安定してから処置が始まります。

 

『内視鏡検査&処置』

口~食道を通って胃の中まで内視鏡
ビデオスコープを挿入していきます。

スコープの映像はカメラに映し出されます。

 

食道に何か引っかかってないかなどの
確認をしながら胃までスコープを入れて
いき、胃の中の状態を調べていきます。

 

胃の中に異物が確認できたら、大きさ
や状態などを把握し、内視鏡での取り
出しが可能なようであれば、異物の形状
に応じた取り出し用器具を挿入、異物を
掴んで口まで引っ張ってきて取り出します。

 

その後、他に異物の残りがないか、
胃壁に炎症はないかなど確認して
問題がなければ終了となります。

 

スコープを抜き、麻酔を切って、
後は麻酔からの覚醒を待つのみです。
通常、10~20分程で麻酔から覚めて
きます。

 

ただし、内視鏡での取り出しが
不可能な形状のものや大きさであった
場合には、開腹手術による取り出しが
必要になります。

 

『開腹手術』

開腹手術が必要と判断された場合、
麻酔はそのままで手術準備に入ります。

 

体勢を整え、腹部の毛狩り、消毒を
行い手術となります。

 

胃に異物が確認できた場合には
胃の切開手術、胃を過ぎて腸で閉塞
を起こしている場合には腸の切除手術
が行われます。

 

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<経過について>

 

内視鏡にて取り出しができた場合
には、麻酔の覚醒後、少し様子を見て
問題なければそのまま退院となること
もありますが、1泊程度は入院になる
こともあります。

 

ただ、基本的にその後は治療や通院
の必要はありません。
胃に炎症がある場合には、数日程度
投薬が必要になることはあります。

 

一方、開腹手術になった場合、
胃切開でも腸切開でも術後数日(2~3日)
は絶食、絶水となりますので点滴入院が
必要なります。

 

数日後、お水から始めて流動状の
食事を少しづつ与えて、経過を見て
行きます。

 

順調にいけば5~6日目くらいには退院
できますが、食事はしばらくは消化の
良い療法食が必要になります。

 

その後、抜糸までは自宅での投薬
(抗生物質)と食事療法によるケアを
行いながら、様子を見ます。

 

問題なければ、10日~2週間後に抜糸
に連れていき抜糸をして終了です。
(抜糸は皮膚のみです。)

 

ただ、万が一、腹膜炎などを起こして
いた場合には入院も長引くことになります。

 

<費用について>

 

犬の大きさにもよりますが、
小型~中型犬の大きさの場合、

血液検査+全身麻酔+内視鏡
(検査と取り出し)+注射など全体
の費用で30,000~50,000円程度
一般的です。(入院費用などは別途)

大型犬の場合にはプラス
10,000~20,000円程度加算されます。

 

もし、開腹手術になった場合には、
50,000円~

入院も長くなるため、退院まで考えると
全部で100,000円程度はかかります。

大型犬の場合には倍近くかかると
思われます。

内視鏡のみで治療が可能だといいのですが。

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