癌、腫瘍

犬の癌の最期~安楽死の決断~方法や費用について!

愛犬の最期のとき・・
亡くなり方はさまざまです。

 

ただ、不幸な交通事故などでは
ない限り、やはり一番多いのは
病死です。

 

そして犬の病死の原因のトップに
挙げられているのが『癌』です。

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犬の『癌』にもさまざまなタイプが
ありますのでその悪性度、進行度など
もいろいろで、治療や予後も変わってきます。

 

例え、完治はできなくても闘病を
続けながら元気に生きて最期はあまり
苦しむこともなく逝ってくれる場合も
あれば、耐え難い痛みや苦しみを抱えた
まま、力尽きてしまう場合もあります。

 

そしてそれを一番近くで見ている
飼い主さんにとってはそれほど辛い
ものはないです。

 

そんな時、これ以上辛い思いをさせたく
ない・・楽にしてあげたい・・と思う
のは当然のことだと思います。

 

こちらでは癌の犬の安楽死についてです。

<安楽死の是非について>

 

安楽死という行為はまさに最終手段で
あり、『安楽死もやむを得ない』
される状態において獣医師が飼い主
さんの同意のもと行うものです。

 

安楽死は、ただ単に動物を楽に逝かせて
あげるためではなく、苦痛からの解放
のために行われます。

・心身に耐えがたい重大な苦痛がある

・死を回避する手段も、苦痛を緩和
する方法もない

などの場合です。

 

そして、犬の癌の場合では、飼い主
さんの精神的苦痛も考慮されます。

・すでに痛み止めも効かない

・食事を摂ることも困難

・衰弱していくのを見るに忍びない(辛い)

・もう十分に頑張った、楽にしてあげたい

などです。

 

安楽死については獣医師によっても
考え方はさまざまですが、一般的に
このような状況であれば安楽死を
断る獣医師はいないです。

飼い主さんが望めば安楽死は行われます。

 

ただし、

*十分な治療も受けさせていない

*治療を行えばまだ回復の見込みがある

*まだ苦痛を取り除いてあげる手段がある

*明らかに飼い主の都合による安楽死希望

などの場合には、安楽死ではなく治療を
薦めるのが普通です。

 

やむを得ない状態ではない安楽死は
断る獣医師が多いです。

 

ただ、そのようなとき、飼い主さんを
説得できずそのまま安楽死を断った場合、
その状態のまま放置されるであろう犬の
苦痛を考え、苦渋の決断で安楽死をして
くれる獣医師もおります。

 

<安楽死の方法>

 

安楽死はその字の通り、安らかに
楽に逝かせてあげるものでなければ
いけません。

 

眠るように・・
という言葉が使われますがその通りです。

 

手術などの歳に全身麻酔に使われる
麻酔薬を使用します。
通常、麻酔時に使用される量の
5倍程度の量を使うようになります。

 

使用される薬剤は、一般的に多い
のは、『バルビツール酸誘導体系』
薬剤です。

 

これは、全身麻酔の他、
抗てんかん薬などとしても使われる
薬剤で、睡眠作用や鎮静作用などが
あるお薬です。

 

麻酔薬は、大脳皮質から中枢神経系を
抑制することで意識の消失、麻酔状態
に持っていきますが、これを過剰投与
することにより、

深麻酔状態

呼吸中枢の抑制に
よる無呼吸

心停止

となります。

 

足の血管(場合によって首)の静脈から
麻酔薬を入れていくため、効果の発現
が早く、意識消失は速やかに起きるので
ワンちゃんに恐怖や不安を与える時間も
最小限で済みます。

 

注射針を刺して、薬剤を注入、終わる
までほんの数秒です。
注射後、数秒から十数秒程度で心臓
は止まります。

 

もちろん、この間は飼い主さんには
側に付いていてもらい、声をかけたり
撫でたりなど最期のお別れをしながら
となります。

 

聴診によって心拍が確認できなくなると
その旨が飼い主さんに伝えられます。

 

その後、排泄物が出てこないように
陰部などに綿球を詰めたり、胃の中
のものが逆流してこないように喉にも
綿球などの処置が行われ、また場合に
よって体をキレイに拭いてあげたりなど
の処置後に飼い主さんに引き渡される
ようになります。
(病院によっても多少異なります。)

 

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<犬の安楽死の費用>

 

安楽死の費用については、その状況
によって大幅に変わってきます。

 

安楽死を行う状況として上記に
挙げたようなやむを得ない条件である
場合には大きさ、体重によってある程度
の金額を決めている病院もありますが
○○円~という感じで上限は付けて
いないのが普通です。

 

つまり、その状況によって金額は
大きく変わります。
また、獣医師の感情によっても
変わるものと考えてもらっていいと思います。

 

病院にもよりますが、
犬の場合、安楽死の費用として
20.000円~30.000円程度から~

一般的には上限は50,000円程度かな
と思います。

 

ただし、前述した通り安楽死が
やむを得ない状態ではないと獣医師が
判断した場合には100.000円の請求に
なる場合もあると言えます。

 

それまで飼い主としてしっかり責任を
持って犬や病気と向き合い、治療や
お世話を行っていた場合などは、あまり
高額な費用を請求することは少ないです。

 

ただ、命の重みと責任という点では、
あえて相応の費用を請求する獣医師もいます。

 

実際に手を下すことになるのは
獣医師ですから、あくまでもその
気持ちによるところが大きいのは
しょうがないと思います。

 

<安楽死の決断について>

 

愛犬の安楽死において
どうすることが一番いいのか・・
という正解はありません。
一般論も必要ありません。

 

どんな状態であれ、安楽死を選ばない
飼い主さんもいらっしゃいますし、
そうではない方もいらっしゃいます。

それでいいと思います。

 

飼い主さんの愛犬に対する気持ち
や死に対する考え方はそれぞれです。

 

苦しまずに逝かせてあげたい・・
そう思うのは誰しもがそうです。

 

しかし、生きている限りその命を
自分の意思で奪うことはできない・・
そんな思いも当然です。

 

決断するのは飼い主さんですが、
どうしていいか分からない・・
辛い思いで苦しむのなら、まずは
誰かに話しましょう。

 

安楽死に対しては獣医師の考えも
色々ですが、動物病院のスタッフ
などにも話を聞いてもらうと少し
楽になるかもしれません。

 

常に動物の命と向き合い、そのような
現場を見てきているスタッフたちに
相談してみると少し落ち着いて冷静に
考えるきっかけになることもありますので。

 

犬は人と一緒に暮らし始めた時点
でその一生は飼い主さんに委ねられています。

 

ですから、どんなに辛かろうとその
責任は最期のときまで背負わなければ
どんなどんないけません。

 

どんな決断をしても後悔は残るかも
しれません。

 

しかし、どんな形の最期であれ、
幸せと思い出をたくさん与えてくれた
愛犬に精一杯の感謝を伝えながら
最期のときまで寄り添い見守って
あげること・・

大事なのはそれだけなのかもしれないですね。

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