消化器の病気

犬の下痢に抗生物質やステロイドが処方!効果や副作用など!

犬の下痢の治療法はその原因に
よってもさまざまですし、使用
する薬剤もいろいろです。

 

また、治療(薬)の効果がすぐに
現れる場合もあれば、なかなか
症状の改善が見られないことも
あります。

 

犬の下痢は比較的単純なものから
難治性のものまで多岐に渡るため
治りにくいことも多いのです。

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そんな犬の下痢ですが処方される
お薬で多いのが抗生物質です。
またステロイドが処方されること
もあります。

 

そこでこちらでは犬の下痢に
処方される抗生物質やステロイド
の作用や効果、副作用などに
ついてまとめてみましたので参考に
してください。

犬の下痢による脱水の水分補給にオススメの経口補水液など!

 

<犬の下痢に抗生物質とその効果>

 

抗生物質は下痢の原因となる菌を
殺したり、増殖を抑えたりするお薬です。

 

抗生物質にもさまざまなタイプが
ありますが、犬の下痢の場合では、
ほとんどが細菌性に対する抗菌薬が
使われることが多いです。

 

糞便検査によって、病原性を持つ
細菌が確認された場合などに処方
されます。また、出血や粘液便など
がある場合にも二次感染予防のため
に処方されることもあります。

 

犬の細菌性の下痢で多いのは、
カンピロバクターサルモネラ
大腸菌などですが、中には健常な
犬の便にも含まれるものも多く、
これが増殖して下痢を引き起こす
原因になることがあります。

 

基本的に抗生物質はそのような
細菌に対して抗菌作用を発揮する
ものですから、細菌性の下痢で
その菌に対して効果的な抗生物質を
投与すれば即効性はあります。

 

ただし、もともと腸の中にいる
細菌の増殖によるものであれば、
抗生物質を飲まなくても2~3日で
自然に治ることも多いです。
(状態による)

 

それらは糞便検査によってある程度
分かりますが、便の状態や他の症状に
よって、抗生物質が必要だとなるか、
それとも整腸剤や下痢止めなどで
治療できるとなるのかが変わってきます。

 

また、抗生物質は悪い細菌だけでなく、
腸内の善玉菌まで殺してしまうため、
腸内環境が悪化する可能性もあり、
軽度な細菌の増殖程度では抗生物質
は処方されないことが多いです。

 

そのため、抗生物質が処方される
場合は、病原性を持つ細菌が検出
された場合が主です。

 

また細菌性の下痢以外の原因が
疑われる場合にも処方されること
があります。

 

『副作用について』

抗生物質の副作用は一般的多い
のが下痢です。

前述したように腸内の善玉菌まで
殺してしまうため、他の症状によって
処方された抗生物質で下痢を起こす
ことは比較的多くあります。

 

その他、吐き気食欲不振
起きることもありますが、
これらは基本的に投薬をやめれば
治まります。

 

また、抗生物質は長く飲んでいたり
逆に早期に止めてしまうと細菌に
耐性がついて効かなくなってくる
ため、投与法が大事です。

 

下痢が治まってきたからといって
勝手に投薬を止めることは禁忌です。

 

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<犬の下痢にステロイドとその効果>

 

ステロイドはいわゆる合成の
副腎皮質ホルモン剤で薬剤としては
プレドニゾロンが知られますね。

 

副作用などが問題とされるため、
あまり良いイメージはない薬剤です。

 

犬の場合、アレルギーによる外耳炎
や皮膚疾患などの痒みや炎症を抑える
ために使用されることが多いです。

 

また、抗がん剤の一種としても
使われます。

 

そんなステロイドですが、下痢のとき
にも使用されることがあります。
そしてそれは『炎症性腸疾患(IBD)』
の場合です。

 

炎症性腸疾患は犬では多い病気ですが
確定診断には全身麻酔をかけての
内視鏡検査が必要になります。

 

そのため、下痢をする他の原因すべて
を除外し、尚且つ炎症性腸疾患の
症状が認められる場合には、炎症性
腸疾患の可能性(疑い)が高いという
ことで治療を行う場合も多いです。

 

炎症性腸疾患にもその症状によって
重症度の判定も変わり、下痢だけで
なく嘔吐を伴う場合もありますが、
治療の基本はステロイドです。

 

また、炎症性腸疾患は、
別名『ステロイド反応性下痢症』
とも言われます。

 

ですから、麻酔をかけてまでの
検査を行いたくないが疑わしい場合
には、試しにという感じでステロイド
が処方され、それに反応(効果)すれば
炎症性腸疾患という診断を行う病院
も多いです。

 

ただし、炎症性腸疾患は繰り返し
ますし、ステロイドの反応も毎回
同じではありません。
また、投薬が長期になると副作用の
心配も出てきますので、できれば一度
ちゃんと検査を行い、炎症の程度や
部位、組織などを調べておくことが
推奨されます。

 

ステロイドによる治療は重症度に
もよりますし、個体差がありますが、
高容量ではじめ、反応を見ながら
減薬していくのが一般的です。

 

反応が良くない場合や減薬して
症状がぶり返すような場合には、
免疫抑制剤などを併用することも
ありますが、軽度の場合には、
ステロイドだけでも効果はあり、
症状は治まります。

 

また、食事療法や腸内細菌バランス
に対するサプリメントなどを併用
する場合もあります。

 

『副作用について』

ステロイドは副作用が心配される
薬剤ですが、一番問題とされるのが
『アジソン病(副腎皮質機能低下症)』です。

 

アジソン病は、ステロイドの
過剰投与や長期投与によって、
体が副腎ステロイドを作らなくなる
なってしまう病気です。

 

急性の場合には、ショック状態に
陥ることもある怖い病気です。

 

その他、

・皮膚の薄弱
・筋肉低下
・肝障害
・肥満
・糖尿病
・十二指腸潰瘍

などが起きる可能性があります。

 

ただし、基本的にステロイドは
それらに注意して投与を行う薬剤
ですから、しっかりとした獣医師は
そのような副作用が出るような
処方はしません。

 

また、なるべくステロイドの
量を減らしたりできるよう、他の
薬剤を併用したりサプリや食事療法
などさまざまな治療が考えられます。

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その他、一過性の副作用として
短期投与でも

・多飲多尿
・食欲増進

などが見られますがこれは
薬をやめればなくなるものですので
心配はいりません。

 

ワンちゃんのなかなか治らない
下痢は心配になりますし、長く
お薬を飲むのも不安になりますよね。

 

そんな時にはしっかりと獣医師に
話を聞きましょう。
不安なことや気になることなど
何でも聞いて良いのです。

 

もしそれでも納得できない・・
なんか不安・・ちゃんと説明して
もらえない・・などなどがあれば
セカンドオピニオンも良いと思います。

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