症状から見る犬の病気

犬のイボやしこりは癌の可能性も?悪性度の高い腫瘍の特徴!

犬の皮膚に発生する腫瘍は、
さまざまありますが、その中の
40~50%が悪性腫瘍(がん)です。

 

約半分が癌・・確率としては高い方
だと言えます。

 

ですから、皮膚や口、鼻などにイボ
やしこりのようなものなどなんらかの
異常を発見したら、まずは早期に
診察を受けることが大事です。

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悪性腫瘍にも色々な種類やタイプ
があり、基本的に見た目だけでは
判断できませんのでさまざまな検査
はもちろん確定診断には手術による
切除が必要になります。

 

ただ、各腫瘍にも特徴があるため、
発生部位や腫瘍の大きさ、形状など
から病院ではある程度の予測をつける
ことはできます。

 

こちらでは犬の皮膚にできる腫瘍で
悪性に分類されるものをまとめて
みましたので参考にしてください。

<悪性黒色腫(メラノーマ)>

 

人では『ほくろのがん』とも
言われるメラノーマですが、
犬のメラノーマは発生部位によって
その病態は変わってきます。

 

犬ではメラノーマは口腔内や口唇、
眼球内への発生が多く、その場合
悪性の可能性が極めて高いですが、
皮膚にできるメラノーマは比較的
良性の確率が高いとされています。

 

ただし、もちろん悪性の可能性
あります。
また、足先の爪付近のメラノーマ
も悪性度が高いです。

 

皮膚メラノーマ(悪性)の場合、
ホクロが大きくなり変形したような
黒い塊やかさぶた状のことが多い
ですが、形状や色はさまざまです。



出展:http://www.119.vc/aimblog/


出展:http://www.ayai-animalclinic.com/


出展:http://shintitoseanimal.blog25.fc2.com/

また顔の頬周辺にしこりのような
膨らみがあるときには口腔内に
できたメラノーマが大きくなり、
内側から皮膚を押し上げている
可能性もあります。

犬のメラノーマ(悪性黒色腫)の転移~末期症状、余命について!

<肥満細胞腫>

 

肥満細胞腫は犬では一番多い腫瘍です。

病態がさまざまで見た目やカタチ
など特徴というのが決まって
おらず、また大きくなったり小さく
なったりと変化することもあり、
厄介な腫瘍です。

 

悪性腫瘍ですが病態によって
悪性度が三段階に分けられています。

犬の肥満細胞腫!グレード(悪性度)による予後や余命など!

 

体中、どこにでもできる可能性が
あり、四肢や顔面などの発生も多いです。

また内臓にも発生します。


出展:http://www.mone-pet.com/


出展:http://www.elly-ah.com/


出展:http://www.119.vc/

腫瘍がまだ小さく、毛がある場所では
なかなか気付くのが遅くなってしまう
ことが多いです。

 

また、赤みが出てない場合、ただの
イボのような病態にも見えるため
様子を見てしまうことも多いです。

 

ただ、肥満細胞腫は手術をする前に
無麻酔で行える生検(針を刺して細胞
を取って検査)でほぼ診断は付くため、
まずは受診することが大事です。

犬の腫瘍の病理検査(生検や細胞診)!方法や費用について!

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<腺癌>

 

腺癌は、体の各臓器の分泌腺組織
に発生する癌全般のことを言います。

 

発生する部位によって、肺腺癌
や甲状腺癌などと呼ばれます。
胃腸の癌もほとんどが腺癌です。

 

基本的に犬の『乳癌』も腺癌が
ほとんどです。
(乳腺腫瘍の悪性度は約50%)

 

乳腺付近に見られるしこりは
ほぼ乳腺腫瘍か乳癌です。
乳腺腫瘍はオス犬にも発生します
が、オスの場合はメスよりも
悪性度が高いとされています。


出展:https://blogs.yahoo.co.jp/

乳腺腫瘍のカタチや大きさもさまざま
ですが、小さくても硬いので触ると
すぐに分かります。

犬の乳がんの手術費用や術後の経過、予後について!

 

そして皮膚(体表)にできる腺癌は、
犬の場合一番多いのが肛門の周りに
できる『肛門周囲腺癌』です。
(良性の場合は肛門周囲腺腫)

 

肛門嚢(肛門の斜め下左右にある
袋状のもの)のアポクリン腺から
発生する悪性腫瘍です。


出展:http://www.samec.jp/


出展:http://www.on-vet.com/

一般的に赤黒く硬いですが、
毛に隠れてしまったり、肛門周り
を普段あまりじっくりチェックする
ことがないため、気付きにくいです。

 

ただ、大きくなっていくと痛み
から犬はお尻を床にこすりつけたり
するようになり、自壊(破裂)する
ことも多く、そうなってから気付く
場合もあります。

 

その他、犬ではほぼ全身に
アポクリン腺があるため、どの
部位からでも発生する可能性が
あります。

<悪性リンパ腫>

リンパ腫は血液(白血球)の癌ですが
さまざまなタイプがあり、皮膚型
では体表に腫瘍が発生します。

 

病態はさまざまです。
腫瘍というよりも皮膚のただれ
(潰瘍状)のように見える場合もあります。


出展:http://blog.goo.ne.jp/pon-ru-0401/


出展:http://www.pigeon-ah.com/


出展:https://blogs.yahoo.co.jp/

そのため、病態によって腫瘍では
なく何らかの皮膚病と間違われる
場合もあり、厄介な腫瘍です。

 

また、悪性リンパ腫ではリンパ節
の腫大が見られるため、各リンパ
節の部位がぼっこりとしこりの
ように膨らむことも多いです。

下顎リンパ腫大↓

出展:http://www.29fuku.com/

犬のリンパ腫は、抗がん剤の効果が
高い腫瘍ですので、状態によっては
手術ではなく、抗がん剤が第一選択
となる場合も多いです。

犬のリンパ腫!抗がん剤治療の効果や副作用、費用など!

 

<まとめ>

 

がん(悪性腫瘍)は大きくなるのも早く、
治療には腫瘍を含む広範囲の切除が
必要となりますので早期に治療に取り
掛かることが大事です。

 

悪性だったとしても、早期に完全切除
ができれば完治も望めます。
また、今は抗がん剤なども良い新薬
が出ていますし放射線治療なども
増えてきていますから、手術以外の
治療の選択肢も増えました。

 

また良性の腫瘍の場合でも大きく
なってくると不都合になることも
多いため、基本的には切除する
のが望ましいです。

 

まずはイボやしこりなどの異常を
見つけたら早めに受診しましょう。

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