癌、腫瘍

犬の腫瘍(がん)の痛みを緩和!鎮痛剤(痛み止め)のお薬など!

犬の腫瘍や癌は、種類にも
よりますが、初期ではほとんど
無症状で痛みなどもないことが
多いです。

 

しかし、少しずつ進行してくると
さまざまな症状や合併症、また
痛みなどを伴うことになります。

 

治してあげることはできないと
しても残された余命を少しでも
痛みを取って苦痛を減らして
あげたい、楽に逝かせてあげたい
と思うのは当然のことですよね。

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こちらでは、犬の腫瘍(がん)の
症状や痛みの状態、使用される
鎮痛剤、疼痛コントロールなどに
ついてまとめてみました。

 

<犬の癌の痛みとは>

 

犬は人のように『痛い・ツライ』
などと訴えることはできません。

また、人と比べれば痛みに対しては
強い方だともされています。

 

しかし、当然ながら病気があれば
痛みやツラさを感じるのは犬も
同じです。

 

特に、癌という根治が難しい病気
では、進行するほど痛みは激しく
それを完全に取り去るのは不可能
と言えます。(がん性疼痛)

 

ただ、完全になくすことはできずとも
軽減してあげることで楽に生活させて
あげることはできます。

 

がんにもさまざまな種類があり、
そのすべてに痛みがあるとは
限りませんし、実際ワンちゃんが
どの程度の痛みを感じているかと
いうのは残念ながらはっきりと知る
ことはできません。

 

しかし、そこは行動の変化や
食欲の有無、表情、態度などから
感じ取ってあげなければいけません。

 

犬は猫ほどではありませんが、
痛みなどの不調を表わさない、
隠す・・という本能があります。

 

そのため、体内にできた腫瘍など
飼い主さんがそれに気付いていない
場合にでもすでに癌は進行し、痛み
が出ている可能性もあるのです。

 

ですから、ちょっとした行動の
変化、いつもと何かが違う・・と
感じるときには、病気を疑う必要性
が重要となります。

 

犬のさまざまな癌の中で痛みを
引き起こす可能性があるとされて
いるのが、

*食道・胃・腸などの消化器系の癌

*脳や脊椎など神経系の癌

*腎臓・膀胱・前立腺など泌尿器系の癌

*乳がん(炎症性乳癌)

*皮膚がん(浸潤性)

*口腔内・鼻腔内の癌

*骨の腫瘍

などです。

その他、皮膚にできる腫瘍などでも
大きくなり自壊してしまうと痛みが
出ます。
(正確には自壊前から徐々に痛みが
出てきます)

犬の癌が自壊(破裂)!痛みや出血,膿など症状や対処法まとめ!

 

<犬の癌の疼痛管理>

 

犬のがん性疼痛は慢性痛であり、
その痛みをを完全に取り去るのは
難しいとされています。

 

ですから100%ではなく、70~90%
の痛みの抑制を目指した疼痛管理
行なわれます。

 

そしてその程度、状態によって
いくつかの薬剤を組み合わせて
使用します。

 

がん性疼痛のコントロールには、

*鎮痛剤
(消炎鎮痛薬・麻薬性鎮痛薬)

*抗がん剤
(癌の進行を抑制することで痛みの進行を抑える)

*骨吸収抑制剤
(骨にできた癌や骨に転移した癌を
抑制、痛みを抑える)

などの薬剤が使用されますが、
今回は痛みそのものへの作用の
『鎮痛剤』の使用についてです。

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今では犬の場合も人間と同じ方法
で疼痛管理がされるようになっています。

『第一段階(軽度の痛み)』

*非オピオイド系鎮痛薬
(非ステロイド性抗炎症薬)

痛みや腫れを抑え、また解熱効果も
あるお薬です。

いろいろな痛みに幅広く使用され、
安全性も高いとされています。

・メロキシカム(注射・内服)
・プレビコックス(内服)

など。

 

『第二段階(中程度の痛み)』

*弱いオピオイド系鎮痛薬
(状態によって非オピオイド系鎮痛薬併用)

痛みを抑える強力な作用があり、
特に持続する鈍痛に効果が高く、
一般的な鎮痛剤が効かないときに
使われます。

座薬もあるため、注射に連れて行けない
場合などにも使われます。

・ブプレノルフィン(注射・座薬)
・トラマドール(注射)

など。

 

『第三段階(重度の痛み)』

*強いオピオイド系鎮痛薬

医療用麻薬でもあり、鎮痛作用
は強力です。

より強い痛みに対しては、投与量
を増やすことで対応ができます。

皮膚に貼るタイプもあります。

・モルヒネ(注射・内服)
・フェンタニル(注射・パッチ)

など。

 

その他、状態によっては、
局所麻酔薬抗けいれん薬などを
併用することもあります。

 

非オピオイド系鎮痛薬は、ペット用
としてネットなどで購入できる種類
もありますが、第二段階から使用
されるオピオイド系鎮痛薬のほとんど
『麻薬』に指定されていますので
動物病院でしか処方してもらえません。

 

また、各薬剤にはそれぞれ特徴や
相互作用などもありますので、
必ず診察を受けて状態に合った
お薬を処方してもらうようにしましょう。

 

癌の鎮痛薬は痛みが出てから投与
するものだと思われがちですが、
癌の種類や進行具合いによって、
予想して事前に痛みを感じる前から
疼痛管理を行うことがとても大事です。

 

これによって、ワンちゃんの
苦痛を最大限に取り除いてあげる
ことが可能となるのです。

 

ですから、何らかの癌になって
しまった場合、その後の治療は
もちろんですが、痛みを考慮して
早めの疼痛管理の重要性を認識して
おくことも大事です

 

癌の痛みを最小限に抑えてあげる
ことで少しでも元気に残りの余生
を過ごさせてあげたいですね。

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