皮膚の病気

犬の真菌症の検査や完治までの期間と治療法など!人にうつる?

犬の皮膚病の一つ、『真菌』は
皮膚糸状菌という真菌に感染する
ことにより発症し、皮膚に病変
を伴う病気です。

 

なかなか治りづらく、完治まで
には時間がかかることが多い
皮膚病です。

 

真菌症は人畜共通感染症
(ズーノーシス)の一つでいわゆる
人の『水虫』と同じです。

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こちらでは犬の真菌症の検査や
診断、治療などについてまとめて
みましたので参考にしてください。

 

<真菌症の検査と診断>

 

真菌症の典型的な症状は脱毛や
皮膚の赤みや痒みですが、同様の
症状を伴う皮膚疾患は他にも
あるため、まずは原因が糸状菌に
よるものかの検査が必要になります。

 

感染の原因菌となる糸状菌は、
犬では約70%が『イヌ小胞子菌』
約20%が『石膏状小胞子菌』
約10%が『毛瘡白癬菌』です。

 

糸状菌の検査としては、最初に
病変部位の皮膚を薄く削って、
顕微鏡で胞子や菌糸を探します。

 

また同時に他の皮膚病(寄生虫
など)の可能性がないかも見ていきます。

 

そしてウッド灯検査を行う場合も
あります。
特殊な紫外線を、ウッド灯という
器具を使い照射すると、真菌の一部
が産生する代謝産物が緑色に光って
見えます。

 

ただし、すべての真菌が緑色に
光るわけではなく、確定診断とは
なりませんが感染の有無をある
程度把握することができます。
(ウッド灯の器具は設置していない
病院もあります)

 

顕微鏡検査にて皮膚糸状菌の胞子
や菌糸が見つかり、ウッド灯検査
でも感染の疑いが濃厚となれば
治療を開始する場合もありますが
確定診断としては、培養検査が必要になります。

 


病変の毛や皮膚変を採取して
培養地(TME寒天培地)に入れておきます。

 

ただ、培養検査は結果が出るまで
に2週間かかります。

 

真菌はあっという間に感染部位
が拡がるため、培養検査の結果を
待たずして治療を始めることも
多いです。

 

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<真菌症の治療法や治療期間>

 

症状の程度にもよりますが、軽度
であれば患部への外用薬(抗真菌薬)
の塗布
、また薬用シャンプーなどで
治療していきます。

 

長毛種の犬などの場合には、
患部周辺、または全身の毛を
短めにカットするのが望ましいです。

 

また、塗り薬の効果があまり
見られないときや、病変が広範囲
に広がっている場合や重症例など
には、内服薬(抗真菌薬)の投与
必要になります。

 

ただし、抗真菌薬の飲み薬は
比較的強いお薬で副作用の心配も
あることから、状態を見ながらの
慎重な投与が大事になります。

犬の真菌性皮膚炎の薬(抗生物質や塗り薬)の種類や副作用など!

 

症状の改善が見られるまでには
早くても2週間~かかり、また
改善が見られても完全に治りきる
までには至らず、完治するまでに
数ヶ月かかる場合もあります。

 

また状態の改善が見られ始めても
その後2週間~1ヶ月程度は治療
を続ける必要があります。

 

そして真菌症は繰り返しの再発も
多い皮膚病ですので症状が改善して
きたと思っても自己判断で治療を
やめることがないよう、しっかりと
獣医師の指示を聞くようにしましょう。

 

また、真菌症になりやすい犬は、
食物アレルギーアトピーなど
持っている場合も多いです。

 

もともと皮膚疾患にかかりやすい
体質などもありますので、真菌の
治療だけでなく、日常生活において
も免疫力を高めることが大事で
食事の見直しや環境改善などを
行うことで病状の早期改善や再発の
防止にもつながります。

犬の真菌症の治療に効果的な薬用シャンプーや薬浴法など!

<人や他の動物にうつる?>

 

真菌症は人畜共通感染症ですから
同居動物や人にもうつる可能性は
あります。

 

ですから、基本的には接触を
避けたり、触った後には手洗い
を徹底することが大事です。

 

ただし、接触すればすべての動物
が感染するというわけではなく、
免疫力が低下していたり、他の
病気などで体力が落ちている場合、
また何らかのアレルギーなどの
症状があり、皮膚のバリア機能が
落ちている場合などに感染しやすく
なります。

 

ですから、人であれば小さな
お子様やご高齢の方などは注意が
必要です。

 

また同居する他の動物なども
健康状態に注意し、免疫力低下を
防ぐことも大事です。

 

その他、接触がなくとも感染した
犬から抜け落ちた被毛やフケなど
が床に落ちていてそこから感染
する場合もありますので、室内の
衛生環境にも注意する必要があります。

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