内分泌(ホルモン)の病気

犬の甲状腺機能低下症!皮膚の脱毛などの原因や症状と治療法!

犬の甲状腺機能低下症は、中齢期
を過ぎると比較的良く見られる
内分泌疾患の一つです。

 

甲状腺ホルモンが不足する病気で
さまざまな症状が起こりますが、
その中でも一番分かりやすいのが
脱毛や乾燥、黒ずみ、フケなどの
皮膚症状です。

 

皮膚症状は必ずしも現れるわけでは
ありませんが、高率に発症する症状
の一つです。

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こちらでは、犬の甲状腺機能低下症
で起きる、皮膚の異常について
多く見られる症状など、また治療に
ついてまとめてみましたので参考に
してください。

 

<皮膚症状が起きる原因>

 

甲状腺ホルモンは血液に乗って
全身の細胞に働きかけ、動物が
生きていく上で欠かせない重要な
役割を担っています。

 

主なものとして、

*体の発達と成長

*中枢神経系の維持

*交感神経を活性化

*代謝の促進

*心拍出血の増加

などがあります。

 

甲状腺機能低下症による脱毛や
皮膚異常などはこの中の
『代謝促進』の低下によって
起こります。

 

甲状腺ホルモンが不足すると
皮膚の新陳代謝が悪くなります。

 

これによって、乾燥肌となり、
カサカサしたりフケなどが増えます。
また逆に脂漏症のようになること
もあります。

 

そして、新陳代謝が悪くなると
古い角質が剥がれ落ちず、
メラニン色素が角質層に長く留まり
メラニンの層が厚くなり皮膚の色が
暗く濃くなります。

 

また、メラニン細胞刺激ホルモン
(MSH)が刺激され、メラニンの
過剰生産をもたらします。

 

これらによって、皮膚の黒ずみ
が起こります。

 

そして、甲状腺ホルモンは毛根に
ある毛母細胞を活性化する働き
あります。

 

しかしホルモンが減少すると、
生死に関わる他の重要臓器などへ
の配分を最優先させます。

 

そのため、被毛の成長に使われる
分が減ることとなり、その結果、
被毛の発育不良が起こり、抜け毛
の増加、また発毛の阻害が起こります。

 

これによっていわゆるハゲ(脱毛)
の症状が顕著に見られるように
なります。

特に分かりやすいのは鼻梁や
尻尾などです。


出展:http://www11.plala.or.jp/


出展:http://oak-animal.com/

ラットテイルと呼ばれる典型的な
症状です↓


出展:http://www.ah-sakurayama.com/

ひどくなるとこれらの皮膚症状は
全身に広がっていきます。

 

そして、これら分かりやすい症状
とともに、

*無気力

*不活発

*体重増加

*運動失調

*下痢や便秘

なども起こります。

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<皮膚症状の治療について>

 

基本的にこれらの症状は
甲状腺ホルモンの不足によって
起きているので、甲状腺ホルモン
のお薬を投与することで少し
ずつ改善していきます。

犬の甲状腺機能低下症の薬!チラージンの効果や副作用など!

 

皮膚の状態が元に戻って被毛が
生え揃うまでには3~4ヶ月は
かかりますが、適切な治療が
継続できればその後も良い状態
を維持できます。

 

ただ、甲状腺機能低下症の皮膚
症状が起きると他の皮膚病などの
合併症を起こしている場合も多く、
その場合にはそれらの治療も必要に
なります。

 

皮膚が炎症を起こしている
場合などは、一時的に抗生物質など
の投与、また皮膚の状態によっては、
薬用シャンプーなどでのケアが
必要な場合もあります。

 

その他の皮膚以外のさまざまな
症状も甲状腺ホルモンを補充する
ことで少しずつ改善されていきます。

 

ただし、甲状腺ホルモンのお薬は
症状が良くなったからと言って
止めるとまた元に戻ってしまい
ますので基本的にずっと継続が
必要です。

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