内分泌(ホルモン)の病気

犬の甲状腺機能低下症の血液検査!費用や数値について! 

甲状腺機能低下症は、甲状腺
ホルモンの低下によって起きる
病気で犬では比較的多い内分泌疾患です。

 

中齢~高齢での発症が多く、
体内のほとんどの臓器(器官)の
機能低下が起き、症状もさまざま
なため、病気などではなく、年齢
による衰えだと飼い主さんが勘違い
されることも多い病気です。

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典型的な症状としては、皮膚の
脱毛(ハゲ)や乾燥、脂漏や黒ずみ
などの皮膚異常ですが、その他、

・顔つきが変わる(悲劇的な表情)

・肥満

・寒がる

・不活発(寝る時間が多い、動かない)

・歩き方がおかしい

・下痢や便秘など慢性の胃腸症状

・神経症状

などが見られます。

 

症状には個体差もあり、必ずしも
皮膚異常が出るわけではないため
分かりづらい場合もあります。

 

なんとなく変だな・・
歳だからかな・・
という感じもあり、発見が遅れて
しまうことも多いですが、
甲状腺機能低下症は血液検査で
診断が可能です。

 

また治療も内服薬の投与
(ホルモン補完療法)で症状を
抑えることができますので、
早めに治療を行ってあげると
いいですね。

犬の甲状腺機能低下症の薬!チラージンの効果や副作用など!

こちらでは犬の甲状腺機能低下症
の診断法(検査や費用、数値など)
についてまとめてみましたので
参考にしてください。

 

<犬の甲状腺機能低下症の検査や数値>

 

病院によっても異なりますが、
甲状腺機能低下症が疑われる場合、
一般的な血液検査生化学検査
行い、全身状態のチェックをします。
(他の病気の可能性を除外していく
必要もあるため)

 

そして、一般検査で貧血(HT)や
高脂血症(総コレステロールや
中性脂肪)が認められれば、
甲状腺機能低下症の疑いありとなり
追加で甲状腺ホルモンの測定
行われます。
(最初から全部の検査を行う場合
もあります。)

 

甲状腺ホルモンの検査は、

*血清総T4(サイロキシン)

*FT4(遊離T4、フリーT4)

*cTSH(内因性甲状腺刺激ホルモン)

の3つを測定することによって
診断となります。

 

検査の順番や検査法については
病院によってさまざまですが、
まずはT4だけ検査して数値が低い
場合、または正常値であっても
疑わしい場合などにFT4cTSH
追加する場合もあります。

 

また、最初から3つの項目全部
検査することもあります。

 

以前はT4の検査は外注検査でしたが
現在では院内で行える検査機器を
整えている病院もあります。
(FT4、cTSHは外注検査です。)

 

【甲状腺機能低下症を疑う犬の血清T4
と遊離T4(FT4)の評価】

*cTSHの参考基準値は、
0.02~0.32(ml)となっています。

 

T4の低下は他の疾患やお薬など
の影響でも見られるため、鑑別
診断にはFT4の検査も必要となり、
さらにcTSHも組み合わせ、総合的
に判断することで診断の精度は
98%となります。

 

甲状腺機能亢進症以外でT4の低下
が見られるのは、

*腫瘍

*全身性感染症

*循環器疾患

*糖尿病

*クッシング症候群

などです。

また抗てんかん薬ステロイド薬
などを投与されている場合にも
T4の低下が認められます。

 

診断が下り、治療が始まっても
投与量が確定するまでには何度か
検査が行われ、またその後も
定期的な検査が必要になりますが
その場合『T4』だけの検査となります。

 

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<甲状腺ホルモンの検査費用>

 

甲状腺ホルモンの検査は、
病院によっても変わりますが、
一般的に、

T4 / 5,000~7,000円

FT4 / 8,000~10,000円

cTSH / 10,000~12,000円

 

また、まとめて3項目の場合には
少しお安くなり20,000円程度
となることが多いです。

 

その他、血液一般検査+生化学検査
も必要になるため、それらも
5,000~8,000円程度必要になります。

 

甲状腺機能低下症の診断のための
検査は費用が高額なこともあり、
疑いが濃厚でない場合にはまずは
T4だけから・・などといった検査
を勧める病院も多いです。

 

ですから、検査を受ける場合には、
検査項目についてと費用を事前に
確認するといいですね。

 

費用面で気になるのであれば
まずはT4だけにしてもらっても
いいと思います。

 

採血は一度だけで、病院にて
冷凍保存も可能ですので、
何度も通院して採血の必要はないです。

 

ですから結果が疑わしければ追加で
という感じも大丈夫ですので相談
してみてくださいね。

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