癌、腫瘍

犬のリンパ腫にインターフェロンの作用や効果と副作用など!

犬の悪性リンパ腫の治療では、
化学療法(抗がん剤)がメイン
となります。

 

リンパ腫は抗がん剤の治療効果
が期待できる『癌』で、治療に
よって寛解(症状が落ち着き安定
した状態)にまで持っていける
可能性も高いです。

 

また、抗がん剤とともに他の
薬剤などを組み合わせること
でさらに効果を上げることも
可能です。

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そして、悪性リンパ腫や他の
腫瘍などにも使われることが
ある薬剤に『インタードッグ
(インターフェロン)』があります。

 

インターフェロンは癌への
治療実績が増えてきていて良い
効果の報告も上がっていますが
抗がん剤ではなく、免疫療法
薬剤となります。

 

ただ、その分、抗がん剤のような
副作用の心配も少なく、また他の
治療は犬の体の状態によっては
行えない場合もありますが、
インターフェロン療法は、犬の体
の状態を問わず行える治療と言えます。

 

ですから、抗がん剤などと併用
したり、また抗がん剤治療を行い
たくない場合などにも使用される
薬剤となります。

 

こちらでは、犬のリンパ腫に
おけるインタードッグの作用や
効果、副作用などについて
まとめてみました。

犬の癌をサポートするドライフードの成分や品質は?予防効果も?

 

<インタードッグとは>

 

インタードッグは2005年に
イヌインターフェロン-γ(組換え型)
を有効成分とし、犬のアトピー
性皮膚炎の治療薬として発売
されたお薬です。


出展:http://www.toray.jp/

アレルギーは、体内の免疫物質
の不均衡によって、症状が現れます。

この免疫物質のバランス
(サイトカインバランス)を調整
することで、アトピーの症状を
緩和させるというお薬です。

 

体の中からの体質改善によって
アレルギー症状の緩和が期待
できるため、症状を抑えるための
ステロイドなどとは異なり、
アトピー発症の根本的な解決
を目指すお薬です。

 

インターフェロンは、医薬品として

・α (アルファ)
・β (ベータ)
・γ (ガンマ)
・ω (オメガ)

の4型があります。

 

動物用としての製剤は2種類あり、

インタードッグ『γ (ガンマ)』
インターキャット『ω (オメガ)』

です。

 

動物用のインターフェロンは、
もともと猫用(インターキャット)で
の発売が早く、免疫を高める作用
から、癌治療にも取り入れられて
きました。
(*インターキャットは犬にも
使えますがインタードッグは犬
のみとなっています。)

 

ですからインタードッグでも
同じように癌治療に対しても期待
はあり、少しづつ治療実績も報告
されるようになり、現在では癌治療
の一つとして犬インターフェロン
(インタードッグ)も使われる
ようになっています。

 

ただし、まだまだ治療実績も
少なく治療法も確立されていない
ため、癌治療の第一選択となる
ことはまずないですが、併用
することによって効果を高めたり
また他の治療が行えない場合など
の選択肢の一つと言えます。

 

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<犬のリンパ腫にインタードッグの作用や効果>

 

癌治療において免疫療法も
さまざまありますが、その中でも
『サイトカイン療法』として
抗がん作用が期待されるのが
インタードッグです。

 

サイトカインとは、
免疫細胞が産生するタンパク質
のことで、細胞表面の受容体
(レセプター)に強く結合し、
免疫細胞同士の情報伝達に
役立っています。

 

そしてサイトカインは生体に
とって有害、また異常な状況が
起きると、それに反応して生体
を守る物質です。

 

このサイトカインを人工的に
投与することで免疫力を強化
(免疫細胞を活性化)させるのが
『サイトカイン療法』です。

 

そしてこのサイトカイン
(たんぱく質)がインタードッグ
(インターフェロン)です。

 

ですから、このインタードッグを
使用したサイトカイン療法では、
ウイルスや癌細胞の増殖を抑制
したり、NK(ナチュラルキラー)
細胞などの免疫細胞の働きを活性化
したりする作用があるのです。

*細胞増殖抑制作用

*抗ウイルス作用

*抗腫瘍作用

*免疫の調節作用

*細胞分化誘導作用

などの生物活性(生体に作用して
何らかの生物反応を起こす)が
認められています。

犬の癌など病気にペット用ブロリコの効果や抗がん作用とは?

サイトカイン療法は、
人でもさまざまな癌治療において
幅広く使われています。

 

犬でもリンパ腫をはじめ、他の
癌においてもインタードッグが
使われるようになり、これらの
効果が期待されてはいますが、
まだ研究段階とも言え、良い効果
が見られたとしても科学的根拠
が示されているわけではありません。

 

ただ、免疫細胞を活性化させる
作用があるということは、癌に
対してはとても意味のあることで、
自分の免疫が高まれば必然的に
癌に抵抗する力も付くわけですし、
やっつけることができる可能性
十分あると言えます。

 

今後、さらに動物医療でも
癌治療でのインタードッグの
実績は増えていくと思われます。
すでに積極的に取り入れている
病院もあります。

 

それに伴い、症例報告、治療
データなども上がってくると
思いますので、期待したいところ
ですね。

犬のリンパ腫!抗がん剤治療の効果や副作用、費用など!

 

<インタードッグの副作用>

 

基本的にインターフェロンは
安全で副作用の少ない薬とされて
いますが、副作用の可能性として
は以下の症状があげられています。

*発熱

*湿疹

*振せん(無意識なふるえ)

*嘔吐

*軟便

*食欲減退

*元気減退

*注射部位の疼痛 

*アナフィラキシーショック

などです。

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