癌、腫瘍

犬の肥満細胞腫の手術費用や術後の治療、予後について!

犬の肥満細胞腫は、多種多様
(形や色、大きさ、硬さなど)な
病変を伴い、さらに大きくなった
り小さくなったりと急な変化を伴う
こともあり、定まった形態がない
ため『大いなる(偉大なる)詐欺師』
という異名を持つ非常に厄介な悪性腫瘍です。

 

肥満細胞は皮膚や筋肉、また内臓
など体のあらゆる場所に存在して
いる細胞で、さまざまな刺激に
よって生理活性物質を放出、
炎症反応を引き起こします。

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犬の場合、肥満細胞腫はその
多くが皮膚に発生します。
胴体部分が一番多く、次いで
四肢になります。
(内臓に発生する場合は、皮膚
からの転移が多い)

 

肥満細胞腫は腫瘍部の細胞を
穿刺吸引して染色し、顕微鏡にて
見る(細胞診)ことで診断すること
ができます。(病院内での検査が可能)

 

ただし、悪性度の判定は
腫瘍を切除し、病理診断検査
(組織診・外注検査)を行わないと
分かりません。

 

そのため、皮膚の病変が
肥満細胞腫となれば、なるべく
早く手術による切除が必要になります。

 

こちらでは犬の肥満細胞腫の
手術方法や費用、経過や予後などに
ついてまとめてみました。

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<肥満細胞腫の手術について>

 

犬の肥満細胞腫はグレードに
よって悪性度の違いはあれど、
悪性腫瘍ですから、手術は腫瘍部位
とその周辺も含め、広範囲の切除
基本となります。

 

腫瘍の大きさや病変にもよりますが
一般的には2~3cmのマージン
を取って余分に切除を行います。

 

そのため、腫瘍があまりに大きく
なっている場合などは、十分な
マージンが取れない(完全切除が
難しい)こともあります。

 

また胴体などであれば皮膚も
ある程度伸びるため、広範囲の
切除を行っても縫合は可能なこと
が多いですが、四肢などの場合は
余剰皮膚も少なく、術後の縫合が
困難になってしまうこともあります。

 

ですから腫瘍の大きさや発生部位
によっては、完全切除が難しく、
また断脚もやむを得ない場合もあります。

 

そして、広範囲の完全切除が
できなかった場合などは、術後に
放射線療法抗がん剤などの治療
が必要になることもあります。

 

また、切除した腫瘍の病理診断の
結果(グレード)によってその後の
治療の計画が立てられます。

グレードや治療についてはこちら↓

犬の肥満細胞腫!グレード(悪性度)による予後や余命など!

 

手術後は、手術部位の状態や
麻酔後の体の状態にもよりますが、
1~3日ほどの入院となります。
(皮膚の手術の場合)

 

その後の治療は病理検査の結果
次第になります。

 

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<手術費用について>

 

手術にかかる費用は、腫瘍の
部位や大きさ、また犬の大きさ
によっても変わってきますが、

20,000~80,000円程度。
(断脚などの場合は100,000円~)

 

その他、麻酔やモニター管理、
入院費や病理検査などの費用も
かかりますので、トータルで
40,000~100,000円程度が平均的
な金額になると思われます。

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<まとめ>

 

費用面だけでなく、予後や
ワンちゃんの体の負担も考えると
腫瘍が小さいうちに早めに切除、
治療を行うことが大事です。

 

同じ腫瘍でも、治療(手術)した
時の進行具合によって余命
(生存期間)は大幅に変わります。

 

犬の体表(皮膚など)に発生する
腫瘍は、脂肪腫など良性のもの
もありますが、良性でも大きく
なれば体に不具合を生じることも
ありますので基本的には切除する
ことが勧められます。

 

ですから、犬の体表にイボやしこり
を見つけたら、基本的には切除と
いうことを念頭におき、早期に診察
を受け、適切な治療を施すことが大事です。

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