癌、腫瘍

犬のメラノーマ(悪性黒色腫)の転移~末期症状、余命について!

犬のメラノーマは口腔内に
発生した場合、悪性度が高く
非常に厄介な腫瘍とされています。

 

また足の爪付近に発生した
場合も高い確率で悪性です。
(皮膚に発生したメラノーマは
86%良性)

 

そして、治療を行っても予後は
悪く、生存率も低い悪性腫瘍です。

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腫瘍の進行度や治療の選択に
よっても、予後や経過はさまざま
ですが、初期での積極的な治療に
よって完治が望めない場合には、
いずれ、再発や転移を起こして
亡くなってしまうことがほとんどです。

 

こちらでは犬のメラノーマの
転移や再発、末期症状など、
また余命についてまとめてみました。

 

<メラノーマの再発・転移>

 

犬のメラノーマ(悪性黒色腫)は、
局所浸潤性(発生した組織層を超え
周囲の組織に増殖)が高く、
外科手術において腫瘍を切除
しても、同じ部位への再発の確率
も比較的高いです。

局所再発率は、
下顎骨切除/22%
上顎骨切除/48%

(ただし、術後の放射線や抗がん剤
などの治療によっても再発率は
変わってきます。)

 

また、メラノーマはリンパ節転移
や他の臓器への遠隔転移の確率
が非常に高く、部位や大きさ、
進行度にもよりますが最大で80%
とされています。

 

そのため、腫瘍を発見したとき
には、すでにリンパ節へ転移
ということもとても多いです。

 

そして、通常は局所再発の場合、
手術可能であれば手術による切除
(転移の有無による)が勧められます。

犬の口腔内メラノーマの手術や治療の費用と経過や予後など!

 

しかし、手術が不可能な場合、
もしくは飼い主さんが手術を望ま
ない場合、また転移の治療において
は、放射線療法抗がん剤
免疫療法などが選択されます。

 

治療効果は状態によっても
さまざまですが、効果が上がらない、
また積極的な治療を行わない場合
などは病状は進行していき、やがて
末期となります。

 

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<末期の症状>

 

癌の末期は、一般的に
「ステージ4」と言われる段階で
他の臓器に遠隔転移している
状態です。

 

そして、メラノーマでの
遠隔転移は腹腔内の臓器ではなく
肺への転移がほとんどです。

肺へ転移すると咳や呼吸困難
などの症状が出たり、動くと苦し
そうな状態が見られます。

犬の癌が肺に転移!症状や治療法と余命などについて!

 

また、局所再発があった場合、
手術や治療において切除、縮小
ができなかった時などは腫瘍
も拡大して、口腔内を圧迫、
口が閉じられなくなったり、食事
ができなくなったりしていること
が多いです。

 

さらによだれ腫瘍からの
出血、膿などを伴い、激しい
口臭(腐敗臭)を発したりもあります。

 

そして、全身状態として、
がん悪液質による栄養不良
(体重減少・筋肉萎縮)なども
起こり、体力を消耗していきます。

 

その他、貧血や嘔吐・下痢など
さまざまな合併症も見られます。

犬の癌にアガリクスの効果は?効能や抗がん作用などまとめ!

 

<末期の余命について>

 

どこまで積極的な治療を行うか
によっても変わります。
(体の状態にもよりますが末期
の場合には免疫療法が推奨されます。)

 

治療を行わない場合でも
痛みを軽減したり呼吸を楽に
したりなどの対処療法を行うこと
はできます。(鎮痛剤利尿剤
抗生物質皮下輸液など)

 

口腔内の腫瘍が大きくなり、
摂食障害を起こしている場合には、
QOLも著しく低下し、体力の消耗
も激しいため、余命は短くなる
傾向にあり、数週間~1ヶ月程度
と考えられます。

 

口腔内腫瘍による摂食障害がなく
遠隔転移(肺転移)の場合は、治療
の反応にもよりますが、
数週間~2,3ヶ月くらいと考えられます。

犬の癌の最期~安楽死の決断~方法や費用について!

 

ただし、それまでの治療経過にも
よりますので、余命には開きが
あります。

 

もうどうせ助からないから・・
となるべく手術や治療などを
しないという選択をされる飼い主
さんも多いと思います。

 

ただ、残された時間をなるべく
楽に過ごさせてあげるには
最低限の対処療法は必要だと思います。

 

対処療法は延命ではなく、
苦しみを軽減してあげるための
治療です。

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