犬の生態や雑学

犬の想像妊娠!偽妊娠の原因や症状(行動や期間)と対処法など!

犬は、生理後に想像妊娠
(偽妊娠)を起こすことが比較的
多くあります。

 

これには人の月経とは異なる
発情のメカニズムがあるからで
それによって、子宮蓄膿症など
の病気にもなりやすいとされています。

 

正式には想像妊娠ではなく
『偽妊娠』または『擬似妊娠』
と言います。

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こちらでは犬の偽妊娠について、
原因や症状と対処法などまとめて
みましたので参考にしてください。

 

<想像妊娠(偽妊娠)とは・原因は?>

 

偽妊娠とは、発情期後に妊娠して
いないのに妊娠しているような体の
状態や行動をとることです。

 

犬の発情は人間の月経とは全く
異なります。

 

人の月経出血(生理)は、妊娠しな
かったために剥がれ落ちて排出
される子宮内膜ですが、犬の発情
出血は、排卵に備え充血した
子宮内膜からの出血です。

 

メス犬は生後半年を過ぎ、性成熟
を迎えると最初の発情を迎えます。
(個体差によって6~12ヶ月経って
からのことも)

 

その後、一般的には年に2回程度
半年~1年のサイクルで繰り返します。

 

発情期になり、出血が始まると
おおよそ12~13日後に排卵
起きます。

 

排卵が起きると『黄体(おうたい)』
が形成され、プロジェステロン
(黄体ホルモン)の分泌が始まり、
このホルモンの作用で子宮内膜が
増殖し、妊娠しやすい子宮環境
が作られます。

 

そしてこの黄体ホルモンは、
交尾や妊娠をしていなくても
分泌され続けてしまうのです。
(実際の妊娠時よりは分泌量は
少ないとされる)

 

その後、黄体ホルモンの分泌が
低下してきて、乳腺を刺激する
ホルモン(プロラクチンなど)が
分泌されることによりまるで妊娠
しているような変化が起こってきます。

 

これが『偽妊娠』です。

 

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<偽妊娠の症状(期間や行動など)>

 

個体差はありますが、偽妊娠に
なると、

*乳腺が張り・腫れる

*乳汁が出てくる

*つわり症状(食欲不振・嘔吐など)

*巣作りをはじめる

*神経質または攻撃的になる

*子育て行動(おもちゃやぬいぐるみなどに)

などが見られます。

 

偽妊娠の期間は個体差もありますが
2週間程度で治まることが多いです。

 

ただし、長いと2ヶ月近く続くこと
もあります。

 

これらは、症状の程度に
よっても変わります。
(乳汁が出ている場合は長期)

犬の避妊手術の必要性とは?手術による弊害や体の変化など!

 

<偽妊娠の対処法・注意点>

 

偽妊娠中は、神経質になっている
子が多いので、なるべく自然に
過ごさせましょう。

 

心配のあまり、飼い主さんが
必要以上に構うと逆にストレスを
与えてしまいます。
ですから、普段通りに接する
のがベストです。

 

また、自然に治るものですので
基本的には治療などは行いません。

 

ただし、乳腺の腫れがひどい
場合などは熱を持って痛みが
出ていることもありますので、
冷たいタオルやアイスノンなど
で冷やしてあげるといいです。

 

また、乳汁の分泌がある場合など
も腹部を清潔に保ってあげる
ように気をつけましょう。
量にもよりますが、ガーゼなど
を当て、服(術後服)などを着せて
あげるといいですね。

 

その他、食欲不振や嘔吐などが
長く続く場合には一度病院に
連れていき、症状に応じた対処療法
が必要になることもあります。

 

また、偽妊娠を繰り返す子は、
子宮蓄膿症にもなりやすいです。
(乳がんの発症リスクも高いです。)

犬の子宮蓄膿症!開放型と閉鎖型の症状や危険性の違いとは?

 

子宮蓄膿症はまさに偽妊娠と
同じ黄体期に発症することが
ほとんどです。

 

偽妊娠で元気がないのが長く続く
と思っていたらそ子宮蓄膿症に
なっていたなんてこともあります。

 

犬の子宮蓄膿症は未避妊のメス犬
で多く発症する病気ですが、命
に関わる重病の一つです。

 

ですから、発情後は偽妊娠と共に
子宮蓄膿症にも注意が必要です。

 

また、『偽妊娠』自体が犬に
とっては精神的にも肉体的にも
大きなストレスとなります。

 

ですから、できれば早めに
避妊手術(子宮卵巣摘出)を受ける
ことが推奨されます。

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