癌、腫瘍

犬の乳がんが再発!治療や再手術の選択と予後について!

犬の悪性の乳腺腫瘍(乳癌)
の場合、最初の手術や治療を
行ったときの状態(腫瘍の大きさ
など)や悪性度にもよりますが、
約50%で再発や転移が見られます。

 

犬の乳がんの手術は多くの
場合、腫瘍も含め広範囲の
切除+他の乳腺(転移しやすい)
も切除するのが一般的です。
(切除範囲は状態にもよります。)

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また、未避妊であれば同時に
子宮、卵巣の摘出手術も行います。

 

そのため、乳がんの手術は
かなり大がかりなものとなる
ことも多く、時間もかかるため、
ワンちゃんの負担も大きな手術
と言えます。

 

そんな手術を乗り越え、元気
になったと思っても再発して
しまったら・・

 

また手術しなきゃいけないの?
今後の治療はどうなるの?
転移が進んだら・・
末期になったら・・

などなど辛く悲しく不安になって
しまうと思います。

 

今回は、犬の乳癌が再発した場合、
その後の治療や予後について
まとめてみましたので参考にしてください。

 

<乳癌の再発>

 

通常、犬の乳腺腫瘍は切除した
ものを病理検査に出さないと
良性、悪性の診断はできません。

 

しかし、腫瘍の大きさや数、
他の乳腺への拡がり具合など
から、ある程度の予測ができます。

 

また、切除して悪性だった場合、
再発や転移の予防のために広範囲
の乳腺の切除を改めて行うという
ことはできない(しない)ため、
最初の手術の時点である程度
広範囲の切除を行うのが一般的です。
(片側乳腺全摘両側乳腺全摘など)

 

ただし、犬の年齢や全身状態、
腫瘍の大きさ、また飼い主さんの要望
などによっては、出来ている腫瘍部位
だけ、そこから転移しやすい乳腺
だけ・・という手術になる場合も
あります。

 

しかし、手術時には乳癌のしこり
は確認できなくても実はすでに
癌の種は飛んでいることもあるのです。

 

それらも踏まえて広範囲の
切除が推奨されるのですが。

 

ですから、乳腺が残っている
状態ではまた再発してしまう
可能性も高くなるのです。

 

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<再発後の治療>

 

乳癌の治療の第一選択は外科手術
による切除です。

 

ですから、再発であっても他に
転移がなければ、また全身麻酔が
かけられる状態であれば手術が基本です。

犬の全身麻酔のリスク!体の負担や副作用,後遺症や死亡率など!

 

また、乳腺の残り具合にも
よりますが、特に再発の場合は、
残り全部の摘出が望ましいです。

 

もちろん、ワンちゃんの年齢や
全身状態にもよります。
おおよその寿命と癌の進行、余命
を考えて判断する必要もあります。

 

そして2回目の手術となると
躊躇してしまう飼い主さんも
多いです。

 

ですから、そこは獣医師と良く
相談する必要もありますし、
手術ではなく、放射線療法や他の
治療を選択する場合もあります。

犬の癌の放射線治療!方法や費用、効果や副作用について!

 

<乳癌再発の経過と予後>

 

【手術を行った場合】

再発を早期に発見でき、他の臓器
への転移もなく、手術を行うこと
ができた場合は、個体差はありますが、
予後は比較的良好なことが多いです。

 

悪性度にもよりますが、手術後
抗がん剤免疫療法などを
一定期間行い、その後は、定期的
な検査で再発や転移のチェックを
行うことになります。

 

また、乳腺全部取りきれてしまえば
手術のみで様子見になることもあります。

 

再発時の腫瘍の大きさや状態と
切除した腫瘍の悪性度によって
その後の治療法を検討していく
ようになります。

犬の癌にアガリクスの効果は?効能や抗がん作用などまとめ!

 

【手術を行わなかった場合】

犬の乳癌では、すでに出来ている
腫瘍を抗がん剤や他の治療で小さく
することは難しいです。

 

また、転移を防いだり、進行を
遅らせたりという効果もあまり
期待できません。

 

ですから腫瘍は少しずつ大きく
なっていき、やがて自壊(じかい)します。

 

この自壊の痛みや感染の予防の
ために、もし転移が見つかった場合
でも腫瘍の摘出が勧められることが
多いのです。

犬の癌が自壊(破裂)!痛みや出血,膿など症状や対処法まとめ!

 

そして乳がんが他の臓器に
転移する場合、多くが
肺への転移です。

 

肺癌になると咳や呼吸困難
などの症状が見られます。
とても苦しいものです。

犬の癌が肺に転移!症状や治療法と余命などについて!

 

乳がんの進行や転移には
個体差もあり、状況はそれぞれです。

 

ただし、再発した場合は、
進行も早いことが多いです。
ですから治療を行うのであれば
なるべく早期にが重要になります。

 

迷いがあるのは当然ですが、
まだ比較的若く、平均的な寿命
までに2年以上ある場合は手術
できる体の状態であれば手術を
した方が良いと思います。
(他臓器への転移の状態にもよる)

犬の癌など病気にペット用ブロリコの効果や抗がん作用とは?

乳がんの自壊は、ワンちゃんに
とっても相当の痛みやストレスを
伴うことであり、また飼い主さん
もケアが大変です。

 

もちろん、手術もワンちゃんの
体に負担をかけますが、それは
一時的なもので回復すれば元気に
過ごすこともできます。

 

残された余生をどのように
過ごさせてあげるかは飼い主さん
次第ですが、なるべくストレス
なく楽に過ごさせてあげられると
いいですね。

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