癌、腫瘍

犬の癌(がん)の検査方法や費用!レントゲンや血液検査で分かる?

犬の癌は、発生する部位にも
よりますが、なかなか早期発見
は難しいものです。

 

そのため、ある程度の年齢
(5~6歳)を過ぎたら、定期的な
健康診断が勧められるのですが。

 

それでも極初期での発見は
難しいのが現状です。

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それはなぜか?

犬や動物の場合、人のような
PET検査はありませんし、また
CTやMRIなどの精密な検査も
全身麻酔が必要となるため、
健康診断などでは行われません。

 

また、腫瘍マーカーや遺伝子検査
などもいくつかの項目では実施
できますが、癌に関してはほぼ
カバーできておらず、今後の
開発が期待されています。

 

では、犬の癌はどのような検査を
行い、診断するのでしょうか・・?

 

こちらでは犬の癌の検査方法や
費用などについてまとめてみました
ので参考にしてください。

 

<犬の癌は分かる?>

 

*皮膚(体表)のがん

犬の癌にもさまざまなタイプが
ありますが、体表に発生する
腫瘍であれば、飼い主さんでも
気付くことができますよね。

 

場所にもよりますが、普段から
ブラッシングやスキンシップを
行っていれば異変に気付くこと
は難しくありません。

 

トリミングなどで分かる場合も
あります。

 

また、顔面や頭部などは分かりやすいです。

 

ただ、注意が必要なのは、
なんらかの皮膚炎やイボと勝手
に思ってしまい、放置してしまう
ことです。

 

*口腔内、鼻腔内

犬の腫瘍では、メラノーマ
扁平上皮癌など口の中や鼻に
できる悪性の癌が多いです。

 

犬は比較的、口を開けて舌を
出していることも多いので
普段から口の中の状態を良く
見ておけば異変に気付くことは
できます。

 

ただし、上顎などは分かりづらく、
またある程度の大きさにならない
と分からない場合も多いです。

 

また鼻も鼻鏡や表側にできれば
分かりやすいですが中から発生
したものは大きくなったり出血
などの症状が出ない限り分からない
ことがほとんどです。

 

*内臓(腹腔・胸腔内)

お腹や胸の中の臓器に発生した
場合には、外から見て分かりません
ので、進行して腫瘍が大きくなって
何らかの症状が出てから気付くか、
また健診などで見つかることがほとんどです。

 

*血液のがん

白血病リンパ腫など血液の
がんも、見た目には分からない
ため、症状が出てから(食欲不振、
貧血、黄疸など)受診し、検査を
受けて分かることがほとんどです。
(リンパ腫では皮膚などにしこり
ができることも)

 

<癌の検査とは?>

 

体表などにしこりやイボを発見
したとき・・

また、何らかの症状があるとき、
検査で異常が出た場合など・・

 

腫瘍(癌)が疑われるとき、
一般的に動物病院では血液検査
レントゲン超音波検査など
で腫瘍の状態や全身状態の検査
を行います。

 

しかし、それらは癌の可能性の
有無、またその後の治療法など
を決めるための検査であって
『癌』を診断するための検査
ではありません。

 

体表などの腫瘍の場合には、
針を刺して細胞を少し取って
それを顕微鏡で見るということが
でき、それである程度の予測は
できますが確定診断は腫瘍を
切除してそれを病理検査(外注)
に出してからです。

 

また、内臓などの腫瘍の場合、
ある程度の大きさになれば
レントゲンやエコーで腫瘍の
確認はできますが、これも
手術によって切除後、病理検査
に出してからです。

 

ただ、良性の腫瘍はあまり大きく
はなりませんので、腫瘍のサイズ
や場所によって、また腫瘍の特徴
などから悪性の可能性が高い、
との予測はできます。

 

*レントゲンやエコー検査

レントゲンやエコーなどでは、
腫瘍の位置や大きさの確認、
また他に転移がないか?などを
見ることができます。

 

ただし、初期の小さな腫瘍(病変)
は、これらの検査では見つけられません。

 

*血液検査

血液検査では、貧血がないか、
白血球数、血小板などや
内臓(肝臓や腎臓)の機能の状態、
また血糖値、など全般を調べる
ことができます。

 

血液の癌の場合には、血液塗抹検査
で赤血球・白血球・血小板の形や
大きさの異常などを調べることで
おおよその診断ができます。
(血液塗抹検査は病院で行えます)

 

他の腫瘍では、白血球の増加
などが見られたり、何らかの
異常値が出ることもありますが、
それが『癌』のせいだとは
ならず、一般的に行われる血液
検査で癌は分かりません。

 

*腫瘍マーカー

人では、癌の血液検査として
『腫瘍マーカー』があります。
がんの種類によっても異なります
が、癌の疑いや進行具合などが
分かるものです。

10種類以上の腫瘍マーカーの
検査ができます。

 

しかし、犬の場合は、現在
この腫瘍マーカーは『膀胱がん』
に対するものしかありません。
(膀胱腫瘍抗原 V-BTA)

 

*遺伝子検査

遺伝子検査は、遺伝子を構成する
DNAのアルファベット塩基の
順序を調べる検査で通常、血液
で調べます。

 

しかしこれも動物医療では、
人のように多くの遺伝子マーカー
がなく、白血病やリンパ腫など
で行われることがある程度です。

 

また肥満細胞腫でもc-KIT遺伝子
を調べることもありますが、
これはその後の治療を決めるため
のものであって、癌の診断のため
に行われることはほとんどありません。

犬の癌をサポートするドライフードの成分や品質は?予防効果も?

 

ですから、基本的に犬や猫の場合、
癌の診断はその腫瘍を切除して
から初めて確定診断が下ります。

 

手術前の段階では、○○の疑い
が濃厚・・という説明になる
ことが多いです。

 

<検査の費用>

 

癌の診断やその他検査などに
かかる費用は病院や地域によって
も異なりますが、平均的には以下
の料金になります。

 

癌の確定診断の病理検査
(10,000~15,000円)

細胞診(針で腫瘍細胞を吸引)
(3,000~5,000円)

レントゲン検査(犬の大きさによる)
(4,000~8,000円)

血液一般・生化学検査(項目による)
(5,000~10,000円)

超音波(エコー)検査
(3,000~6,000円)

腫瘍マーカー
(10,000~15,000円)

遺伝子検査(1項目)
(10,000~12,000円)

 

その他、手術を行うにあたって
他の検査も必要になることが
あります。

 

ですから、術前検査だけで
20,000~40,000円程度は
必要になります。

 

そして手術費用は腫瘍の部位や
大きさ、また犬の大きさにも
よりますが、麻酔や入院など
含め、50,000~200,000円程度
はかかると思われます。

 

病院によっても異なりますが、
基本的には手術が可能な状態で
あれば、転移はないか、麻酔に
耐えられるか、の検査を行い、
早めに手術を行うことが多いです。

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