癌、腫瘍

犬の扁平上皮癌の治療!鼻や口腔内の手術の選択や予後など!

犬では2番目に多いとされる
癌(悪性腫瘍)で、主に口腔内
(歯肉)や鼻腔に発生することが
多いのが扁平上皮癌です。

 

皮膚や皮下に発生することの多い
腫瘍とは異なり、口や鼻の中の
場合、日常的に見たり触ったりする
部位ではないため、初期での発見
が難しく、発見時にはすでに大きく
なっていることも多い癌です。

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通常、犬の癌治療は、手術による
切除(広範囲に)が基本(第一選択)
になることがほとんどです。
(手術が可能な状態であれば)

 

しかし、口腔内や鼻腔などの
腫瘍の場合、大きさにもよりますが
腫瘍を完全に取り切るためには、
歯や歯肉を含め、骨ごと顎の一部
を切除しなければならないことも
あります。

 

そのような状況もあり、飼い主さん
にとって手術後の治療や予後、また
その後の生活(飲食について)などの
不安、心配が多いのが扁平上皮癌です。

 

そこでこちらでは口腔内や鼻腔
(顔面)に発生した扁平上皮癌の
治療、手術、などについて
まとめてみました。

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<扁平上皮癌の特徴>

 

口腔内に発生する腫瘍は他に
メラノーマ(悪性黒色腫)や繊維肉腫
などがあります。

 

メラノーマは転移性が高く、繊維肉腫
は浸潤性(がん細胞が周辺に広がる)
が強いです。

 

それらに比べると扁平上皮癌は、
転移性も低く(喉の奥に発生した場合
は転移性は高い)、浸潤性もそれほど
高くない腫瘍です。

 

そのため、適切な治療が行えれば
予後も良好で生存率も高いとされます。

 

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<手術の選択>

 

口腔内や鼻腔の扁平上皮癌に
ついても基本的には手術による
切除が第一選択になります。

 

広範囲の切除で取り切ってしまえ
れば予後が良いためです。

 

その部位、大きさにもよりますが
口腔内の腫瘍の場合には広範囲
の切除となると口唇や歯(歯茎)、
顎にまで切除範囲が及ぶことが
ほとんどです。

 

しかし、それでも手術が可能という
診断が出ればやはり獣医師は手術
を勧めます。

 

もちろん、手術後には口周りの
変形や、口が上手に閉じられなく
なったり、舌が出っぱなしに
なったりなどの弊害もあります。

 

ただ、不具合がありながらもその
後に飲食ができる状態に残せると
判断できない場合には手術を
勧めることはないです。

 

その場合には、他の治療(放射線
や抗がん剤)が選択されます。
何らかの原因で全身麻酔がかけられ
ず手術が行えない場合なども同様です。

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また、状態にもよりますが、
手術で全部取りきることはできない
場合、取れる分だけとって、その後
に他の治療で残りの腫瘍を叩くと
いう場合もあります。

 

鼻腔顔面などの場合も同様です。

 

その後の生活に著しい支障が出ない
範囲で切除できる場合にはやはり
手術が勧められます。

 

そして、取りきれない場合には
手術後に他の治療を行うように
なります。

 

口や顔面などの手術の場合、
見た目は痛々しいイメージがあると
思いますが、全身状態が悪くなけ
れば、手術の翌日から食事を摂ること
もできますし、疼痛管理もしっかり
されます。

 

ですから、その後のことを考えて
も手術ができるのであれば手術を
受けるのがベストです。

 

しっかりと獣医師に説明を聞いて
くださいね。

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<予後について>

 

手術で広範囲の切除ができて、
他に転移などもなければ、
その後の治療はなく経過観察に
なることがほとんどです。

 

ただし、場所が場所だけに
完全切除は難しい場合も多いです。
また、肉眼では分からなくても
浸潤している可能性もあります。

 

また扁平上皮癌は局所再発
多いです。

 

ですから、腫瘍残存の可能性が
ある場合には、根治に向けて積極的
に放射線治療や抗がん剤治療を
行うことが多いです。

 

犬の扁平上皮癌は、放射線の
感受性(効果)、化学療法(抗がん剤)
の反応いずれも比較的良好
される腫瘍です。

 

ですから、手術後の補助療法と
しても勧められることが多いです。

 

また、扁平上皮癌では光線学的療法
(レーザーの一種)の反応も良いと
され、初期の扁平上皮癌や鼻腔
表面の病巣などに放射線の代替療法
として行われることもあります。

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扁平上皮癌は、転移率も低く、
積極的な治療でしっかりと原発の
腫瘍をやっつけることができれば
予後は良好と言えます。

 

口腔内や鼻腔などの腫瘍は大きく
なればそれだけで摂食障害に
つながり、QOLは著しく低下します。

 

早期に適切な治療を受けること
が大事です。

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