犬の病気

犬の認知症に漢方薬は有効?その役割と作用、効果について!

犬の認知症でも、人と同じく
進行抑制や予防のために脳の
活性化に有効とされる栄養素
の摂取が推奨されます。

 

そしてそれらを効率よく摂取
するためにサプリメントを
活用される方も多いですよね。

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認知症の治療薬というものは
現在のところ、動物用としても
有効なものはなく、サプリなど
の摂取と生活改善、行動療法
による治療が行われています。

 

初期であればそれらでも良い効果
が期待でき、症状の改善が見られる
ケースも多いです。

犬の認知症に効果的なサプリは?症状改善や進行の抑制など!

 

また、人の認知症に漢方薬
効果的ともされていますので
当然犬にも効果あるはずですし、
実際、認知症に漢方薬を推奨
する動物病院もあります。

 

そこでこちらでは犬の認知症に
おける漢方薬の作用や期待される
効果についてまとめてみました
ので参考にしてくださいね。

 

<認知症における漢方の役割>

 

漢方薬というと東洋医学の代表で、
自身の免疫力を高め、自然治癒力
を導くことを目的とする医療です。

 

免疫力を高めるという栄養素は
多く存在しますし、それらの
サプリメントも数多く発売されています。

 

ですからイメージ的にはサプリ
メントのようにも思ってしまい
がちですが、漢方薬は『医薬品』
であり、効果が認められている
ものという解釈になるためサプリ
とは全くの別物です。

 

そして漢方薬は症状に合わせて
いくつかの自然由来の生薬を
調剤して処方されます。

 

認知症においては、その症状にも
よりますが、徘徊や夜鳴き、興奮
などを抑制するために鎮静剤や
抗うつ薬抗不安薬などが使われる
ことがあります。

 

これはいわゆる西洋医学の薬剤
投与になります。

 

しかし、それらの薬の作用によって
身体の活動すべてを鈍らせて
しまうといったことも多く、それが
逆に認知症を進行させてしまう
可能性もあります。

 

それに対し、東洋医学の漢方薬では
日常生活の活動や動作を低下させる
ことなく、問題のある困った症状
だけを抑えていく。
という特徴(作用)があります。

 

そのため、なるべく鎮静剤などを
使いたくない場合、犬の体にも
負担をかけないで症状軽減できる
のであれば飼い主さんも安心ですよね。

 

また、認知症は発症年齢にも
よりますが、長く患う病気です。
そしてその間に他のさまざまな
病気や体の不調などの合併症が
起こります。

・便秘や排尿障害

・食欲不振

・疲労感

・嚥下障害

などなどさまざまな症状が起こりえます。

 

そして漢方薬はこれらの合併症
にも効果があるとされています。

 

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<犬の認知症に効果的な漢方薬>

 

漢方薬にも多くの種類があり、
その作用や効能もさまざまです。

 

どの漢方薬を使うかは体質や
症状によって変わりますし、
効果は個体差もあるため、服用
してみて経過を見ながら変更して
いく場合もあります。

 

認知症において、一般的に
使われる漢方薬も数種類あります。
主なものとしては以下になります。

 

『抑肝散(よくかんさん)』

神経の興奮状態を鎮めてイライラ
や怒りっぽさなどを改善、穏やか
な生活をおくる手助けになります。

もともとは子供の夜鳴きなどに
使われた薬ですが現在は大人の
神経症状にも使われています。

 

『抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)』

抑肝散と同じような作用ですが、
さらに体力低下や胃腸虚弱が
ある場合に使われます。

 

『黄連解毒湯(おうれんげどくとう)』

イライラを抑え、不眠などにも
効果があり精神疾患にも使われます。

ストレスに関わる動悸胃腸障害
にも有用とされます。

 

『当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)』

血液の流れを良くして栄養を全身
に巡らせ、体を温める効果があります。

人では婦人科(月経不順、更年期
障害など)やそれに伴う体の不調
に良く使われます。

 

『八味地黄丸(はちみじおうがん)』

足腰の衰えや泌尿生殖器など
下半身の機能低下に効果があります。

体を温め、体全体の機能低下を
もとに戻していきます。

 

『加味帰脾湯(かみひきとう)』

胃腸の吸収と代謝を整えながら、
栄養を増やし、心を安定させる
ことで不眠症を改善します。

睡眠の質を上げることで全身症状
も改善、また気持ちを落ち着か
せて精神を安定させる効果があります。

 

『釣藤散(ちょうとうさん)』

ストレスや加齢による高血圧の
症状を改善させる効果があります。

自律神経のバランスを整え、
脳血管のけいれんを緩和、
頭痛やめまいを改善します。

 

『柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)』

心を落ち着かせ、脳の興奮から
くる不眠を改善します。

またストレスを取り除き、
自律神経を安定させる効果があります。

犬の認知症の初期症状は?前兆を見逃さないための簡単チェック!

 

これらの漢方薬や生薬の特徴を
生かし、症状に合わせ、複数を
組み合わせて調合されています。
(多いものでは20種類以上)

 

そして認知症の諸症状の緩和に
有効とされているものです。

 

ただし、個体差もあり、また同じ
ような症状でもその子の体質に
よって効果的な漢方薬も変わります。

 

ですから、まずは体質と症状に
合った漢方薬を処方してもらい、
続けてみることが大事ですね。

 

また西洋医学のお薬に比べると
少ないですが漢方でも副作用や
アレルギーの可能性はあります。

<漢方薬の副作用>

 

漢方薬の副作用は含まれる生薬
によってさまざまですが、
認知症に使われる生薬では主に
以下のものが挙げられます。

*胃もたれ

*食欲不振

*吐き気

*動悸

*発汗

*発疹

*痒み

*血圧上昇

 

これらの起こりえる副作用を
回避するためにも愛犬の体質
や症状を良く理解しておく
ことが大事になってきます。

 

獣医師もさまざまですから、
漢方を得意とする先生もいれば
あまり使いたがらない先生もいます。

 

漢方薬を試してみたい場合や
愛犬の状態に不安がある場合には
まずはしっかりと相談してみましょう。

 

不安な場合には遠慮せずに
セカンドオピニオンを受けて
くださいね。

 

それが愛犬のためにも飼い主さん
のためにもなるはずですから。

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